6月にイギリス・イーストボーンで開催される男子テニスツアー大会「ネイチャーバレー国際(ATP250)」で獲得できる賞金やポイント、歴代優勝者などの大会概要をまとめていきます。
【大会のグレード】
マスターズ(ATP1000)
ATP500
ATP250
賞金とポイント
シングルス
結果 | ポイント | 賞金 |
優勝 | 250 | €117,925(約1530万円) |
準優勝 | 150 | €63,765(約828万円) |
ベスト4 | 90 | €35,215(約457万円) |
ベスト8 | 45 | €20,010(約260万円) |
2回戦 | 20 | €11,505(約149万円) |
1回戦 | 0 | €6,890(約88万円) |
予選勝者 | 12 | |
予選2回戦 | 6 | €3,335(約42万円) |
予選1回戦 | 0 | €1,670(約20万円) |
シングルスの優勝賞金は約1530万円でATP250大会の中ではかなり高めの賞金設定となっています。
(2018年時点でのATP250の優勝賞金は平均するとだいたい1170万円)
優勝賞金額の推移
2018年|€117,925(約1530万円)
優勝賞金額は前年度比で約4%アップで他のATP250の大会と似たような感じで上昇しています。
ダブルス
結果 | ポイント | 賞金 |
優勝 | 250 | €38,690(約500万円) |
準優勝 | 150 | €19,830(約257万円) |
ベスト4 | 90 | €10,740(約139万円) |
ベスト8 | 45 | €6,150(約79万円) |
1回戦 | 0 | €3,600(約46万円) |
大会概要
大会名 | ネイチャーバレー国際(旧エイゴン国際) |
グレード |
ATP250 |
開催場所 | イギリス(イングランド)・イーストボーン |
開催時期 | 6月・第4週 |
サーフェス | グラス |
参加数 | シングルス(28)・ダブルス(16) |
賞金総額 |
€745,880(約9690万円) |
URL | |
主なスポンサー |
|
ネイチャーバレー国際の前身となる大会は元々女子の大会で、男子は2009年から始まったエイゴン国際から開催されています(2015年と16年は開催していません)。大会名がネイチャーバレー国際になったのは2018年大会からです。
またエイゴン国際の前には男子の大会はノッティンガムでの開催となっており、こちらは1995年からの開催です。そしてエイゴン国際開催のため一度チャレンジャーツアーに降格し、2015年と16年には再開催、2017年以降は再びチャレンジャーの大会になっています。
この大会にはBNPパリバやATP500のフィーバツリー選手権のスポンサーをしているフィーバーツリーもスポンサーになっています。
開催地のイーストボーンはイギリス(イングランド)南部に位置し人口は約10万人。
歴代優勝者と上位成績者
一部の選手名には各選手の詳細情報がまとめてあるページへのリンクが貼ってあります。
ノッティンガムとイーストボーンを合わせて表を作っています。
(2005年〜2008年、2015年〜2016年はノッティンガム、2009年〜2014年、2017年〜はイーストボーン開催)
年 | 優勝 | 準優勝 | ベスト4 |
2005 | R・ガスケ |
M・ミリヌイ | T・デント O・ロックス |
2006 | R・ガスケ | J・ビョルクマン | R・ソダーリング A・セッピ |
2007 | I・カルロビッチ | A・クレメント | D・ツルスノフ J・ビョルクマン |
2008 | I・カルロビッチ | F・ベルダスコ |
G・モンフィス M・チリッチ |
2009 | D・ツルスノフ | F・ダンシェビッチ | G・ガルシアロペス F・サントロ |
2010 | M・ロドラ | G・ガルシアロペス | A・ドルゴポロフ D・イストミン |
2011 | A・セッピ | J・ティプサレビッチ | I・クニツィン 錦織圭 |
2012 | A・ロディック | A・セッピ | S・ダルシス R・ハリソン |
2013 | F・ロペス | G・シモン | I・ドディグ A・セッピ |
2014 | F・ロペス | R・ガスケ | S・クエリー D・イストミン |
2015 | D・イストミン | S・クエリー | M・バグダティス A・ドルゴポロフ |
2016 | S・ジョンソン | P・クエバス | A・セッピ G・ミュラー |
2017 | N・ジョコビッチ | G・モンフィス | D・メドベデフ R・ガスケ |
2018 | M・ズベレフ | L・ラッコ | M・ククシュキン M・チェッキナート |
現役選手で最も優勝が多いのはフランスの元世界7位のガスケ選手と、スペインのロペス選手、クロアチアのカルロビッチ選手がそれぞれ2回。不思議なことにどの選手も2連覇を達成しています。
イタリアのセッピ選手は優勝は1回ですが、準優勝が1回、ベスト4が3回ありこの大会では非常に成績が良いですね。
日本人選手では2011年に錦織選手がベスト4進出を果たしています。
やはり全体的にビッグサーバーやスライス、ボレー技術の高い選手の活躍が目立っており、それほどランキングが高くない選手でも上位進出を果たしているのが分かります。
ではネイチャーバレー国際で獲得できる賞金やポイント、歴代優勝者については以上です。ここまで読んでくださってありがとうございました。
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