この記事ではこれまでにウィンブルドンに出場した主な日本人選手の最高成績を一覧にしてまとめていきます。
オープン化以前とオープン化以降では大きく状況が異なるため、オープン化以降(1968年以降)の日本人選手についての情報をまとめていきます。
(2021.5更新)
男子シングルスの最高成績
順位 | 選手 | 最高成績 | 達成年 |
1 | 錦織圭 | ベスト8(2回) | 2018.19 |
2 | 松岡修造 | ベスト8 | 1995 |
3 | 坂井利郎 | 3回戦 | 1973 |
4 | 添田豪 | 2回戦(2回) | 2012,13 |
5 | 杉田祐一 | 2回戦 | 2017 |
5 | 鈴木貴男 | 2回戦 | 2003 |
6 | ダニエル太郎 | 1回戦(3回) | 2016,17,18 |
6 | 西岡良仁 | 1回戦(3回) | 2016.18.19 |
8 | 伊藤竜馬 | 1回戦(2回) | 2012,14 |
8 | 内山靖崇 | 1回戦(2回) | 2018.19 |
10 | 守屋宏紀 | 1回戦 | 2015 |
オープン化以降にウィンブルドンで最も良い成績を残した日本人選手は錦織圭選手で2度のベスト8。
次いで1度ベスト8進出を果たした松岡選手が2番目となっています。
テニス選手としての成績だけ見れば錦織選手の方がかなり上ですが、ウィンブルドンに関しては強力なサーブを持つ松岡選手と相性が非常に良く、逆に錦織選手はグラスは現状では苦手としているサーフェスなのでこのような結果になっていると思います。
テレビではお笑い芸人ばりにかなり面白いキャラの松岡修三さんですが、こうして歴代日本人選手の結果を一覧化してみるとかなり凄い選手だった事が分かりますね。
3位は1973年に3回戦進出を果たしている坂井利郎選手。オープン化以降すぐの1970年代に男子テニスで活躍しキャリアハイでは75位も記録しています。
4位は2012年と13年に2度の2回戦進出を果たしている添田豪選手。錦織選手が活躍する前から日本の男子テニス界を引っ張ってきたベテラン選手。
5位は2017年に2回戦に進出している杉田祐一選手と2003年に2回戦に進出している鈴木貴男選手。
それ以降の選手を見ても全て現役選手となっており、今の日本の男子テニスのレベルが非常に高い事が分かります。
男子ダブルスの最高成績
順位 | 選手 | 最高成績 | 達成年 |
1 | マクラクラン勉 | ベスト8 | 2018 |
2 | トーマス嶋田 | 2回戦(2回) | 2000,01 |
3 | 錦織圭 | 2回戦 | 2011 |
4 | 岩渕聡 | 1回戦 | 2000 |
ウィンブルドン男子ダブルスでオープン化以降最も良い成績を残したのはマクラクラン勉選手で、2018年にドイツのストルフ選手とのペアでベスト8進出を果たしています。
2017年にニュージーランドから日本へ国籍を移し、そこからダブルスで飛躍的な活躍を見せています。
2位は2000年と01年に2回戦進出があるトーマス嶋田選手。アメリカ生まれでジュニア時代は非常に活躍をした選手でプロ入り後も期待の若手でしたが、右肩の怪我によりシングルスは断念しダブルス専門の選手として活躍。
3位は2011年に2回戦進出を果たした錦織圭選手。現在はシングルスへ専念するためグランドスラムでダブルスに出場することはありませんが、錦織選手のダブルスも見ていて面白いです。
女子シングルスの最高成績
順位 | 選手 | 最高成績 | 達成年 |
1 | 伊達公子 | ベスト4 | 1996 |
2 | 杉山愛 | ベスト8 | 2004 |
3 | 沢松奈生子 | 4回戦(2回) | 1992,94 |
4 | 土居美咲 | 4回戦 | 2016 |
浅越しのぶ | 4回戦 | 2003 | |
佐藤直子 | 4回戦 | 1976 | |
7 | 沢松和子 | 3回戦(4回) | 1970,71, 74,75 |
8 | 大坂なおみ | 3回戦(2回) | 2017,18 |
遠藤愛 | 3回戦(2回) | 1992,94 | |
10 | 雉子牟田直子 | 3回戦 | 1997 |
平木理化 | 3回戦 | 1992 | |
雉子牟田明子 | 3回戦 | 1988 | |
井上悦子 | 3回戦 | 1988 | |
神尾米 | 3回戦 | 1995 | |
岡本久美子 | 3回戦 | 1987 | |
16 | 奈良くるみ | 2回戦(3回) | 2010,14,15,16 |
17 | 森田あゆみ | 2回戦(2回) | 2010,12 |
森上亜希子 | 2回戦(2回) | 2005,07 | |
中村藍子 | 2回戦(2回) | 2005,07 | |
小畑沙織 | 2回戦(2回) | 2002,04 | |
宮城ナナ | 2回戦(2回) | 1994,98 | |
22 | 佐伯美穂 | 2回戦 | 1999 |
吉田友佳 | 2回戦 | 1997 | |
中塚京子 | 2回戦 | 1995 | |
木戸脇真也 | 2回戦 | 1991 | |
26 | 日比野菜緒 | 1回戦(2回) | 2016,17 |
藤原里華 | 1回戦(2回) | 2005,08 | |
28 | 尾崎里沙 | 1回戦 | 2017 |
日本人女子シングルスでの最高成績は伊達公子選手が達成した1996年のベスト4。
2位は杉山愛選手の2004年ベスト8進出。
3位が92年と94年と2回の4回戦進出を果たしている沢松奈生子選手。
ここまでの上位3選手は1900年代〜2000年代初めに活躍した選手で、現在に至るまで10数年間この記録を超える事ができていません。
ただ現在はグランドスラムタイトルを持っている大坂なおみ選手の存在があります。
このウィンブルドンの成績ランキングでは17年と18年に2度の3回戦進出があり8位ですが、今後この日本人女子の最高成績ランキングトップへいく可能性は十分あります。
女子ダブルスの最高成績
順位 | 選手 | 最高成績 | 達成年 |
1 | 杉山愛 | 優勝 | 2003 |
沢松和子 | 優勝 | 1975 | |
3 | 二宮真琴 | ベスト4 | 2017 |
青山修子 | ベスト4 | 2013 | |
5 | 沢松順子 | ベスト8 | 1970 |
6 | 宮城ナナ | 3回戦(4回) | 1994,97,98,03 |
8 | 浅越しのぶ | 3回戦(2回) | 2003,05 |
雉子牟田直子 | 3回戦(2回) | 1997,98 | |
10 | 森田あゆみ | 3回戦 | 2011 |
伊達公子 | 3回戦 | 2008 | |
藤原里華 | 3回戦 | 2002 | |
14 | 平木理化 | 2回戦(4回) | 1996.99.00.01 |
15 | 中村藍子 | 2回戦(3回) | 2005,07,08 |
16 | 森上亜希子 | 2回戦(2回) | 2005,07 |
佐伯美穂 | 2回戦(2回) | 1997,98 | |
18 | 土居美咲 | 2回戦 | 2016 |
加藤美唯 | 2回戦 | 2016 | |
20 | 穂積絵莉 | 2回戦 | 2016 |
奈良くるみ | 2回戦 | 2015 | |
吉田友佳 | 2回戦 | 1997 | |
沢松奈生子 | 2回戦 | 1992 | |
雉子牟田明子 | 2回戦 | 1992 | |
木戸脇真也 | 2回戦 | 1991 | |
佐藤直子 | 2回戦 | 1982 | |
28 | 中塚京子 | 1回戦(3回) | 1993,95,96 |
29 | 井上悦子 | 1回戦(2回) | 1984,87 |
岡本久美子 | 1回戦(2回) | 1987,88 | |
神尾米 | 1回戦(2回) | 1994,95 | |
日比野菜緒 | 1回戦(2回) | 2016.19 | |
33 | 大坂なおみ | 1回戦 | 2017 |
大前綾希子 | 1回戦 | 2017 | |
波形純理 | 1回戦 | 2008 |
女子ダブルスで最も成績が良いのは杉山愛選手と沢松和子選手。
杉山選手は2003年、沢松選手は1975年にそれぞれ優勝を果たしています。
そして3位タイとなっているのが二宮真琴選手と青山修子選手。どちらも現役の選手でペアを組むこともあります。
二宮選手についてはまだ若く、今後さらに成績を伸ばしていくのが楽しみですね。
青山選手もダブルス専門で活動し、30代にはなりましたが現在も日本の女子ダブルスでは最前線で活躍しています。ダブルスは結構長く続けられるので今後の活躍もまだまだ期待できそうですね。
ではウィンブルドンの主な日本人選手の最高成績については以上です。
ここまで読んでくださってありがとうございました!
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