テニスのツアーにおいて最もグレードが高い大会であるグランドスラムについて、獲得賞金やポイントなど、またそれぞれの大会についての情報などをまとめていこうと思います!
グランドスラムの大会
- オーストラリア・メルボルン
- 1月第2週〜第3週
- ハード
- フランス・パリ
- 5月4週〜6月1週
- クレー
- イギリス・ロンドン
- 7月1週〜2週
- グラス
- アメリカ・ニューヨーク
- 8月5週〜9月1週
- ハード
グランドスラムはテニスのツアーの最も高いグレードに位置する大会ということもあり4つしかありません。なのでグランドスラムの事を四大大会とも言います。
それぞれが非常に歴史ある大会で、長い間この4つの大会は変わらず開催されています。どれも他のATPツアーの大会とは違い、1週間ではなく2週間に渡って開催されます。
さらに男子の試合は通常のツアー大会とは異なり5セットマッチとかなり過酷。
それだけにこのグランドスラムで優勝するということはもの凄く価値のあるものですよね。
獲得賞金
よくテニス選手はかなりお金を稼いでいると聞きますが、ツアーの最高峰であるグランドスラムで活躍するとどれくらいの賞金になるのでしょうか。
現在の賞金をまとめてみます。
2020年の賞金額
(2020年はウィンブルドンが未開催、全米オープンは予選が未開催)
表の賞金額についてはだいたいの所で四捨五入しています。
(各ラウンドごとの最高額=青太字、最低額=赤太字)
全豪 | 全仏 | 全英 | 全米 | 平均 | 最高額 | 最低額 | ||
予選1回戦 | 150万円 | 130万円 | 140万円 | 150万円 | 130万円 | |||
予選2回戦 | 240万円 | 200万円 | 220万円 | 240万円 | 200万円 | |||
予選決勝 | 370万円 | 400万円 | 380万円 | 400万円 | 370万円 | |||
1回戦 | 670万円 | 960万円 | 640万円 | 760万円 | 960万円 | 640万円 | ||
2回戦 | 960万円 | 1300万円 | 1000万円 | 1090万円 | 1300万円 | 960万円 | ||
3回戦 | 1300万円 | 2000万円 | 1700万円 | 1670万円 | 2000万円 | 1300万円 | ||
4回戦 | 2200万円 | 3000万円 | 2600万円 | 2600万円 | 3000万円 | 2200万円 | ||
ベスト8 | 3900万円 | 4500万円 | 4400万円 | 4300万円 | 4500万円 | 3900万円 | ||
ベスト4 | 7800万円 | 6800万円 | 8400万円 | 7700万円 | 8400万円 | 6800万円 | ||
準優勝 | 1億5400万円 | 1億2800万円 | 1億5700円 | 1億4600万円 | 1億5700円 | 1億2800万円 | ||
優勝 | 3億900万円 | 2億5000万円 | 3億1500万円 | 2億9100万円 | 3億1500万円 | 2億5000万円 |
2020年のグランドスラムはウィンブルドンが未開催のため3大会の開催となりました。
これまでは全米オープンが最も賞金額の高い大会でしたが、2020年は新型コロナウイルスの影響で多くの大会で賞金額が減額され、全米オープンの賞金についても優勝賞金は1億円ほど前年から少なくなりました。
優勝賞金は昨年と同様に全仏オープンが最も低くなりましたが、1回戦の賞金額は全豪、全米を大きく引き離しほぼ1000万円という非常に高い賞金額になっています。
1000万円の賞金額と言えば、ATP250では優勝クラス、ATP500でも準優勝~ベスト4クラスの賞金額に匹敵します。
過去の賞金額
【2019年】
全豪 | 全仏 | 全英 | 全米 | |
予選1回戦 | 120万円 | 90万円 | 95万円 | 110万円 |
予選2回戦 | 200万円 | 150万円 | 180万円 | 192万円 |
予選決勝 | 320万円 | 300万円 | 300万円 | 340万円 |
1回戦 | 600万円 | 580万円 | 610万円 | 620万円 |
2回戦 | 850万円 | 1100万円 | 970万円 | 1000万円 |
3回戦 | 1200万円 | 1800万円 | 1500万円 | 1700万円 |
4回戦 | 2100万円 | 3000万円 | 2300万円 | 2900万円 |
ベスト8 | 3700万円 | 5200万円 | 3900万円 | 5300万円 |
ベスト4 | 7400万円 | 7400万円 | 7900万円 | 1億円 |
準優勝 | 1億6600万円 | 1億5000万円 | 1億6000万円 | 2億円 |
優勝 | 3億3000万円 | 2億9000万円 | 3億1900万円 | 4億1000万円 |
獲得ポイント
予選1回戦 | 0 |
予選2回戦 | 8 |
予選決勝 | 16 |
予選突破 | 25 |
1回戦 | 10 |
2回戦 | 45 |
3回戦 | 90 |
4回戦 | 180 |
ベスト8 | 360 |
ベスト4 | 720 |
準優勝 | 1200 |
優勝 | 2000 |
獲得ポイントはどの大会も同じです。
やはり一番上のグレードと言うだけあって貰えるポイントもかなり多めです。
ツアーで最もグレードの低いATP250の大会の優勝より、グランドスラムのベスト8へ進んだ方が高いポイントを獲得できます。
それにグランドスラムの準優勝は一つ下の格付けであるマスターズの優勝で獲得できる1000ポイントよりも高いポイントを獲得できるようになっています。
グランドスラムで勝ち進むとランキングも一気に上がりますね!
あと予選勝者と1回戦のポイント獲得について少し解説すると、ランキングにより本戦にストレートインで入った選手が1回戦で敗退すると10ポイント獲得となりますが、予選を3回勝って本戦1回戦で負けた選手は予選突破の25ポイント+本戦1回戦敗退の10ポイントとなり、合計で35ポイント獲得する事ができます。
つまり予選でのポイントと本戦でのポイントは別物として考えるという事ですね。
ではグランドスラムの獲得賞金やポイントついては以上です。ここまで読んでくださってありがとうございました。