2019年にフェデラー選手がツアー100勝を達成して話題になりましたが、歴代トップクラスのテニス選手で見るとツアーの優勝回数はどれほどのものになるのか。
キャリア通算のツアー優勝回数が多い選手を見ていきましょう。
(2020年8月更新)
歴代ツアー優勝回数トップ20
1 | ジミー・コナーズ | アメリカ | 109回 |
2 | ロジャー・フェデラー | スイス | 103回 |
3 | イワン・レンドル | アメリカ | 94回 |
4 | ラファエル・ナダル | スペイン | 85回 |
5 | ノバク・ジョコビッチ | セルビア | 79回 |
6 | ジョン・マッケンロー | アメリカ | 77回 |
7 | ビヨン・ボルグ | スウェーデン | 64回 |
7 | ピート・サンプラス | アメリカ | 64回 |
9 | ギリェルモ・ヴィラス | アルゼンチン | 62回 |
10 | アンドレ・アガシ | アメリカ | 60回 |
11 | イリー・ナスターゼ | ルーマニア | 58回 |
12 | ロッド・レーバー | オーストラリア | 51回 |
13 | ボリス・ベッカー | ドイツ | 49回 |
14 | アンディ・マレー | イギリス | 46回 |
15 | トーマス・ムスター | オーストリア | 40回 |
16 | ステファン・エドバーグ | スウェーデン | 42回 |
17 | スタン・スミス | アメリカ | 38回 |
18 | アーサー・アッシュ | アメリカ | 35回 |
19 | ケン・ローズウォール | オーストラリア | 34回 |
19 | マイケル・チャン | アメリカ | 34回 |
歴代1位はジミー・コナーズさんの109回!
歴代1位は1970年代~90年代に活躍したジミー・コナーズ選手の109回。
とんでもない数字ですね。。単純計算で20年間プロの選手として活動した場合は、毎年5回以上の優勝が必要になります。
年間で3回のツアー優勝でも相当凄い事なので、この109回の優勝というのは途方も無いです。
歴代2位は現役のロジャー・フェデラー選手で103回。
1位のコナーズ選手の記録まであと少しという所まで迫っています。
フェデラー選手は直近の5年間ではだいたい平均すると年間で4回ほどツアー優勝しているためこれまでのペースでいくと、2年あればこの記録を抜ける計算になります。
歴代3位は1980年代~90年代頃に活躍したイワン・レンドル選手の94回。
レンドル選手は優勝回数だけ見れば94回ですが、24年間プロ選手として活動をした1位のコナーズ選手に対し、レンドル選手はプロとして活動したのは16年間とかなり短いです。
つまりツアーで優勝するペースはレンドル選手の方がかなり早かったという事になります。
歴代トップ5のうち現役選手が3人ランクイン
歴代の5位まで見てみると、4位がナダル選手、5位がジョコビッチ選手となっています。
つまり歴代通算の記録にも関わらずトップ5のうち3人が現役選手になっているという事です。
フェデラー選手同様に、ナダル選手、ジョコビッチ選手についてもフェデラー選手と同じくらいのスピードで優勝回数を重ねてきてますから、コナーズ選手の109回更新を狙える可能性も十分あります。
とは言え近年は、非常に有望な若手選手も多くなってきて、以前ほどツアー優勝を独占できなくなってきているため、今後は優勝回数を重ねるペースが落ちるかもしれません。
現役選手のツアー優勝回数トップ10
ここまでは歴代通算での優勝回数が多い選手を見てきましたが、現役選手に限定しての優勝回数が多い上位10選手も見ていきましょう。
1 | ロジャー・フェデラー | スイス | 103回 |
2 | ラファエル・ナダル | スペイン | 85回 |
3 | ノバク・ジョコビッチ | セルビア | 79回 |
4 | アンディ・マレー | イギリス | 46回 |
5 | ジョー・ウィルフリード・ツォンガ | フランス | 18回 |
5 | マリン・チリッチ | クロアチア | 18回 |
7 | スタン・ワウリンカ | スイス | 16回 |
7 | ドミニク・ティエム | オーストリア | 16回 |
9 | リシャール・ガスケ | フランス | 15回 |
9 | ジョン・イズナー | アメリカ | 15回 |
上位3人はずば抜けている
歴代でも5本の指に入るフェデラー選手、ナダル選手、ジョコビッチ選手の3人はやはり記録がずば抜けています。
そしてこの3人と並んでビッグ4と言われているマレー選手がこの3人に追随する形で46回とかなりの記録を出しています。
しかしここからは優勝回数に大きな差が出来ていて、同数で5位のツォンガ選手とチリッチ選手は18回で4位のマレー選手とは20近くの差があります。
5位以降で最も注目なのはティエム選手
ただそんな中で注目なのが16回の優勝で7位につけているティエム選手。
この上位10人の中で唯一の20代で、しかもまだ20代半ばの選手です。
直近の5年間で見るとだいたい年間3回ペースで優勝しているので、優勝のペースで見るとマレー選手に匹敵するほどです。
優勝した大会の内容で見れば、まだ小さな大会が多いですがここ数年ではATP500や2019年にはマスターズタイトルも獲得し、ここ数年特に勢いのある選手です。
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