こんにちは、ケイです。
今回は男子テニスのツアー下部大会で全ての選手の登竜門とも言える、チャレンジャー大会の獲得できる賞金やポイントについてまとめていこうと思います。
チャレンジャー大会
チャレンジャー大会は世界中で年間150大会以上開催されていて、主にランキング80位〜300位周辺の選手が主戦場とする大会です。
しかしトップ選手が調整目的で出場したり、一時的にランキングを落としてしまった場合などにも出場するのでいくら下部大会といえども大会によってはかなりレベルが高くなることもあります。
特にグラスコートシーズンはウィンブルドンに向けて調整できる期間と硬式ツアーの大会数が少なく、ランキング50位以内の選手でもチャレンジャー大会に出る事が結構あります。
さらに実力が未知数のプロに転向したばかりの若手選手も多く出場していますので、チャレンジャータイトル獲得は簡単な事ではありません。
また2023年シーズンからはチャレンジャー大会のグレードが一新され、これまでチャレンジャーで最高グレードだった「チャレンジャー125」のさらに上となる「チャレンジャー175」が新設されました。
優勝すると175ポイント獲得できるので、ここまで高いポイントになってくるとランキング50位以内の選手が出場しても不思議では無いです。
また日本でもチャレンジャー大会は開催されており、2023年時点では11月に愛媛、兵庫、神奈川、三重と4週連続で開催されています。
各ラウンドの賞金(大体の目安)
1回戦 | 約5万円〜30万円 |
2回戦 | 約10万円〜50万円 |
ベスト8 | 約15万円〜90万円 |
ベスト4 | 約25万円〜150万円 |
準優勝 | 約45万円〜250万円 |
優勝 | 約80万円〜450万円 |
通常のツアーと比べるとかなり賞金額はかなり低めになっています。
特に2023年に新設されたチャレンジャー大会の中で最も下のグレーである「チャレンジャー50」では優勝賞金は100万円ほどとなっており、これはグランドスラム(4大大会)の予選1回戦よりも低い賞金額となっています。
また同様に2023年シーズンから新設された「チャレンジャー175」のグレードでは優勝者に175ポイントとかなり高いポイントが付与されますが、優勝賞金は500万円ほどとなっています。
ツアーで一番下のグレードに当たるATP250でも優勝賞金は少なくても1000万円以上はありますからその半分ほどの賞金額です。
とはいえ同じチャレンジャー大会の中でもこれだけ賞金額に差がついているため、当然ですが賞金額が高いほど強い選手が集まってきます。
通常のツアーでは大会期間中の食事が無料だったり、ホテルからの移動は大会側が負担するなどいろいろサービスが多いですが、チャレンジャーツアーでは規模の小さい大会になるとそういった負担も全て自己負担になります。
テニスも大きな大会になれば華々しく豪華なイメージがありますが、規模の小さいチャレンジャーレベルの大会だとかなり対応が違ってきますね。
各ラウンドのポイント
予選勝者 | 3〜6 |
1回戦 | 0 |
2回戦 | 4〜15 |
ベスト8 | 9〜32 |
ベスト4 | 17〜60 |
準優勝 | 30〜100 |
優勝 | 50〜175 |
チャレンジャー大会にもグレードがあり、2022年シーズンまでは125、110、100、90、80の5段階に分かれていましたが、2023年シーズンから一新され、175、125、100、75、50の5段階に変更されました。
グレードに応じて大会全体のポイントも変わるようになっており、高いポイントを獲得できる大会ほど出場選手のレベルも上がります。
175ポイントと言えば、ATP250の準優勝ポイントである150よりも高く、グランドスラムだとベスト16の180ポイントとほぼ同等くらいですから、かなり高いポイントである事が分かると思います。
ではチャレンジャー大会で獲得できる賞金やポイントついてまとめてみました。ここまで読んでくださってありがとうございました。
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