今回はオーストラリア・メルボルンで開催されるシーズン最初のグランドスラムである「全豪オープン」の各ラウンドで獲得できる賞金やポイント、大会概要をまとめていきます。
賞金総額
2021年大会
2021年大会の賞金総額はA$71,000,000(約53億2500万円)
賞金総額の推移
年 | ドル | 日本円 | 前年比 |
2021 | A$ | ||
2020 | A$71,000,000 | ¥5,538,000,000 | +14.5% |
2019 | A$62,500,000 | ¥4,875,000,000 | +12.7% |
2018 | A$55,000,000 | ¥4,290,000,000 | +10.0% |
2017 | A$50,000,000 | ¥3,900,000,000 | – |
2017年から見ると、賞金総額は毎年増加。
しかも増加量も年々増え続け、2019年から2020年では前年比で約15%という非常に大きな増額。
各ラウンドでの賞金とポイント
シングルスの賞金(2021年・男女シングルス)
結果 | ポイント | 賞金(豪ドル) | 賞金(日本円) |
優勝 | 2000 | ||
準優勝 | 1200 | ||
ベスト4 | 720 | ||
ベスト8 | 360 | ||
4回戦 | 180 | ||
3回戦 | 90 | ||
2回戦 | 45 | ||
1回戦 | 10 | ||
予選勝者 | 25 | ||
予選決勝 | 16 | ||
予選2回戦 | 8 | ||
予選1回戦 | 0 |
シングルス賞金額の推移
賞金額
結果 | 2021年 | 2020年 | 2019年 | 2018年 | 2017年 |
優勝 | A$4,120,000 | A$4,100,000 | A$4,000,000 | A$3,700,000 | |
準優勝 | A$2,065,000 | A$2,050,000 | A$2,000,000 | A$1,900,000 | |
ベスト4 | A$1,040,000 | A$920,000 | A$880,000 | A$900,000 | |
ベスト8 | A$525,000 | A$460,000 | A$440,000 | A$440,000 | |
4回戦 | A$300,000 | A$260,000 | A$240,000 | A$220,000 | |
3回戦 | A$180,000 | A$155,000 | A$142,000 | A$130,000 | |
2回戦 | A$128,000 | A$105,000 | A$90,000 | A$80,000 | |
1回戦 | A$90,000 | A$75,000 | A$60,000 | A$50,000 | |
予選勝者 | |||||
予選決勝 | A$50,000 | A$40,000 | A$30,000 | A$25,000 | |
予選2回戦 | A$32,000 | A$25,000 | A$15,000 | A$12,500 | |
予選1回戦 | A$20,000 | A$15,000 | A$7,500 | A$6,250 |
ここ数年間の推移を見ると、予選~本戦2回戦までの賞金額がかなり増額されているのが分かります。
特に予選1回戦については2017年には6250豪ドル(約50万円)でしたが、3年後の2020年には2万豪ドル(約160万円)とたった3年間で3倍以上の増額になっています。
約160万円の賞金と言えば、男子のツアーで言うとATP250ならベスト8、下部ツアーのチャレンジャーなら優勝、と同程度の額です。
これほどの賞金が本選出場ではなく、予選に出場すれば貰えるという事になります。
グランドスラムの予選に出場する選手は下部ツアーのチャレンジャーを主戦場としている選手が殆どなので、この全豪オープン予選の賞金額はかなり大きいものとなります。
前年比
結果 | 2021年 | 2020年 | 2019年 | 2018年 |
優勝 | 0.5% | 2.5% | 8.1% | |
準優勝 | 0.7% | 2.5% | 5.3% | |
ベスト4 | 13.0% | 4.5% | -2.2% | |
ベスト8 | 14.1% | 4.5% | 0.0% | |
4回戦 | 15.4% | 8.3% | 9.1% | |
3回戦 | 16.1% | 9.2% | 9.2% | |
2回戦 | 21.9% | 16.7% | 12.5% | |
1回戦 | 20.0% | 25.0% | 20.0% | |
予選勝者 | ||||
予選決勝 | 25.0% | 33.3% | 20.0% | |
予選2回戦 | 28.0% | 66.7% | 20.0% | |
予選1回戦 | 33.3% | 100.0% | 20.0% |
前年比でみても予選の賞金がいかに上昇しているか分かると思います。
特に2019年には予選1回戦の賞金が前年比+100%と普通だったら考えられないほどのとんでもない増額をしています。
賞金の増額は前年比で10%を超えればかなり高い方だと思いますが、全豪オープンはここ数年を見る限り10%を大きく超えているので、ツアー全体で見てもかなり賞金の増加幅が大きい大会です。
ダブルスの賞金(2021年・男女)
結果 | ポイント | 賞金(豪ドル) | 賞金(日本円) |
優勝 | 2000 | ||
準優勝 | 1200 | ||
ベスト4 | 720 | ||
ベスト8 | 360 | ||
3回戦 | 180 | ||
2回戦 | 90 | ||
1回戦 | 10 |
ミックスダブルスの賞金
結果 | 賞金(豪ドル) | 賞金(日本円) |
優勝 | ||
準優勝 | ||
ベスト4 | ||
ベスト8 | ||
2回戦 | ||
1回戦 |
大会概要
大会名 | 全豪オープン |
グレード | グランドスラム |
開催場所 | オーストラリア・メルボルン |
開催時期 | 1月第3週〜1月第4週 |
選手数 | S(128)、D(64) |
サーフェス | ハード |
URL | ATP公式サイト大会ページ |
全豪オープンはシーズン最初に開催されるグランドスラムで、夏のオーストラリアでの開催となるので、気温が高く非常に過酷な条件下での大会となっています。
そのため気温が高くなる場合は主審の判断により屋根を閉めたり試合時間を変更させる事のできるルールがあります。
またシーズン最初のグランドスラムである事と、この気温の高さに影響されてグランドスラムの中では最も波乱の多い大会とも言われています。
では全豪オープンの各ラウンドでの獲得賞金やポイント、大会概要については以上です。ここまで読んでくださってありがとうございました。