こんにちは、ケイです。今回はカザフスタンのベテラン男子テニスプレイヤーであるミハイル・ククシュキン(Mikhail Kukushkin)選手についてプレースタイルやランキングの推移、使用しているラケットやウェア、錦織圭やビッグ4との対戦成績などをまとめていこうと思います。
(2019,7,6更新)
プロフィール
年齢 | 30歳 |
国 | カザフスタン |
身長 | 183cm |
体重 | 72kg |
利き手 | 右 |
バックハンド | 両手 |
好きなショット | フォア バック |
好きなサーフェス | ハード |
プロ転向 | 2006年(18歳) |
趣味 | 読書 映画鑑賞 |
ククシュキン選手がテニスを始めたのは6歳の頃で、その後17歳まで父親がコーチでした。
ジュニア時代〜プロ入り初期はロシアの選手として活動していましたが、2008年からはカザフスタンに移住。
そして現在はククシュキン選手の奥さんであるアナスタシアさんがコーチです。
アナスタシアさんはモスクワのスポーツ大学でテニスコーチとしての勉強をし、モスクワで5年間テニスクラブのコーチをしていました。
その後2009年からククシュキン選手のコーチとしてツアーに帯同し、2011年にククシュキン選手と結婚しています。
キャリアタイトル
シングルスタイトル | 1勝 |
グレード別 | |
ATP250 | 1 |
サーフェス別 | |
ハード | 1 |
初タイトルは2010年に22歳で優勝したATP250・サンクトペテルブルク(ハード)。
グランドスラム・マスターズの成績
グランドスラムの最高成績 | |
全豪オープン | 4回戦 |
全仏オープン | 2回戦 |
ウィンブルドン | 4回戦 |
全米オープン | 3回戦 |
マスターズの最高成績 | |
インディアンウェルズ | 3回戦 |
マイアミ | 3回戦 |
モンテカルロ | 3回戦 |
マドリード | 2回戦 |
ローマ | 2回戦 |
カナダ | 2回戦 |
シンシナティ | 予選2回戦 |
上海 | 3回戦 |
パリ | – |
グランドスラムでは全豪オープン、ウィンブルドンで4回戦進出。
マスターズではインディアンウェルズ、マイアミ、モンテカルロ、上海の3回戦が最高成績になっています。
大きな大会ではベスト8以上に進んだ経験はありませんが、ほとんどの大会で本戦の1回戦は突破しています。
キャリアハイやランキングの推移
キャリアハイの推移 | |
トップ100 | 2010年(22歳) |
トップ50 | 2012年(24歳) |
キャリアハイ|39位 | 2019年(30歳) |
年末ランキングの推移 | |
2006 | 605 |
2007 | 218 |
2008 | 148 |
2009 | 132 |
2010 | 59 |
2011 | 91 |
2012 | 107 |
2013 | 67 |
2014 | 70 |
2015 | 65 |
2016 | 89 |
2017 | 74 |
2018 | 53 |
プレースタイル
ククシュキン選手のプレースタイルはバランス型ベースライナーで、武器となるショットはフォアとバックです。
フォアは下から上へ大きく振り抜くしっかり回転をかけて行くショットと、横に振り抜くフラットなショットを使い分けています。どちらもレベルが高く、大きな武器になっています。
バックはフラットですが安定感があり、ややショートクロス気味のクロスへのショットのキレが良いのでそれを起点にしてストレートへ展開するパターンも多いです。
しかし、しっかり構えて打った時のストロークのレベルは高いですが、相手に攻め込まれたりパワーで押されると一気に押し込まれてしまう事もあります。
フォア・バック・サーブなどの戦力分析
フォアハンド | 8 |
バックハンド | 8 |
サーブ | 8 |
リターン | 7 |
ボレー | 6 |
テクニック | 6 |
メンタル | 8 |
フットワーク | 7 |
攻撃力 | 7 |
守備力 | 7 |
総合力 | 72 |
使用しているラケットやウェア
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First grand slam quarterfinal,in doubles!thanks for playing, @joranvliegen @rolandgarros P.C. @tlaenpix
ラケット
ラケットはHEADの「GRAPHENE SPEED」シリーズ。
SPEEDはHEADのラケットの中でも人気のシリーズで、ジョコビッチ選手やズベレフ選手も使用しています。
ウェアやシューズ
ウェアはイタリアのファッションブランドのセルジオ・タッキーニ。
ただこのブランド名は人物名でもあり、セルジオ・タッキーニというファッションデザイナーが自分の名前をつけたブランドです。
シューズはASICSを着用しています。
プロテニス選手としての主な成績
2010年にツアー初タイトル
2010年最初は132位だったランキングですが、このシーズン終了時には59位までランキングを上昇させます。
まず6月にチャレンジャーで2週連続優勝。その後10月に88位で出場したサンクトペテルブルク(ATP250・ハード)でツアー初のタイトルを獲得します。
この時決勝では当時10位のユーズニー選手に勝利する大金星をあげています。
2012年には全豪オープンで4回戦に進出
2012年には全豪オープンでグランドスラム初の4回戦に進出を果たします。
2回戦ではトロイツキ選手(23位)に試合時間約3時間30分のフルセットで勝利、続く3回戦でもモンフィス選手(15位)に3時間40分のフルセットで勝利。トップ選手を相手にグランドスラムの5セットマッチをフルセットで2試合勝ちきるのは相当難しい事です。
4回戦ではマレー選手(4位)との対戦でしたが、この前の2、3回戦も影響してか3セット目の途中で棄権。
錦織圭との対戦成績
- ミハイル・ククシュキン(0勝)
- 錦織圭(8勝)
- この2人の対戦では錦織選手が大きく勝ち越し。
- サーフェス別だとハードで0勝6敗、クレーで0勝2敗。
- 5セットマッチでは0勝1敗。
年 | 大会 (グレード) | コート | 勝者 スコア |
2011 | バーゼル (ATP500) | ハード | 錦織圭 46,75,46 |
2012 | バルセロナ (ATP500) | クレー | 錦織圭 36,64,06 |
2012 | ウィンブルドン (グランドスラム) | ハード | 錦織圭 57,36,46 |
2016 | ブリスベン (ATP250) | ハード | 錦織圭 36,46 |
2016 | メンフィス (ATP250) | ハード | 錦織圭 26,46 |
2016 | インディアンウェルズ (マスターズ) | ハード | 錦織圭 36,36 |
2017 | ジュネーブ (ATP250) | クレー | 錦織圭 46,36 |
2018 | ウィーン (ATP500) | ハード | 錦織圭 64 63 |
ビッグ4・トップ選手との対戦成績
ビッグ4
BIG4 | 0勝13敗 | 0% |
ロジャー・フェデラー | 0勝3敗 | 0% |
ラファエル・ナダル | 0勝4敗 | 0% |
ノバク・ジョコビッチ | 0勝2敗 | 0% |
アンディ・マレー | 0勝4敗 | 0% |
- ククシュキン選手のビッグ4との対戦成績は0勝13敗です。
- ビッグ4全員と対戦がありますが、まだ勝利できていません。
トップ選手
S・ワウリンカ | 2勝2敗 | 50% |
J・M・デルポトロ | 1勝1敗 | 50% |
M・チリッチ | 1勝3敗 | 25% |
G・ディミトロフ | 2勝1敗 | 67% |
A・ズベレフ | 0勝1敗 | 0% |
D・フェレール | 2勝7敗 | 22% |
M・ラオニッチ | 0勝1敗 | 0% |
T・ベルディヒ | 0勝2敗 | 0% |
D・ティエム | 0勝0敗 | -% |
J・W・ツォンガ | 0勝0敗 | -% |
K・アンダーソン | 1勝4敗 | 20% |
ステファノス・チチパス | 0勝4敗 | 0% |
- トップ選手との対戦成績をまとめてみたらククシュキン選手はかなり特徴的な結果になりました。
- ワウリンカ選手、デルポトロ選手といった一発に威力のあるパワー型の選手にはそれほど大きく負け越していないのに対し、錦織選手、フェレール選手といった安定してラリーを展開するストローカータイプの選手に大きく負け越しています。
ではミハイル・ククシュキン選手については以上です。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
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