シーズン最初にオーストラリア・ブリスベンで開催される「ブリスベン国際」で獲得できる賞金やポイント、歴代優勝者など大会概要をまとめていきます。
このブリスベン国際は「プレミア」のカテゴリーに位置する大会です。
ブリスベン国際は以前は男子も開催されていましたが、2020年からATPCUPが開始したため現在は開催されていません。
賞金やポイント
シングルス
結果 | ポイント | 賞金($) | 賞金(\) |
優勝 | 470 | $266,000 | ¥28,462,000 |
準優勝 | 305 | $142,000 | ¥15,194,000 |
ベスト4 | 185 | $75,050 | ¥8,030,350 |
ベスト8 | 100 | $40,600 | ¥4,344,200 |
2回戦 | 55 | $22,050 | ¥2,359,350 |
1回戦 | 1 | $12,000 | ¥1,284,000 |
予選突破 | 25 | ¥0 | |
予選決勝 | 18 | $6,500 | ¥695,500 |
予選2回戦 | 13 | $3,400 | ¥363,800 |
予選1回戦 | 1 | $1,900 | ¥203,300 |
賞金額の推移
【優勝賞金】
年 | ドル | 日本円 | 上昇率 |
2019 | $190,732 | ¥20,408,324 | |
2020 | $266,000 | ¥28,462,000 | +39.4% |
【その他のラウンド】
準優勝 | ベスト8 | 1回戦 |
予選1回戦 |
|
2019年 | $101,475 | $23,265 | $6,940 | $1,050 |
2020年 | $142,000 | $40,600 | $12,000 | $1,900 |
+39.9% | +74.5% | +72.9% | +80.9% |
2020年のブリスベン国際は全体的にかなり大きな賞金アップ。
シングルスの優勝賞金額は前年比で39.4%と非常に大きな上昇。
ただそれ以上にベスト8や1回戦では70%越え、予選1回戦の賞金については80%越えの増加となりました。
ダブルス
結果 | ポイント | 賞金($) | 賞金(\) |
優勝 | 470 | $84,000 | ¥8,988,000 |
準優勝 | 305 | $44,800 | ¥4,793,600 |
ベスト4 | 185 | $25,000 | ¥2,675,000 |
ベスト8 | 100 | $12,900 | ¥1,380,300 |
1回戦 | 1 | $7,000 | ¥749,000 |
大会概要
大会名 | ブリスベン国際 |
グレード | プレミア |
開催場所 | オーストラリア・ブリスベン |
開催時期 | 1月第1週 |
ドロー数 | S(32)、D(16) |
サーフェス | ハード |
賞金総額 | $1,000,000(約1億1000万円) |
ブリスベンはオーストラリア北東部に位置するクイーンズランド州の州都で人口は約220万人。
ブリスベン国際はブリスベンにある「クイーンズランドテニスセンター」で開催されます。
2008年までは男女別々で開催されていた大会を統合することで、2009年にから始まった大会。
シーズン開幕戦ということもありますし、全豪オープンへ向けて重要な大会なので、トップ10選手も多く出場してきます。
歴代優勝者と上位成績者
男子(2019年まで)
年 | 優勝 | 準優勝 | ベスト4 |
2009 | R・ステパネク | F・ベルダスコ | R・ガスケ P・マチュー |
2010 | A・ロディック | R・ステパネク | T・ベルディヒ G・モンフィス |
2011 | R・ソダーリング | A・ロディック | R・ステパネク K・アンダーソン |
2012 | A・マレー | A・ドルゴポロフ | B・トミック G・シモン |
2013 | A・マレー | G・ディミトロフ | 錦織圭 M・バグダティス |
2014 | L・ヒューイット | R・フェデラー | 錦織圭 J・シャルディ |
2015 | R・フェデラー | M・ラオニッチ | G・ディミトロフ 錦織圭 |
2016 | M・ラオニッチ | R・フェデラー | B・トミック D・ティエム |
2017 | G・ディミトロフ | 錦織圭 | M・ラオニッチ S・ワウリンカ |
2018 | N・キリオス | R・ハリソン | G・ディミトロフ A・デミノー |
2019 | 錦織圭 | D・メドベージェフ | J・シャルディ J・ツォンガ |
※青マーカーはビッグ4、黄色マーカーは日本人
男子で最も優勝回数が多いのはマレー選手の2回で、12年、13年に連覇を達成しています。
次いで成績が良いのは2019年大会で優勝した錦織選手で優勝1回、準優勝1回、ベスト4が3回という成績。2013年以降は出場した年は大半が好成績になっています。
その次がディミトロフ選手の優勝1回、準優勝1回、ベスト4が2回、ラオニッチ選手の優勝1回、準優勝1回、ベスト4が1回といった感じになります。
地元オーストラリアの選手は2014年にヒューイット選手、2018年にキリオス選手が優勝を果たしています。その他にもトミック選手やネクストジェンのデミノー選手の活躍もありました。
女子
年 | 優勝 | 準優勝 | ベスト4 |
2009 | V・アザレンカ | M・バルトリ | S・エラーニ A・モレスモ |
2010 | K・クリスターズ | J・エナン | A・ペトコビッチ A・イバノビッチ |
2011 | P・クビトバ | A・ペトコビッチ | A・パブリチェンコワ M・バルトリ |
2012 | K・カネピ | D・ハンチュコワ | F・スキアボーネ K・クリスターズ |
2013 | S・ウィリアムズ | A・パブリチェンコワ | V・アザレンカ L・ツレンコ |
2014 | S・ウィリアムズ | V・アザレンカ | M・シャラポワ J・ヤンコビッチ |
2015 | M・シャラポワ | A・イバノビッチ | E・スビトリーナ V・レプチェンコ |
2016 | V・アザレンカ | A・ケルバー | S・クラウフォード C・スアレスナバロ |
2017 | K・プリスコワ | A・コルネ | E・スビトリーナ G・ムグルッサ |
2018 | E・スビトリーナ | A・サスノビッチ | A・セバストワ K・プリスコワ |
2019 | K・プリスコワ | L・ツレンコ | D・ベキッチ 大坂なおみ |
女子で最も優勝が多いのはセレナ・ウィリアムズ選手、アザレンカ選手、プリスコワ選手の2回です。セレナ選手は13年、14年で連覇も達成しています。
次いで成績が良いのはスビトリーナ選手が優勝1回とベスト4が2回あり、シャラポワ選手が優勝1回とベスト4が1回となっています。
地元オーストラリアの選手の優勝は初開催の2009年からいまだ誰も達成できていません。
ではブリスベン国際の賞金やポイント、歴代優勝者などの大会概要については以上です。ここまで読んでくださってありがとうございました。
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