2月にフランス・マルセイユで開催されるATP250の「オープン13」で獲得できる賞金やポイント、歴代優勝者などの大会概要をまとめていきます。
【大会のグレード】
マスターズ(ATP1000)
ATP500
ATP250
賞金総額
2021年大会
2021年大会の賞金総額は€334,240(約57億9000万円)
賞金総額の推移
年 | ユーロ | 日本円 | 前年比 |
2021 | €334,240 | ¥42,448,480 | -56.57% |
2020 | €769,670 | ¥97,748,090 | 3.45% |
2019 | €744,010 | ¥94,489,270 | – |
各ラウンドでの賞金とポイント
シングルス
結果 | ポイント | 賞金(ユーロ) | 賞金(日本円) | 前年比 |
優勝 | 250 | €27,615 | ¥3,507,105 | -76.2% |
準優勝 | 150 | €20,400 | ¥2,590,800 | -68.2% |
ベスト4 | 90 | €15,300 | ¥1,943,100 | -57.7% |
ベスト8 | 45 | €10,450 | ¥1,327,150 | -49.2% |
2回戦 | 20 | €7,140 | ¥906,780 | -39.5% |
1回戦 | 0 | €5,100 | ¥647,700 | -26.1% |
予選勝者 | 12 | |||
予選2回戦 | 6 | €2,615 | ¥332,105 | -22.5% |
予選1回戦 | 0 | €1,440 | ¥182,880 | -17.9% |
2021年のATP250マルセイユはシングルス優勝賞金が約2万7000ユーロ(約350万円)。
新型コロナウイルスの影響で大きく減額となり、特に上位成績の賞金額は前年比50%以上の減少となりました。
しかし予選や本戦1回戦の賞金額については減額されてはいますが、減少幅がかなり抑えられています。
シングルス賞金額の推移
【賞金額】
2021 | 2020 | 2019 | |
優勝 | €27,615 | €116,030 | €115,150 |
準優勝 | €20,400 | €64,225 | €60,645 |
ベスト4 | €15,300 | €36,165 | €32,850 |
ベスト8 | €10,450 | €20,575 | €18,715 |
2回戦 | €7,140 | €11,805 | €11,030 |
1回戦 | €5,100 | €6,900 | €6,535 |
予選2回戦 | €2,615 | €3,375 | €2,940 |
予選1回戦 | €1,440 | €1,755 | €1,470 |
【前年比】
2021 | 2020 | |
優勝 | -76.2% | 0.8% |
準優勝 | -68.2% | 5.9% |
ベスト4 | -57.7% | 10.1% |
ベスト8 | -49.2% | 9.9% |
2回戦 | -39.5% | 7.0% |
1回戦 | -26.1% | 5.6% |
予選2回戦 | -22.5% | 14.8% |
予選1回戦 | -17.9% | 19.4% |
- 2021年|優勝賞金は前年比70%を超える大幅な減額。全体的に見ても最低でも10%以上の減額となっています。
- 2020年|予選1回戦の賞金が前年比で約20%の大幅な増額。また本戦も優勝賞金以外はかなり増額され、特にベスト4の賞金が10%越えの増額となっています。
ダブルス
結果 | ポイント | 賞金(ユーロ) | 賞金(日本円) |
優勝 | 250 | €9,630 | ¥1,223,010 |
準優勝 | 150 | €7,060 | ¥896,620 |
ベスト4 | 90 | €5,360 | ¥680,720 |
ベスト8 | 45 | €3,840 | ¥487,680 |
1回戦 | 0 | €2,800 | ¥355,600 |
大会概要
大会名 | オープン13 |
グレード |
ATP250 |
開催場所 | フランス・マルセイユ |
開催時期 | 2月・第4週 |
サーフェス | ハード |
ドローサイズ | シングルス(32) ダブルス(16) |
賞金総額 |
$718,810(約9300万円) |
URL | ATP公式サイトの大会ページ |
オープン13は1933年から開催されているハードコートの大会です。開催地のマルセイユは人口80万人以上の都市。
初代優勝者はスイスのロセ選手で翌年も優勝し2連覇を達成。その後もベッカー選手やフェデラー選手など1位経験者も優勝を果たしています。
歴代優勝者と上位成績者
年 | 優勝 | 準優勝 | ベスト4 |
2005 | J・ヨハンソン | I・リュビチッチ | F・ロペス M・アンチッチ |
2006 | A・クレメント | M・アンチッチ | R・ナダル S・グロジェーン |
2007 | G・シモン | M・バグダティス | R・ソダーリング J・ニーミネン |
2008 | A・マレー | M・アンチッチ | P・マチュー M・バグダティス |
2009 | J・ツォンガ | M・リドラ | N・ジョコビッチ G・シモン |
2010 | M・リドラ | J・ベネトー | M・ズベレフ J・ツォンガ |
2011 | R・ソダーリング | M・チリッチ | D・ツルスノフ M・ユーズニー |
2012 | J・デルポトロ | M・リドラ | J・ツォンガ J・ティプサレビッチ |
2013 | J・ツォンガ | T・ベルディヒ | G・シモン D・ツルスノフ |
2014 | E・グルビス | J・ツォンガ | R・ガスケ J・ストルフ |
2015 | G・シモン | G・モンフィス |
S・スタコフスキー R・アグート |
2016 | N・キリオス |
M・チリッチ | T・ベルディヒ B・ペール |
2017 | J・ツォンガ | L・プイユ | N・キリオス R・ガスケ |
2018 | K・カチャノフ | L・プイユ | T・ベルディヒ I・イヴァシュカ |
2019 | S・チチパス | M・ククシュキン | D・ゴファン U・アンベール |
2020 | S・チチパス | F・アリアシム | A・ブーブリック G・シモン |
(表の黄色マーカーはビッグ4)
この大会最も優勝回数が多いのはツォンガ選手の3回。さらに準優勝1回とベスト4も3回あります。地元フランスの大会ですし、非常に相性が良さそうですね。
次に多いのは同じくフランスのシモン選手、そして2019年、20年に連覇を果たしたギリシャのチチパス選手で2回。
あとは複数回優勝した選手はいませんが、キリオス選手は優勝1回とベスト4が1回あります。
ビッグ4ではマレー選手が2008年に優勝、ナダル選手とジョコビッチ選手がベスト4が1回ありますが、近年は誰も出場していません。
やはりフランス勢は強い選手が多いこともあり、こういった地元の大会だと活躍が目立ちます。先に上げたツォンガ選手、シモン選手を始め、モンフィス選手、ベネトー選手、ガスケ選手、プイユ選手らの活躍もありますね。
ではオープン13で獲得できる賞金やポイント、歴代優勝者については以上です。ここまで読んでくださってありがとうございました。
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