テニスの大会で最も規模が大きく、グレードも高い最高峰の大会であるグランドスラム(四大大会)。
近年ではウィンブルドン以外でも地上波でテレビ放送されることも増えてきたグランドスラムの大会ですが、今回はそんな最高峰の大会に出場するには何か資格がいるのか、またランキングで出場する場合はどれくらいがボーダーラインになってくるのか、といった事についての情報をまとめていきます。
グランドスラムの出場資格
まず男女ともにグランドスラムの本選に出場できるのは128人と決まっています。
128人というのはテニスの大会の中では出場枠が一番多いドローサイズの大会で、シード選手も1回戦免除などは無く1回戦から試合があり、優勝するためには7回勝たなければなりません。
そして本選の出場資格を得るための方法は
- ランキングによる出場
- 予選勝者となって出場
- ワイルドカードを貰って出場
基本的にこの3つです。
出場選手枠の内訳
先ほどの3つの方法に加えて、プロテクトランキングや欠場者が出ればラッキールーザーなどもありますが、今回はそこの説明は割愛します。
それぞれの枠の人数が以下。
- ランキング 104人~
- 予選勝者 16人(全仏オープンの女子シングルスは12人)
- ワイルドカード 8人以下
予選勝者の人数については全仏オープンの女子シングルス以外は16人で共通。
予選は128人(全仏女子は96人)出場してそこから3回勝つと予選突破となります。
ワイルドカードはウィンブルドンだけが他の大会より少なく6人や4人の時もありました。
そういった場合はランキングによる枠が増えますが、そもそもウィンブルドンはランキングによる決定が独特で、通常のランキングに加えて過去のウィンブルドンやグラスシーズンの成績も加味して出場選手が決定されます。
とはいってもランキングからそこまで大きく変わるわけでは無いです。
ランキングで出場する場合のボーダーラインは?
ランキングで本戦に出場するためのボーダーラインは110位前後になると思います。
まず怪我による欠場もありますからランキング上位104人全員が出場してくる可能性は低いです。
プロテクトランキングを使用する選手の数によってはボーダーが上がる可能性もありますが、それでも110位くらいまでのランキングなら十分本戦入りできる可能性はあります。
ちなみに予選のボーダーラインは240位前後くらいです。
予選にもワイルドカードの枠がありますが、本来予選から出場するはずの選手がワイルドカードを貰って本戦入りする事も多く、欠場する選手の事も考えると、本選のボーダーから+128人したくらいの人数が予選のボーダーラインになってきます。
ただこちらもプロテクトランキングを使用する人数によって多少高くなることもあります。
ではグランドスラム(四大大会)の出場資格やランキングのボーダーラインについては以上です。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
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