2月にオランダ・ロッテルダムで開催されるATP500「ABNアムロ世界テニストーナメント」の各ラウンドで獲得できる賞金やポイント、歴代優勝者などの大会概要をまとめていきます。
【大会のグレード】
マスターズ(ATP1000)
ATP500
ATP250
賞金総額
2021年大会の賞金総額は€980,580(約1億2000万円)となり、前年と比較すると50%以上の大幅な減額となりました。
2021年 | €980,580 | ¥124,533,660 | -51.31% |
2020年 | €2,013,855 | ¥255,759,585 | 5.3% |
2019年 | €1,961,160 | ¥249,067,320 | 5.3% |
2018年 | €1,862,925 | ¥236,591,475 | 8.0% |
2017年 | €1,724,930 | ¥219,066,110 | 8.0% |
各ラウンドでのシングルスとダブルスの賞金、ポイント
シングルスの賞金(2021年大会)
結果 | ポイント | 賞金(ユーロ) | 賞金(日本円) | 前年比 |
優勝 | 500 | €89,265 | ¥11,336,655 | -78.1% |
準優勝 | 300 | €66,000 | ¥8,382,000 | -67.7% |
ベスト4 | 180 | €47,000 | ¥5,969,000 | -54.7% |
ベスト8 | 90 | €32,000 | ¥4,064,000 | -41.8% |
2回戦 | 45 | €20,000 | ¥2,540,000 | -28.8% |
1回戦 | 0 | €11,500 | ¥1,460,500 | -25.9% |
予選勝者 | 20 | |||
予選2回戦 | 10 | €5,300 | ¥673,100 | -25.0% |
予選1回戦 | 0 | €2,800 | ¥355,600 | -28.7% |
2021年の「ABMアムロ世界テニストーナメント(ATP500ロッテルダム)」シングルスの優勝賞金は約9万ユーロ(約1100万円)。
賞金額の推移と前年度比
【賞金額】
結果 | 2021年 | 2020年 | 2019年 | 2018年 |
優勝 | €89,265 | €406,840 | €405,030 | €401,580 |
準優勝 | €66,000 | €204,200 | €203,420 | €196,875 |
ベスト4 | €47,000 | €103,675 | €102,635 | €99,065 |
ベスト8 | €32,000 | €54,985 | €53,940 | €50,380 |
2回戦 | €20,000 | €28,080 | €26,960 | €26,165 |
1回戦 | €11,500 | €15,510 | €14,915 | €13,800 |
予選2回戦 | €5,300 | €7,070 | €5,735 | €3,050 |
予選1回戦 | €2,800 | €3,925 | €2,870 | €1,555 |
【前年比】
結果 | 2021年 | 2020年 | 2019年 |
優勝 | -78.1% | 0.4% | 0.9% |
準優勝 | -67.7% | 0.4% | 3.3% |
ベスト4 | -54.7% | 1.0% | 3.6% |
ベスト8 | -41.8% | 1.9% | 7.1% |
2回戦 | -28.8% | 4.2% | 3.0% |
1回戦 | -25.9% | 4.0% | 8.1% |
予選2回戦 | -25.0% | 23.3% | 88.0% |
予選1回戦 | -28.7% | 36.8% | 84.6% |
- 2021年|新型コロナウイルスの影響で全体的に前年比20%を超える大幅な減額。特に優勝賞金については前年比で70%を超える減額となりました。
- 2020年|優勝~ベスト8までは殆ど変化なし。2回戦~1回戦は少し増加し、予選は昨年ほどでは無いですが20%を超える大幅な増加。
- 2019年|本戦の賞金額は全体的に増加。ただ優勝賞金はほぼ変化なし。特に注目だったのが予選の賞金で、前年比80%を超える超大幅な増額となっています。
ダブルス
結果 | ポイント | 賞金(ユーロ) | 賞金(日本円) |
優勝 | 500 | €29,100 | ¥3,695,700 |
準優勝 | 300 | €22,500 | ¥2,857,500 |
ベスト4 | 180 | €16,500 | ¥2,095,500 |
ベスト8 | 90 | €11,250 | ¥1,428,750 |
1回戦 | 0 | €7,700 | ¥977,900 |
大会概要
大会名 | ABN アムロ 世界テニストーナメント |
グレード | ATP500 |
開催場所 | オランダ・ロッテルダム |
開催時期 | 2月第2週 |
ドロー数 | S(32) D(16) |
サーフェス | ハード |
ATP公式サイト | 大会情報 |
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「ABN アムロ 世界テニストーナメント」はシーズン最初のATP500の大会で、サーフェスは屋内ハードコートです。1974年から開催されており、オランダ人選手では1995年にリカルド・クライチェック選手が優勝を果たしています。
また歴代のトップ選手も多く出場しており、コナーズ選手、ボルグ選手、エドバーグ選手、ベッカー選手などキャリアハイ1位を記録した錚々たる面々が優勝を果たしています。現役のキャリアハイ1位選手だとフェデラー選手やマレー選手が優勝をしています。
歴代優勝者と上位成績者
年 | 優勝 | 準優勝 | ベスト4 |
2005 | R・フェデラー | I・リュビチッチ | M・アンチッチ T・ジョハンソン |
2006 | R・ステパネク | C・ルーカス | N・ダビデンコ J・ニーミネン |
2007 | M・ユーズニー | I・リュビチッチ | N・ジョコビッチ N・ダビデンコ |
2008 | M・リオドラ | R・ソダーリング | I・カルロビッチ G・シモン |
2009 | A・マレー | R・ナダル | G・モンフィス M・アンチッチ |
2010 | R・ソダーリング | M・ユーズニー | N・ダビデンコ N・ジョコビッチ |
2011 | R・ソダーリング | J・ツォンガ | V・トロイツキ I・リュビチッチ |
2012 | R・フェデラー | J・デルポトロ | N・ダビデンコ T・ベルディヒ |
2013 | J・デルポトロ | J・ベネトー | G・ディミトロフ G・シモン |
2014 | T・ベルディヒ | M・チリッチ | E・グルビス I・シジスリング |
2015 | S・ワウリンカ | T・ベルディヒ | M・ラオニッチ G・シモン |
2016 | M・クーリザン | G・モンフィス | N・マウ P・コールシュライバー |
2017 | J・ツォンガ | D・ゴファン | T・ベルディヒ P・エルベール |
2018 | R・フェデラー | G・ディミトロフ | A・セッピ D・ゴファン |
2019 | G・モンフィス | S・ワウリンカ | Ⅾ・メドベージェフ 錦織圭 |
2020 | G・モンフィス | F・アリアシム | F・クライノビッチ P・カレーニョブスタ |
※赤マーカーはビッグ4、黄色マーカーは日本人選手
現役選手でこのロッテルダムで好成績を残しているのはまずはフェデラー選手でこれまでに3回の優勝があります。
次いで成績が良いのはフランスのモンフィス選手。2019年、20年と2連覇を達成し、2016年に準優勝、2009年にもベスト4の成績を残しています。
そしてデルポトロ選手とツォンガ選手も優勝と準優勝が1回ずつあるので、この大会とは相性が良さそうです。
2016年大会の優勝者、クーリザン選手はノーシードからの勝ち上がりで2005年以降では最もランキングの低い選手の優勝となっていますね。
ATP500はトップ選手もそれなりに出てくるグレードの大会なので、ノーシードからの優勝は非常に難しいです。
ではATP500 ロッテルダムの獲得賞金やポイント歴代優勝者についてまとめてみました。ここまで読んでくださってありがとうございました。
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