NEXT GEN ATP FINALSの参加条件・大会形式・ルール

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2017年シーズンに初開催された「ネクストジェネレーションATPファイナルズ」(NEXT GEN ATP FINALS)についての参加条件や大会の流れ、試合形式、ルールなどのフォーマットをまとめていこうと思います。

参加条件

この大会はネクストジェネレーション世代である21歳以下の選手しか出場できないものとなっていて、この21歳以下というのは1月のシーズン開始時に21歳以下であればその年のネクストジェンファイナルへの出場資格を有している事になります。

基本的な形式は通常のツアーファイナルと同じで、1年間で稼いだポイントの高い順に出場が決まってきます。

しかし通常のツアーファイナルがレースランキング上位8人に出場権が与えられる事に対し、NEXT GEN ATPファイナルズは上位7人+ワイルドカードの選手となります。

ランキングで出場を決められるのは上位7人までとなるわけですね。

ちなみにこれは初開催の2017年であった事例ですが、ドイツのアレクサンダー・ズベレフ選手は21歳以下のレースランキングで1位、通常のツアーファイナルであるNitto ATP Finalsのレースランキングでも3位で、どちらのファイナルでも出場資格を有していました。

通常のツアーファイナルに出れるのであればそちらの方がATPポイントも貰えますし賞金額も桁違いに大きくなるので結果的に当然そちらに出場する事になりました。

一応この2つの大会は開催時期をずらしてあるので両方出場する事も可能ではありますが、Next Gen ATP Finalsが終わって次の週にNitto ATP Finalsに出場する事になるので非常にハードな日程になってしまため、そうなった場合はまずNEXT GEN ファイナルズの出場は見送る事になると思います。

大会の流れ

大会の流れとしては、2つのブロックに別れラウンドロビン(予選ブロック)でリーグ戦を行い上位2選手が決勝トーナメントに進むという流れでこれは通常のツアーファイナルと同じです。

2グループのリーグ戦

各グループの上位2人が決勝トーナメントへ

4人で決勝トーナメント

試合形式とルール

ここからは試合形式とルールについての情報をまとめていきます。

試合形式


まず試合形式は5セットマッチ・4ゲーム先取(3−3タイブレーク)・ノーアドバンテージとなります。

一見5セットマッチと聞くと普通のツアーファイナルより多いと思うかもしれませんが、4ゲーム先取のノーアドです。

普通のテニスの試合は6ゲーム先取ですしデュースになった場合はどちらかが2ポイント連続で取るまでそのゲームは終わりません。

ただこの大会の場合は、4ゲーム取れば1セットになりますし、ノーアドなのでデュースになっても次のポイントをとった方がそのゲームを取ることになります。

感覚的には通常の1セット6ゲームの試合と比べても半分くらいの試合時間になると思います。

ルール

NEXT GEN ATP ファイナルズには多くの独自ルールがあります。

  • ノーレットルール|サーブがネットに当たって相手コートに入った場合でもそのまま試合が続行される。
  • ショットクロック|ポイント間、セット間の時間をより厳しく測る。メディカルタイムアウトは選手が次のプレーを始めるまでの5分間。
  • ショートウォームアップ|ウォーミングアップ時間の短縮。
  • メディカルタイムアウト|1試合に1回まで。
  • コーチング|1セット1回コーチングを受けられる

 

中でも特徴的なのがノーレットルールとコーチングです。

ノーレットはサーブがネットにあたってそのまま入った場合もプレー続行となり、普通の感覚で試合をすると対処が難しいです。

またコーチングは女子のツアー大会ではすでに行われていますが、男子では無いルールなのでこのコーチングを使用するタイミングも重要になってきます。

あとは試合時間を短縮するためのルールが多くなってますね。

 

ではNEXT GEN ATP ファイナルズの参加条件、大会の流れ、ルールについては以上です。

ここまで読んでくださってありがとうございました。

 

 

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