2019年にフェデラー選手がツアー100勝を達成して話題になりましたが、歴代のトッププレイヤーを見るとツアーの優勝回数はどれほどのものになるのでしょうか。
キャリア通算のツアー優勝回数が多い選手を見ていきます。
(2023年7月更新)
歴代ツアー優勝回数トップ20
1 | ジミー・コナーズ | アメリカ | 109回 |
2 | ロジャー・フェデラー | スイス | 103回 |
3 | イワン・レンドル | アメリカ | 94回 |
3 | ノバク・ジョコビッチ | セルビア | 94回 |
5 | ラファエル・ナダル | スペイン | 92回 |
6 | ジョン・マッケンロー | アメリカ | 77回 |
7 | ビヨン・ボルグ | スウェーデン | 64回 |
7 | ピート・サンプラス | アメリカ | 64回 |
9 | ギリェルモ・ヴィラス | アルゼンチン | 62回 |
10 | アンドレ・アガシ | アメリカ | 60回 |
11 | イリー・ナスターゼ | ルーマニア | 58回 |
12 | ロッド・レーバー | オーストラリア | 51回 |
13 | ボリス・ベッカー | ドイツ | 49回 |
14 | アンディ・マレー | イギリス | 46回 |
15 | トーマス・ムスター | オーストリア | 40回 |
16 | ステファン・エドバーグ | スウェーデン | 42回 |
17 | スタン・スミス | アメリカ | 38回 |
18 | アーサー・アッシュ | アメリカ | 35回 |
19 | ケン・ローズウォール | オーストラリア | 34回 |
19 | マイケル・チャン | アメリカ | 34回 |
歴代1位はジミー・コナーズさんの109回!
歴代1位は1970年代~90年代に活躍したジミー・コナーズ選手の109回。
とんでもない数字ですね。。単純計算で20年間プロの選手として活動した場合は、毎年5回以上の優勝が必要になります。
年間で3回のツアー優勝でも相当凄い事なので、この109回の優勝というのは途方も無いです。
歴代2位はロジャー・フェデラー選手で103回。
1位のコナーズ選手の記録まであと少しという所まで迫りましたが、あと一歩のところで追いつけませんでした。
歴代3位は1980年代~90年代頃に活躍したイワン・レンドル選手とまだ現役でバリバリ活躍しているノバク・ジョコビッチ選手の94回。
レンドル選手は優勝回数だけ見れば94回ですが、24年間プロ選手として活動をした1位のコナーズ選手に対し、レンドル選手はプロとして活動したのは16年間とかなり短いです。
つまりツアーで優勝するペースはレンドル選手の方がかなり早かったという事になります。
そしてジョコビッチ選手はまだ現役のため、今後もタイトル数が増えていくと思います。
1位のコナーズ選手との差は15回となっており、十分超える可能性のある数字になっています。
歴代トップ5のうち同時期に活躍したビッグ4のうちの3人がランクイン
歴代の5位まで見てみると、2位がフェデラー選手、3位がジョコビッチ選手、5位がナダル選手となっています。
つまり歴代通算の記録にも関わらずトップ5のうち、同時期に活躍した3人がランクインしているという事です。
フェデラー選手同様に、ナダル選手、ジョコビッチ選手についてもフェデラー選手と同じくらいのスピードで優勝回数を重ねてきてますから、コナーズ選手の109回更新を狙える可能性も十分あります。
とは言え近年は、非常に有望な若手選手も多くなってきて、以前ほどツアー優勝を独占できなくなってきているため、今後は優勝回数を重ねるペースが落ちるかもしれません。
現役選手のツアー優勝回数トップ20
ここまでは歴代通算での優勝回数が多い選手を見てきましたが、現役選手に限定しての優勝回数が多い上位10選手も見ていきましょう。
1 | ノバク・ジョコビッチ | セルビア | 94回 |
2 | ラファエル・ナダル | スペイン | 92回 |
3 | アンディ・マレー | イギリス | 46回 |
4 | マリン・チリッチ |
クロアチア | 20回 |
4 | ダニール・メドベージェフ | ロシア | 20回 |
6 | アレクサンダー・ズベレフ | ドイツ | 19回 |
7 | ドミニク・ティエム | オーストリア | 17回 |
8 | スタン・ワウリンカ | スイス | 16回 |
8 | ジョン・イズナー | アメリカ | 16回 |
8 | リシャール・ガスケ | フランス | 16回 |
11 | ジル・シモン | フランス | 14回 |
12 | アンドレイ・ルブレフ | ロシア | 13回 |
13 | 錦織圭 | 日本 | 12回 |
14 | ガエル・モンフィス | フランス | 11回 |
14 | ロベルト・バウティスタ・アグート | スペイン | 11回 |
14 | カルロス・アルカラス | スペイン | 11回 |
17 | サム・クエリー | アメリカ | 10回 |
17 | キャスパー・ルード | ノルウェー | 10回 |
19 | ファビオ・フォニーニ | イタリア | 9回 |
19 | ステファノス・チチパス | ギリシャ | 9回 |
上位2人はずば抜けている
歴代でも5本の指に入るジョコビッチ選手、ナダル選手の2人はやはり記録がずば抜けています。
そしてこの3人と並んでビッグ4と言われているマレー選手がこの2人を追随する形で46回とかなりの記録を出しています。
しかしここからは優勝回数に大きな差が出来ていて、4位のチリッチ選手、メドベージェフ選手は20回で4位のマレー選手とは20以上の差があります。
とはいえ近年はフェデラー選手も引退し、ビッグ4の活躍が以前ほど凄まじくは無いため、他の選手がツアータイトルを獲得できるチャンスが格段に増えています。
特にメドベージェフ選手、ズべレフ選手、ルブレフ選手、アルカラス選手、ルード選手、チチパス選手らについては、かなりのペースでツアータイトルを獲得しているため、どこまで数字が伸びるのか楽しみです。