今回は2月にUAE・ドバイで開催されるATP500「ドバイ デューティーフリー テニス選手権」の各ラウンドでの賞金やポイント歴代優勝者など大会概要をまとめていきます。
【大会のグレード】
マスターズ(ATP1000)
ATP500
ATP250
各ラウンドでの賞金とポイント
シングルスの賞金(2021年)
結果 | ポイント | 賞金(ドル) | 賞金(日本円) | 前年比 |
優勝 | 500 | $149,490 | ¥15,845,940 | -73.6% |
準優勝 | 300 | $110,530 | ¥11,716,180 | -61.1% |
ベスト4 | 180 | $78,710 | ¥8,343,260 | -45.3% |
ベスト8 | 90 | $53,590 | ¥5,680,540 | -29.5% |
3回戦 | 45 | $33,495 | ¥3,550,470 | – |
2回戦 | 20 | $19,260 | ¥2,041,560 | -50.4% |
1回戦 | 0 | $13,300 | ¥1,409,800 | -38.2% |
予選勝者 | 10 | |||
予選2回戦 | 4 | $8,875 | ¥940,750 | -9.5% |
予選1回戦 | 0 | $4,690 | ¥497,140 | -13.9% |
ATP500 ドバイのシングルス2021年大会の優勝賞金は約1500万円。
新型コロナウイルスの影響で前年と比べると全体的に大きく減額となり、特に優勝賞金は前年の約6000万円からマイナス約4500万円と前年比-73%となっています。
賞金額の推移
【過去数年間の賞金】
結果 | 2021年 | 2020年 | 2019年 | 2018年 |
優勝 | $149,490 | $565,705 | $565,635 | $565,530 |
準優勝 | $110,530 | $284,485 | $283,880 | $277,255 |
ベスト4 | $78,710 | $143,880 | $143,240 | $139,510 |
ベスト8 | $53,590 | $76,025 | $75,170 | $70,950 |
3回戦 | $33,495 | |||
2回戦 | $19,260 | $38,835 | $37,620 | $36,845 |
1回戦 | $13,300 | $21,525 | $20,815 | $19,435 |
予選2回戦 | $8,875 | $9,810 | $8,005 | $4,300 |
予選1回戦 | $4,690 | $5,450 | $4,005 | $2,195 |
【前年度比】
結果 | 2021 | 2020 | 2019 |
優勝 | -73.6% | 0.1% | 0.1% |
準優勝 | -61.1% | 0.2% | 2.4% |
ベスト4 | -45.3% | 0.4% | 2.7% |
ベスト8 | -29.5% | 1.1% | 5.9% |
3回戦 | – | – | – |
2回戦 | -50.4% | 3.2% | 2.1% |
1回戦 | -38.2% | 3.4% | 7.1% |
予選2回戦 | -9.5% | 22.5% | 86.2% |
予選1回戦 | -13.9% | 36.1% | 82.5% |
ダブルス
結果 | ポイント | 賞金(ドル) | 賞金(日本円) |
優勝 | 500 | $52,850 | ¥5,602,100 |
準優勝 | 300 | $39,780 | ¥4,216,680 |
ベスト4 | 180 | $28,620 | ¥3,033,720 |
ベスト8 | 90 | $18,840 | ¥1,997,040 |
1回戦 | 0 | $11,860 | ¥1,257,160 |
大会概要
大会名 | ドバイ デューティフリー テニス選手権 |
グレード | ATP500 |
開催場所 | UAE・ドバイ |
開催時期 | 2月第4週 |
ドロー数 | S(32)、D(16) |
サーフェス | ハード |
ATP公式サイト | 大会情報 |
「ドバイ デューティーフリー テニス選手権」は1993年から開催されているグレードATP500の大会です。
このドバイでの大会は多くのトッププレイヤーが集まる事の多い大会となっており、歴代優勝者にはフェレーロ選手、サントロ選手、ロディック選手などといったレジェンド達も名を連ねています。
さらにビッグ4が多く出場する大会でもありビッグ4の全員が一度はタイトルを獲得した事があります。
歴代優勝者と上位成績者
年 | 優勝 | 準優勝 | ベスト4 |
2005 | R・フェデラー | I・リュビチッチ | A・アガシ T・ロブレド |
2006 | R・ナダル | R・フェデラー | R・シュットラー M・ユーズニー |
2007 | R・フェデラー | M・ユーズニー | T・ハース R・ソダーリング |
2008 | A・ロディック | F・ロペス | N・ジョコビッチ N・ダビデンコ |
2009 | N・ジョコビッチ | D・フェレール | G・シモン R・ガスケ |
2010 | N・ジョコビッチ | M・ユーズニー | M・バグダティス J・メルツァー |
2011 | N・ジョコビッチ | R・フェデラー | T・ベルディヒ R・ガスケ |
2012 | R・フェデラー | A・マレー | J・デルポトロ N・ジョコビッチ |
2013 | N・ジョコビッチ | T・ベルディヒ | J・デルポトロ R・フェデラー |
2014 | R・フェデラー | T・ベルディヒ | N・ジョコビッチ P・コールシュライバー |
2015 | R・フェデラー | N・ジョコビッチ | B・チョリッチ T・ベルディヒ |
2016 | S・ワウリンカ | M・バグダティス | N・キリオス F・ロペス |
2017 | A・マレー | F・ベルダスコ | L・プイユ R・ハーセ |
2018 | R・アグート | L・プイユ | M・ジャジリ F・クライノビッチ |
2019 | R・フェデラー | S・チチパス | B・チョリッチ G・モンフィス |
2020 | N・ジョコビッチ | S・チチパス | G・モンフィス D・エバンス |
※赤マーカーはビッグ4
ドバイデューティーフリーテニス選手権で現役選手で一番多く優勝しているのはフェデラー選手です。2003年に初めて優勝し、それ以降合計で7回の優勝を果たしています。近年は出場大会を減らしているため優勝していませんが、間違いなく相性の良い大会です。
次に多いのがジョコビッチ選手の5回で、2011年には決勝でフェデラー選手に勝って優勝しています。しかし2014年、2015年大会は2年連続でフェデラー選手に敗れています。ナダル選手とマレー選手も1回ずつタイトルを獲得したことがあり、このドバイのATP500ではビッグ4全員がタイトルを獲得していることになります。
その他に優勝した選手は、16年のワウリンカ選手と18年のアグート選手です。しかしその時はビッグ4の選手が出場していない、もしくは途中棄権した数少ない大会でもあります。またこの2選手は優勝こそしていますが、他の年に上位進出が無く相性のいい大会かどうかは微妙な所です。
その点で考えれば安定して良い成績を残しているのは、ベルディヒ選手と元世界8位のユーズニー選手ですね。
ではドバイ(ATP500)で獲得できる賞金やポイント歴代優勝者など大会概要については以上です。ここまで読んでくださってありがとうございました。