今回はイギリス・ロンドンで開催されるATP500の大会である「シンチ(旧フィーバー・ツリー)選手権」の賞金や獲得できるポイント、過去の大会結果などの情報をまとめていきます。
賞金とポイント
シングルス
2021年
結果 | ポイント | 賞金(ユーロ) | 賞金(日本円) | 前年比 |
優勝 | 500 | €113,785 | ¥15,019,620 | -73.5% |
準優勝 | 300 | €84,075 | ¥11,097,900 | -61.1% |
ベスト4 | 180 | €59,860 | ¥7,901,520 | -45.1% |
ベスト8 | 90 | €40,765 | ¥5,380,980 | -28.8% |
2回戦 | 45 | €25,480 | ¥3,363,360 | -11.0% |
1回戦 | 0 | €14,650 | ¥1,933,800 | -7.5% |
予選勝者 | 20 | |||
予選2回戦 | 10 | €6,750 | ¥891,000 | 10.8% |
予選1回戦 | 0 | €3,565 | ¥470,580 | 17.1% |
近年の推移と前年比
【推移】
2021年 | 2019年 | 2018年 | 2017年 | |
優勝 | €113,785 | €429,955 | €427,590 | €395,690 |
準優勝 | €84,075 | €215,940 | €209,630 | €193,985 |
ベスト4 | €59,860 | €108,965 | €105,480 | €97,610 |
ベスト8 | €40,765 | €57,260 | €53,645 | €49,640 |
2回戦 | €25,480 | €28,620 | €27,860 | €25,780 |
1回戦 | €14,650 | €15,830 | €14,690 | €13,595 |
予選2回戦 | €6,750 | €6,090 | €3,250 | €3,010 |
予選1回戦 | €3,565 | €3,045 | €1,660 | €1,535 |
【前年比】
2021年 | 2019年 | 2018年 | |
優勝 | -73.5% | 0.6% | 8.1% |
準優勝 | -61.1% | 3.0% | 8.1% |
ベスト4 | -45.1% | 3.3% | 8.1% |
ベスト8 | -28.8% | 6.7% | 8.1% |
2回戦 | -11.0% | 2.7% | 8.1% |
1回戦 | -7.5% | 7.8% | 8.1% |
予選2回戦 | 10.8% | 87.4% | 8.0% |
予選1回戦 | 17.1% | 83.4% | 8.1% |
- 2021年|新型コロナウイルスの影響で前回からは大幅な減額。特に優勝~ベスト4の上位進出者への賞金額は大幅なダウン。ただ予選の賞金額については逆に10%以上の大きな増額となっています。
- 2019年|本戦はベスト8と1回戦の賞金が5%以上の上昇となりましたが他は微増。しかし予選の賞金額が前年比80%以上の大幅な増加。
- 2018年|全体で一律8%ほどの増額。
ダブルス
2021年
結果 | ポイント | 賞金(ユーロ) | 賞金(日本円) |
優勝 | 500 | €40,200 | ¥5,306,400 |
準優勝 | 300 | €30,240 | ¥3,991,680 |
ベスト4 | 180 | €21,760 | ¥2,872,320 |
ベスト8 | 90 | €14,340 | ¥1,892,880 |
2回戦 | 45 | €9,020 | ¥1,190,640 |
1回戦 | 0 | €5,000 | ¥660,000 |
大会概要
大会名 | シンチ選手権 (旧フィーバーツリー選手権) |
グレード | ATP500 |
開催場所 | イギリス・ロンドン |
開催時期 | 6月第4週 |
ドロー数 | シングルス(32人) ダブルス(24ペア) |
サーフェス | グラス |
URL | ATP公式サイト大会ページ |
大会公式サイト |
シンチ選手権(旧フィーバー・ツリー選手権)は別名クイーンズ・クラブ選手権とも言われ、かなり歴史が長いです。
日本人選手の活躍となると、オープン化以降では1992年に松岡修造選手が決勝まで勝ち進み、決勝では惜しくも敗れましたが準優勝を果たしています。
またこの大会は2014年まではATP250の大会としてツアーで開催されていましたが、2015年のツアー改変でATP500に昇格となりました。
過去の大会結果
年 | 優勝 | 準優勝 | ベスト4 |
2005 | A・ロディック | I・カルロビッチ | R・ステパネク T・ヨハンソン |
2006 | L・ヒューイット | J・ブレイク | A・ロディック T・ハンフマン |
2007 | A・ロディック | N・マウ | D・ツルスノフ A・クレメント |
2008 | R・ナダル | N・ジョコビッチ | A・ロディック D・ナルバンディアン |
2009 | A・マレー | J・ブレイク | A・ロディック J・フェレーロ |
2010 | S・クエリー | M・フィッシュ | F・ロペス R・シュットゥラー |
2011 | A・マレー | J・W・ツォンガ | A・ロディック J・ワード |
2012 | M・チリッチ | D・ナルバンディアン | G・ディミトロフ S・クエリー |
2013 | A・マレー | M・チリッチ | J・W・ツォンガ L・ヒューイット |
2014 | G・ディミトロフ | F・ロペス | S・ワウリンカ R・ステパネク |
2015 | A・マレー | K・アンダーソン | G・シモン V・トロイツキ |
2016 | A・マレー | M・ラオニッチ | M・チリッチ B・トミック |
2017 | F・ロペス | M・チリッチ | G・ディミトロフ G・ミュラー |
2018 | M・チリッチ | N・ジョコビッチ | N・キリオス J・シャルディ |
2019 | F・ロペス | G・シモン | D・メドベージェフ F・アリアシム |
※赤色はビッグ4
やはり母国イギリスと言うこともあり、マレー選手が多くタイトルを獲得しています。
ただグレードATP500なので毎年必ず出場するわけではないため、他の選手も多く活躍できています。
現役選手なら最近では、クエリー選手、チリッチ選手、ディミトロフ選手、ロペス選手がタイトルを獲得しています。
特にチリッチ選手とロペス選手は2度の優勝があるので相性の良い大会と言えます。
あとは少し前に遡ると、引退した元世界1位でビッグサーバーのロディック選手の活躍も凄まじいです。
やはりグラスコートとビッグサーバーの組み合わせは非常に相性が良いことがよく分かります。
ではフィーバー・ツリー選手権の獲得賞金やポイント、過去大会の結果についてまとめてみました。ここまで読んでくださってありがとうございました。
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