2020年シーズンに男子テニス選手で獲得賞金の高い選手を調べました。
また日本の男子トッププレイヤーの獲得賞金についてもまとめてます。
昨年の獲得賞金ランキングについてはこちら。
2020年シーズンの獲得賞金ランキング
上位10人の賞金額一覧
(レートは$=104で計算)
賞金 ランキング |
シングルス ランキング |
選手 | 賞金(ドル) | 賞金(円) |
1 | 1 | ノバク・ジョコビッチ | $6,435,158 | ¥669,256,432 |
2 | 3 | ドミニク・ティエム | $6,024,877 | ¥626,587,208 |
3 | 2 | ラファエル・ナダル | $3,856,178 | ¥401,042,512 |
4 | 4 | ダニル・メドベージェフ | $3,607,670 | ¥375,197,680 |
5 | 7 | アレクサンダー・ズベレフ | $3,255,077 | ¥338,528,008 |
6 | 8 | アンドレイ・ルブレフ | $2,169,488 | ¥225,626,752 |
7 | 6 | ステファノス・チチパス | $2,093,232 | ¥217,696,128 |
8 | 16 | パブロ・カレーニョブスタ |
$1,640,297
|
¥170,590,888 |
9 | 9 | ディエゴ・シュワルツマン | $1,550,441 | ¥161,245,864 |
10 | 13 | ロベルト・バウティスタ・アグート | $1,390,184 | ¥144,579,136 |
1位はジョコビッチ選手
2020年シーズンに男子の選手で獲得賞金が最も多かったのはノバク・ジョコビッチ選手で約6億7000万円。
2020年シーズンは新型コロナウイルスの影響で、グランドスラムはウィンブルドンが中止、マスターズもインディアンウェルズ、マイアミ、モンテカルロ、マドリード、カナダ、上海の計6大会が中止とビッグトーナメントが半分以上中止となりました。
しかしこの厳しい状況の中で6億円を超える賞金を獲得したのは物凄いです。
特に年始のATPカップ、全豪オープンで獲得した賞金の割合が高く、6億円のうち半分近くはこの2大会での賞金が占めています。
2位はティエム選手、3位がナダル選手
2位になったのは今年の全米オープンでグランドスラム初タイトルを獲得したドミニク・ティエム選手で約6億2000万円。
ティエム選手は全米オープンに加えてシーズン最終戦のツアーファイナルでも初のタイトルを獲得、また年始の全豪オープンでも準優勝を果たしています。
全米やファイナルの賞金が例年と同じくらいの賞金額だったら間違いなくジョコビッチ選手を抜いて獲得賞金ランキングは1位になっていました。
そして3位は昨年の獲得賞金ランキングでは17億円で1位だったラファエル・ナダル選手で約4億円。
昨年と比べると大きく獲得賞金は下がっていますが、それでも今年はわずか7大会の出場で4億円を獲得しています。
4位以下の選手
4位以下ではメドベージェフ選手、ズべレフ選手、チチパス選手、バウティスタアグート選手の4人については昨年に続き獲得賞金ランキングでトップ10入り。
4位以下で特に注目なのは賞金ランキングでは6位、シングルスランキングでは8位となり今年初のトップ10入りを果たしたロシアの若手であるアンドレイ・ルブレフ選手。
ルブレフ選手については、驚くべきことに昨年よりも、長いツアーの中断があった今年の方が獲得賞金額が高い結果に。
またパブロ・カレーニョブスタ選手はシングルスランキングでは16位につけていますが、賞金ランキングでは8位となっています。
これは全米オープンでのベスト4、全仏オープンでのベスト8が大きな要因で、この2大会だけで1億円以上の賞金を獲得しています。
日本人トッププレイヤーの獲得賞金
ここからは2020年シーズンに日本人の主なトッププレイヤーの獲得賞金額をまとめていきます。
上位5人の獲得賞金額一覧
日本人賞金 ランク |
シングルス ランク |
選手 | 賞金(ドル) | 賞金(円) |
1 | 56 | 西岡良仁 |
$632,161 | ¥65,744,744 |
2 | 101 | 杉田祐一 | $290,052 | ¥30,165,408 |
3 | 104 | 内山靖崇 | $266,792 | ¥27,746,368 |
4 | 133 | 添田豪 | $208,599 | ¥21,694,296 |
5 | 41 | 錦織圭 | $172,316 | ¥17,920,864 |
日本人選手の1位は西岡選手
日本人選手で2020年に最も獲得賞金が多かったのは西岡良仁選手で約6500万円。
錦織選手以外の選手が獲得賞金ランキングで1位になるのは2010年に錦織選手が怪我で大きくランキングを落としていた時以来のほぼ10年ぶりくらいの出来事だと思います。
それに西岡選手はこれで2017年以降3年連続で年間の獲得賞金が5000万円を超えてきています。
シングルスのランキングを見てもトップ100に定着し、着実に実績を重ねてきています。
2位は杉田選手、3位は内山選手
2位は杉田祐一選手の約3000万円。
全豪オープンでの2回戦進出、全米オープン、全仏オープンでも本戦に出場した事が大きく影響しました。
3位は内山靖崇選手の約2700万円。
杉田選手と同様に2020年に行われた3大会のグランドスラム全てで本戦に出場したため、かなり獲得賞金額が大きくなりました。
また杉田選手、内山選手については2019年シーズンよりも獲得賞金額が大きくなっています。
錦織選手は5位に
錦織選手はシングルスのランキングは最も高いですが、2020年は1年半ぶりの試合に加えて、出場大会自体も数大会のみとなったため、日本人選手の獲得賞金ランキングでは約1700万円で5位となりました。
2020年はわずか4大会での出場でしたが、怪我+新型コロナで非常に長いツアー離脱から見事に復帰。
まだまだ本来の力は取り戻せていませんが、マスターズのローマ、グランドスラムの全仏でそれぞれ1回戦を突破する活躍も見せていますし来年以降の活躍が楽しみです!
では2020年シーズン 男子テニスの獲得賞金ランキングについては以上です。
ここまで読んでくださってありがとうございました!