こんにちは~ケイです。今回は最近かなり力をつけてきて、錦織選手の後に続き世界のトップへ行きそうな日本のプロテニス選手である西岡良仁選手について、プロフィール、プレースタイル、ランキング、獲得賞金、などをまとめていこうと思います。
(2019,8,4更新)
プロフィール
年齢 | 23歳 |
国 | 日本 |
身長 | 170cm |
体重 | 64kg |
利き手 | 左 |
バックハンド | 両手 |
好きなショット | バック |
好きなコート | ハード |
趣味 | ゲーム |
コーチ | 高田充 |
ATP公式サイト | 選手情報 |
西岡選手は4歳の時に父親の影響でテニスを始めました。
子供の頃はサッカーも同時にやっており、テニスプレイヤーになっていたなかったらサッカー選手になっていたかもしれないそうです。
趣味はゲームをすること。プロのテニス選手といってもまだ若いですから、こういった趣味に関しては親近感が湧きますよね。
プレースタイル
西岡選手のプレースタイルはバランス型ベースライナーで、武器は安定感と鋭さを兼ね備えたストロークです。
和製ナダルと言われるほどナダル選手のプレースタイルに似ていると言われる西岡選手ですが、確かにゴリゴリのトップスピンをかけたフォアハンドはナダル選手を思わせるところがあります。さすがにナダル選手ほどの威力はありませんが。
ナダル選手と違う点は、ヘビースピンを使いながらも要所ではフラットで叩きつけていくショットも使うということだと思います。アングルへのショットはナダル選手同様にかなり精度が高いです。
またフットワークとリターンも非常に良く、トップのビッグサーバー相手でもリターンゲームで圧倒されることは少なく、ラリーになればかなり有利な状況にもなります。
フォア・バック・サーブなどの戦力分析
フォアハンド | 7 |
バックハンド | 8 |
サーブ | 6 |
リターン | 8 |
ボレー | 7 |
テクニック | 8 |
メンタル | 8 |
フットワーク | 9 |
攻撃力 | 7 |
守備力 | 8 |
総合力 | 75 |
獲得タイトルやグランドスラム・マスターズの成績
シングルスキャリアタイトル
タイトル | 1勝 |
グレード別 | |
ATP250 | 1 |
サーフェス別 | |
ハード | 1 |
初タイトルは2018年に23歳で優勝した深セン(ATP250・ハード)です。
グランドスラム・マスターズの成績
グランドスラムの最高成績 | |
全豪オープン | 2回戦 |
全仏オープン | 2回戦 |
ウィンブルドン | 1回戦 |
全米オープン | 2回戦 |
マスターズの最高成績 | |
インディアンウェルズ | 4回戦 |
マイアミ | 3回戦 |
モンテカルロ | – |
マドリード | – |
ローマ | – |
カナダ | 1回戦 |
シンシナティ | 予選決勝 |
上海 | 予選1回戦 |
パリ | – |
西岡選手はまだ若いですが、すでに全てのグランドスラムの本戦入りを果たしています。
グランドスラムは本戦に入るには予選を3試合勝つか、ランキングを100位以内程度の所まで上げてストレートインするしかないです。
なのでこの若さで全てのグランドスラムの本戦に出場する事は相当すごいです。
またマスターズにはまだそれほど出場していませんが、2016年にマイアミで予選から3回戦まで勝ち上がり、2017年のインディアンウェルズでは、予選決勝で敗れラッキールーザーで本戦入りし、4回戦まで勝ち上がっています。
どちらの大会もシード選手を破って上位進出を果たしているので、トップ選手にも勝てるだけの力をつけてきているのが分かります。
キャリアハイやランキングの推移
キャリアハイの推移 | |
トップ100 | 2016年(20歳) |
キャリアハイ|58位 | 2017年(21歳) |
年末ランキングの推移 | |
2014 | 166 |
2015 | 117 |
2016 | 100 |
2017 | 166 |
2018 | 75 |
2017年に膝の怪我によりツアーを長期離脱したため、2018年には大きくランキングを落としています。
しかし怪我をする前にはキャリアハイの58位を記録し、まだまだランキングが上がりそうな勢いがあったので、再びこの位置に戻ってこれれば次はさらに大きくランキングをあげる事が期待できます。
勝敗や獲得賞金
勝敗 | 41勝51敗(勝率44%) |
クレー | 2勝8敗(勝率20%) |
グラス | 0勝4敗(勝率0%) |
ハード | 39勝39敗(勝率50%) |
獲得賞金 | $1,760,201(約1億8800万円) |
シーズン平均 | 約3100万円 |
各年度の成績
2014年
獲得賞金|約6万ドル
- ヴィチェンツァのチャレンジャーでベスト4
- 初のグランドスラム予選に挑戦し早くも予選を突破し本戦入り
2015年
獲得賞金|約18万ドル
- デルレイビーチ(250)でツアー初のベスト8
- 豊田のチャレンジャーで優勝
- 全米オープンでグランドスラム初勝利
- その他4つのチャレンジャーでベスト4
2016年
獲得賞金|約29万ドル
- アトランタ(250)でツアー初のベスト4
- 2つのチャレンジャーで優勝
- マイアミ(マスターズ)で3回戦進出
- メンフィス(250)でベスト8
2017年
獲得賞金|約21万ドル
- アカプルコ(500)でベスト8
- インディアンウェルズ(マスターズ)で4回戦進出
- 怪我により4月でシーズン終了
2018年
獲得賞金|約50万ドル
タイトル|1
- 深セン(250)でツアー初タイトルを獲得。
- ロスカボス(250)でベスト8
- 全豪オープンで2回戦進出
- 1つのチャレンジャーで優勝
主な経歴
20歳ながらグランドスラムすべての本戦に出場
西岡選手は18歳でプロに転向し、そこから一気にランキングを伸ばしてグランドスラムの予選に出れるランキングまで上げました。
グランドスラムの予選は3回勝たなければ本戦に進むことはできません。
よく言われるのが、本選の1回戦を勝つより予選を突破する方が難しいという事です。
それほどグランドスラムの予選は過酷なもので、ベテランの日本人選手でもすべてのグランドスラムに出場することができていない人がいる中で、西岡選手は2年ですべてのグランドスラムの本戦に出場して見せました。
これは非常にすごい事です。
2014年のアジア大会で金メダルを獲得
現状西岡選手がとったタイトルの中で最も大きなものはやはりこれでしょう。
2014年のアジア大会で金メダルを獲得。
この時は驚きましたね。たしか西岡選手は第4シードで出場だったような気がしましたが、第1シードには世界ランク40位前後の台湾のルー選手がいましたし。
まさかプロ入り最初のシーズンの早い段階でトップ50の選手を破るとは。
2016年についにトップ100入り達成
2016年シーズンは非常に素晴らしい活躍をしています。
グランドスラムの本戦出場やチャレンジャーでの優勝、そしてATP250の大会でのベスト4などの好成績を残し、ポイントを稼いだためついにランキングが100を切りました。
20歳で100以内に入るというのはとても凄い事です。
2015年シーズンはまだトップ選手と当たるとストロークで押されてしまう場面が多かったのですが、2016年シーズンに入ってからは見違えるようにストロークの威力が上がりました。
2017年インディアンウェルズで4回戦進出
2017年シーズンはかなり勢いがありました。
ATP500のアカプルコでは予選を勝ち上がり、1回戦では18位のソック選手に逆転で勝利し、ベスト8まで勝ち上がります。
さらに準々決勝のナダル選手との試合でもストレートで敗れはしたもののかなり善戦する試合になりました。
そして次に出場したマスターズ・インディアンウェルズはエントリー時のランキングが低かったため予選からの出場。
予選決勝で期待のネクストジェンであるウマー選手に敗れ、大会が終わったかに思えましたが本戦に欠場者が出てラッキールーザーで本戦入り。
そしてなんの因果か1回戦の相手は予選で敗れたウマー選手。
この大会2日連続の対戦となった2回目の対戦は西岡選手が勝利しその勢いで21位のカルロビッチ選手、14位のベルディヒ選手も逆転で破り4回戦に進出。
ベルディヒ選手との試合は、最初は圧倒されていてかなり苦しい状況でしたが、粘って我慢して2セット目タイブレークを取り、強引に試合を自分の流れに変えたような素晴らしい試合でした。
4回戦では3位のワウリンカ選手にフルセットの戦いをし、ファイナルセットはタイブレークの大接戦でした。
かなりトップの選手達との実力差が詰まってきていますよね。
膝の怪我でツアーを長期離脱、2018年に復帰
波に乗っていた2017年シーズン、西岡選手は膝の怪我によりツアー離脱を余儀なくされます。
手術が必要な怪我で復帰には約1年かかる見通しでした。
キャリアハイを更新して、勢いがすごかっただけにこれは非常に残念な出来事でした。
そして長いリハビリに耐え、2018年シーズンからは復帰を果たします。
約9ヶ月間ツアーから離れていたので試合間が戻るには結構時間を要すると思っていたのですが、1月の全豪オープン1回戦で29位のコールシュライバー選手を破るシードダウンを起こします。
まだ完全に力を戻すには時間がかかるかもしれませんが思った以上に順調な復帰を果たしました。
では西岡選手については以上です。ここまで読んでくださってありがとうございました。
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