ヤニック・シナー|プレースタイルやラケット【テニス】

イタリアの男子プロテニスプレイヤーであるヤニック・シナー(JANNIK SINNER)選手。

2019年から本格的にツアーを周り始めたばかりですが、すでにチャレンジャーで何度も優勝しランキングを急上昇させています。

この記事ではシナー選手のプロフィール、プレースタイル、使用しているラケットやウェア、ランキングの推移などをまとめていきます。

(2021,4,3更新)

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プロフィール

 年齢19歳
生年月日2001年8月16日
 国イタリア
 身長 188cm
 体重 75kg
 利き手
 バックハンド両手
 プロ転向 2018年(17歳)
 ATP公式サイト選手ページ
コーチリカルド・ピアッティ
アンドリュー・ボルピーニ

テニスを始めたのは7歳からでしたが当時は同時にスキーもやっており、テニスに専念し始めたのは13歳の頃。

憧れだった選手はロジャー・フェデラー選手。

趣味はテレビ鑑賞や音楽鑑賞、サッカーをすることも好きでACミランのファン。

現在シナー選手のコーチに就いているピアッティコーチは以前はジョコビッチ選手やガスケ選手、ラオニッチ選手など数々のトッププレイヤーのコーチをしていた経歴があります。

使用しているラケットやウェア

Head Graphene 360 Speed Pro


【ポイント2倍】ヘッド(Head) 2018年モデル グラフィン360 スピードプロ 18×20 (310g) 235208 (Graphene 360 Speed Pro) ノバク・ジョコビッチ使用モデル テニスラケット【あす楽】

【市販されているモデルのスペック】

重さ326g
スウィングウェイト318g
ヘッドサイズ100
ガットパターン18本×20本

シナー選手が使用しているラケットはHeadの「Graphene 360 Speed」シリーズ。

実際にシナー選手が使用しているラケットの詳細な情報は分かりませんが、このラケットは軽いため機動性が高く、スピンもかけやすいです。

 

現在のウェアとシューズは「NIKE」

以前はHEADのウェアを着用していましたが、2019年後半辺りからNIKEに変更。

ツアーでの成績

シングルスのキャリアタイトル

シングルスでのキャリアタイトルは2勝。

2020年、19歳の時にATP250ソフィアでツアー初タイトルを獲得。

またツアーのタイトル数には含んでいませんが、2019年の「NEXT GEN ATP FINALS」でも優勝を果たしています。

下部ツアーのチャレンジャーではこれまでに3度のタイトルを獲得。

グレード別
ATP2502
サーフェス別
ハード2

グランドスラムの最高成績

 全豪オープン2回戦
 全仏オープンベスト8
 ウィンブルドン
 全米オープン1回戦
  • グランドスラムの最高成績は2020年全仏のベスト8
  • 2回目の挑戦だった2019年の全米で早くも予選を突破し初の本戦入り。
  • 2020年の全豪でグランドスラム本戦初勝利。
  • 2020年の全仏で初の2回戦突破から一気にベスト8まで勝ち上がる。

マスターズの最高成績

 インディアンウェルズ
 マイアミ
 モンテカルロ
 マドリード
 ローマ2回戦
 カナダ
 シンシナティ
 上海
 パリ
  • マスターズの最高成績は2回戦
  • ワイルドカードで初出場となった2019年のローマでいきなりマスターズ本選初勝利。

勝敗

キャリア通算のツアーレベル(ATP250以上)での勝敗は35勝24敗(勝率59%)

【試合形式別】

  • 5セットマッチ|5勝5敗(勝率50%)
  • 3セットマッチ|30勝19敗(勝率61%)

【サーフェス別】

  • クレー|10勝7敗(勝率58%)
  • グラス|0勝1敗(勝率0%)
  • ハード|25勝16敗(勝率61%)

獲得賞金

キャリア通算の獲得賞金は約139万ドル(約1億5000万円)

1シーズン平均にすると約3700万円になります。

ランキングの推移

キャリアハイの推移
 トップ100 2019年(18歳)
トップ50 2020年(18歳)
 キャリアハイ|31位 2021年(19歳)
年末ランキングの推移
2018769
201978
202037

プレースタイルや強さ

シナー選手のプレースタイルはバランス型ベースライナーで、強みはストロークと守備力です。

フォア、バック共に非常に良いショットを持っていて、ボールコントロールが良いです。

特にフォア、バック共にアングルへの精度が高く、そこを起点にラリーの主導権を握ることも多くなっています。

また振られた時の球際での強さもあり、時にはカウンターショット、時には高いロブなどうまく使い分けて相手の攻めを防ぐ技術も高いです。

この若さでそれぞれのショットの完成度が高く、テニスの質が非常に高いと感じました。

スタッツ

(比較用に錦織選手・フェデラー選手のスタッツも表示しています。)

シナー錦織圭フェデラー
エースの数237本
(1試合平均:4.1本)
1851本
(1試合平均:3.2本)
10865本
(1試合平均:7.5本)
ファーストサーブ
ポイント獲得率
69%71%77%
セカンドサーブ
ポイント獲得率
52%53%57%
サービスゲーム
取得率
78%80%89%
ファーストサーブ
リターンポイント獲得率
31%30%33%
セカンドサーブ
リターンポイント獲得率
50%53%51%
リターンゲーム
取得率
24%27%27%

シナー選手の大きな武器としてリターンがあります。

このスタッツを見ても分かるようにリターンのスタッツはすでに世界でも屈指のレベルまで来ています。

特に相手の1stサーブの時のポイント獲得率が30%を超えており、この数字は相手のサーブを読む力が非常に高かったり、反応が凄く良かったりしないと出ない数字です。

シナー選手はサーブがものすごく強い選手では無いので、1stサーブのポイント獲得率そこまで高くはありませんが、2ndの獲得率はかなり高め。

つまり威力のあるサーブで圧倒的に優位な状況になる事は少ないですが、ラリー戦に持ち込んだときにかなりの確率でポイントが取れている事になります。

主な成績

2019年

  • ネクストジェンファイナル|優勝
  • ATP250|アントワープ(ベスト4)
  • チャレンジャー|3大会(優勝)

2020年

  • グランドスラム|全仏(ベスト8)
  • マスターズ|ローマ(ベスト16)
  • ATP500|ロッテルダム(ベスト8)
  • ATP250|ソフィア(優勝) ケルン(ベスト4)

 

 

 

ではヤニック・シナー選手のプレースタイルやランキング、使用ラケットやウェア、主な成績については以上です。

ここまで読んでくださってありがとうございました。

 

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