イタリアの男子プロテニスプレイヤーであるヤニック・シナー(JANNIK SINNER)選手。
2019年から本格的にツアーを周り始めたばかりですが、すでにチャレンジャーで何度も優勝しランキングを急上昇させています。
この記事ではシナー選手のプロフィール、プレースタイル、使用しているラケットやウェア、ランキングの推移、錦織圭との対戦成績などをまとめていきます。
(2019,10,19更新)
プロフィール
年齢 | 18歳 |
生年月日 | 2001年8月16日 |
国 | イタリア |
身長 | 188cm |
体重 | 75kg |
利き手 | 右 |
バックハンド | 両手 |
プロ転向 | 2018年(17歳) |
ATP公式サイト | 選手ページ |
コーチ | リカルド・ピアッティ アンドリュー・ボルピーニ |
テニスを始めたのは7歳からでしたが当時は同時にスキーもやっており、テニスに専念し始めたのは13歳の頃。
憧れだった選手はロジャー・フェデラー選手。
趣味はテレビ鑑賞や音楽鑑賞、サッカーをすることも好きでACミランのファン。
現在シナー選手のコーチに就いているピアッティコーチは以前はジョコビッチ選手やガスケ選手、ラオニッチ選手など数々のトッププレイヤーのコーチをしていた経歴があります。
使用しているラケットやウェア
Head Graphene 360 Speed Pro

【ポイント2倍】ヘッド(Head) 2018年モデル グラフィン360 スピードプロ 18×20 (310g) 235208 (Graphene 360 Speed Pro) ノバク・ジョコビッチ使用モデル テニスラケット【あす楽】
【市販されているモデルのスペック】
重さ | 326g |
スウィングウェイト | 318g |
ヘッドサイズ | 100 |
推奨テンション | 48-57 |
フレームの硬さ | 62 |
ガットパターン | 18本×20本 |
シナー選手が使用しているラケットはHeadの「Graphene 360 Speed」シリーズ。
実際にシナー選手が使用しているラケットの詳細な情報は分かりませんが、このラケットは軽いため機動性が高く、スピンもかけやすいです。
現在のウェアとシューズは「NIKE」。
以前はHEADのウェアを着用していましたが、2019年後半辺りからNIKEに変更。
ツアーでの成績
シングルスのキャリアタイトル
シングルスでのキャリアタイトルはまだありません。
下部ツアーのチャレンジャーではこれまでに2度のタイトルを獲得。
グランドスラムの最高成績
全豪オープン | – |
全仏オープン | – |
ウィンブルドン | 予選1回戦 |
全米オープン | 1回戦 |
グランドスラムの最高成績は1回戦。
2回目の挑戦だった2019年の全米オープンで早くも予選を突破し初の本戦入りを果たしています。
マスターズの最高成績
インディアンウェルズ | – |
マイアミ | – |
モンテカルロ | – |
マドリード | – |
ローマ | 2回戦 |
カナダ | – |
シンシナティ | – |
上海 | – |
パリ | – |
マスターズの最高成績は2回戦。
ワイルドカードで初出場となった2019年のローマでいきなりマスターズ本選初勝利。
勝敗
キャリア通算のツアーレベル(ATP250以上)での勝敗は3勝7敗(勝率30%)
【試合形式別】
- 5セットマッチ|0勝1敗(勝率0%)
- 3セットマッチ|3勝6敗(勝率33%)
【サーフェス別】
- クレー|3勝4敗(勝率42%)
- グラス|0勝1敗(勝率0%)
- ハード|0勝2敗(勝率0%)
獲得賞金
キャリア通算の獲得賞金は$197,599(2100万円)
1シーズン平均にすると約1000万円になります。
ランキングの推移
キャリアハイの推移 | |
トップ100 | – |
キャリアハイ|119位 | 2019年(18歳) |
年末ランキングの推移 | |
2018 | 769 |
プレースタイルや強さ
フォア、バック共に非常に良いショットを持っていて、ボールコントロールが良いです。
特にフォア、バック共にアングルへの精度が高く、そこを起点にラリーの主導権を握ることも多くなっています。
また振られた時の球際での強さもあり、時にはカウンターショット、時には高いロブなどうまく使い分けて相手の攻めを防ぐ技術も高いです。
この若さでそれぞれのショットの完成度が高く、テニスの質が非常に高いと感じました。
戦力分析
フォアハンド | 8 |
バックハンド | 8 |
サーブ | 7 |
リターン | 8 |
ボレー | 8 |
テクニック | 8 |
メンタル | 7 |
フットワーク | 8 |
攻撃力 | 7 |
守備力 | 8 |
総合力 | 77 |
スタッツ
(比較用に錦織選手・フェデラー選手のスタッツも表示しています。)
シナー | 錦織圭 | フェデラー | |
エースの数 | 22本 (1試合平均:2.2本) | 1851本 (1試合平均:3.2本) | 10865本 (1試合平均:7.5本) |
ファーストサーブ ポイント獲得率 | 63% | 71% | 77% |
セカンドサーブ ポイント獲得率 | 53% | 53% | 57% |
サービスゲーム 取得率 | 65% | 80% | 89% |
ファーストサーブ リターンポイント獲得率 | 31% | 30% | 33% |
セカンドサーブ リターンポイント獲得率 | 47% | 53% | 51% |
リターンゲーム 取得率 | 22% | 27% | 27% |
サービスゲームの取得率が低いですが、その中の2NDサーブのポイント獲得率は高いです。
つまり現状のスタッツからは、威力のあるサーブで圧倒的に優位な状況になる事は少ないですが、ストロークではポイントが取れているという事が分かります。
リターンのスタッツは全体的に良い方で、特に1STサーブのリターンでポイント獲得率が高くなっています。
リターン力がかなり高そうです。
テニス選手としての主な経歴
プロ入り2年目にチャレンジャーで優勝
2018年にプロ入りし2018年前半はフューチャーズ、後半にはチャレンジャーに挑戦するようになりました。
プロ2年目の2019年シーズンが始まり、2月にランキング546位で出場したイタリアのチャレンジャーで優勝。
それまでフューチャーズでの優勝も無かったのですが、いきなりのチャレンジャータイトル。
その後2大会連続でフューチャーズでも優勝。
4月のATP250ブダペストでラッキールーザーでしたが、初のツアー本戦入りを果たし1回戦突破、ツアー初勝利も達成。
マスターズで初の1回戦突破
ワイルドカードで出場したローマで初のマスターズ本選入り。
1回戦でアメリカのスティーブ・ジョンソン選手に勝利し、マスターズで初出場&初勝利。
その後はツアー本戦入りも増え、全米オープンではグランドスラム初の本戦入り。
ランキングも1年ほどで一気に700以上あげてトップ100目前。
シナー選手と錦織圭の対戦成績
対戦成績
錦織圭(0勝)
シナー選手と錦織選手の対戦はまだありません。
しかしお互いにラリー戦を得意とする選手同士なので対戦する事になったらレベルの高いラリー戦になる事は間違いないです。
過去の対戦結果
年 | 大会 (グレード・コート) | 勝者 | スコア |
ではヤニック・シナー選手のプレースタイルやランキング、使用ラケットやウェア、錦織選手との対戦成績については以上です。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
テニス関連の記事はこちらにまとめてあります。