男子テニスで注目の若手選手まとめ【2019年シーズン】

ズベレフ選手はかなり前から注目された若手として名前を挙げられており、17年、18年とトップで活躍し続けていたので結構年齢も高いと思いきや、まだ21歳です。

2017年には20歳ながらBNLイタリア国際（マスターズ・ローマ）でマスターズ初タイトルを獲得。さらにその後も現在までにロジャーズカップ（マスターズ・カナダ）、ムチュアマドリードオープン（マスターズ・マドリード）で優勝し、この若さですでに3つのマスターズタイトルを持っています。

さらに2018年のNITTO ATP FINALS（ツアーファイナル）で優勝。グランドスラムでは、まだそれほど良い成績が残せていませんがそれ以外の活躍だけ見るとビッグ4に割って入るほどの勢いがあります。

2018年シーズンで最も躍進した若手選手と言っても過言ではありません。

特に大きく注目されたのは8月に開催されたロジャーズカップ（マスターズ・カナダ）。

この大会27位のランキングで出場したチチパス選手でしたが、2回戦でティエム選手（8位）、3回戦でビッグ4のジョコビッチ選手（10位）、準々決勝でズベレフ選手（3位）、準決勝でアンダーソン選手（6位）、5人のトップ10選手に勝利。

決勝ではナダル選手（1位）に敗れましたがマスターズ初の準優勝を果たします。

さらにシーズン終盤に行われた21歳以下のツアーファイナルであるNEXT GEN ATP FINALSで優勝。今年活躍した8人の若手の中でも強さを証明しました。

2018年シーズン終盤でロレックスパリマスターズ（マスターズ・パリ）の優勝で一気に知名度を上昇させたカチャノフ選手。

2016年に20歳でツアー初タイトルを獲得して期待をされていましたが2017年シーズンはそれほど大きな成績を残せていませんでした。

しかし2018年はマルセイユとモスクワのATP250で優勝を果たし、ロジャーズカップ（マスターズ・カナダ）でもベスト4に進出しています。パリでの優勝だけでなくシーズンを通して非常に良い成績を残せていました。

208位で始まった2018年シーズンでしたが、終わってみればトップ30目前までランキングをジャンプアップさせてきました。

年初のブリスベン国際（250）でツアー初のベスト4、翌週のシドニー国際（250）では初の準優勝と一気に結果を残し、8月のシティオープン（500）でも準優勝。

ツアータイトルこそ獲得していませんが、10代の選手の中では来シーズン最も注目の選手だと思います。

2018年シーズン開始時は300位台後半に位置していましたが、シーズン最後に出場したチャレンジャーで優勝し滑り込みでトップ100入り。

シーズン序盤はチャレンジャーのさらに下のグレードであるフューチャーズ中心に周っていたほどでしたが、シーズン後半だけでチャレンジャーに主戦場を移したただけでなく3大会で優勝。

7月以降の約5ヶ月ほどで150くらいランキングを上げて、最後も優勝と最高の形で来シーズンを迎えられそうですね。

2017年シーズンは怪我にも悩まされそこまで大きくランキングをあげることはできませんでしたが、2018年は年間を通して大きな怪我もなく順調にツアーを周り、357位だったランキングも188位まで上昇。

8月のシティオープン（500）で予選を突破しツアー初の本戦入り、10月にワイルドカードで出場した楽天ジャパンオープン（500）ではツアー初勝利も果たしています。

そして11月に出場した兵庫ノアチャレンジャーではチャレンジャー初の準優勝。

2018年はグランドスラムの予選に挑戦したのはウィンブルドンだけでしたが、200位内を維持できれば全てのグランドスラムの予選に挑戦することができるので、非常に楽しみですね。