ニック・キリオス|プレースタイルや戦績まとめ

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今回はオーストラリアのプロテニスプレイヤーであるニック・キリオス選手について、プレースタイルやランキングの推移、獲得タイトル、グランドスラム・マスターズでの成績、ビッグ4との対戦成績などの情報をまとめていきたいと思います。

(2021,4,28更新)

プロフィール

 年齢  26歳
 国  オーストラリア
 身長  193cm
 体重  85kg
 利き手  右
 バックハンド  両手
 プロ転向  2013年(18歳)
 好きなコート  全て
 好きなショット  サーブ
 趣味  バスケ
 コーチ  –

キリオス選手が使用しているギアついての情報はこちら。

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キャリアタイトル

タイトル 6勝
グレード別
ATP500 3
ATP250 3
サーフェス別
ハード 6

シングルスのツアー初タイトルは2016年のマルセイユ(ATP250・ハード)での大会です。

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さらにこの同年に楽天ジャパンオープン(東京・ATP500・ハード)でもATP500で初のタイトルを獲得。

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グランドスラム・マスターズの成績

グランドスラムの最高成績

 全豪オープン  ベスト8
 全仏オープン  3回戦
 ウィンブルドン  ベスト8
 全米オープン  3回戦
  • グランドスラムの最高成績はベスト8
  • グランドスラム本戦出場5回目となった2014年のウィンブルドンで早々にベスト8進出を果たしています。

マスターズの最高成績

 インディアンウェルズ  ベスト8
 マイアミ  ベスト4
 モンテカルロ  –
 マドリード  ベスト8
 ローマ  3回戦
 カナダ  3回戦
 シンシナティ  準優勝
 上海  2回戦
 パリ  –
  • マスターズの最高成績は準優勝
  • 2017年のシンシナティでマスターズ初の決勝進出。
  • 2016年のマドリードでそれまでの最高成績だった3回戦進出を一気に更新してベスト4入り。

ランキングの推移

キャリアハイの推移
トップ100 2014年(19歳)
トップ50 2015年(20歳)
トップ20 2016年(21歳)
キャリアハイ|13位 2016年(21歳)
年末ランキングの推移
2013 182
2014 52
2015 30
2016 13
2017 21
2018 35
2019 30
2020 45

プレースタイル

キリオス選手のプレースタイルは攻撃型オールラウンダーで、武器はとてつもない威力のクイックサーブと破壊力抜群のフォアハンドです。

最近の若い選手にはクイックサーブを使う選手が多いですが、キリオス選手はその最たる選手です。

超クイックでタイミングが速いうえにサーブ自体のスピードも220kmを平気で出すくらい速いため、体感的にはとてつもなく早く感じると思います。

ビッグサーバークラスのサーブです。

さらにフォアハンドも破壊力があり、回転を強めにアングルを狙ったりコートの深いところへ打ったりしますし、フラットボールで思い切り叩きつけることもします。

体の使い方がとてもしなやかで回転をかける時の腕や体の動きが良いので威力と回転を両立させたショットを打てる数少ない選手です。

テニス選手としての主な経歴

 

2014年にナダル選手を破り、ウィンブルドンでベスト8

ランキング144位で出場した2014年のウィンブルドンでしたが、1回戦から大接戦を制し、2回戦では14位のガスケ選手相手に36,67(4),64,75,108のフルセットで2セットダウンからの大逆転勝利。

さらに4回戦で1位のナダル選手と対戦し、76(5),57,76(5),63で勝利。大金星を上げ非常に大きな話題となりました。準々決勝では9位のラオニッチ選手に敗れはしましたが、ここでも2度のタイブレークがある接戦で惜敗。

キリオス選手の試合は、なぜかかなり接戦になる傾向が強いです。

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2016年シーズンにツアータイトル3つ獲得

2016年シーズンには2月にマルセイユ(ATP250)でツアー初タイトルを獲得。この大会は41位で出場し、準々決勝で10位のガスケ選手、準決勝で8位のベルディヒ選手、決勝で12位のチリッチ選手を破り、1回戦から全ての試合ストレート勝利という圧巻の優勝となりました。

さらに8月のアトランタ(ATP250)でもタイトルを獲得、決勝では17位のイズナー選手を破って優勝。そして10月の東京(ATP500)でグレード500大会初の優勝。準決勝では8位のモンフィス選手、決勝では14位のゴファン選手をフルセットの逆転勝利で下しての優勝となりました。

トップ選手でも年間で3タイトル獲得するのはとても難しいことですが、21歳にして1シーズンで3つのタイトルを獲得するとは。。

シンシナティ(マスターズ)で準優勝

2017年のシンシナティマスターズでマスターズ初の準優勝。初戦から13位のゴファン選手と非常にタフなドローでしたが勝ち上がり、準々決勝では2位のナダル選手にストレートで勝利。

続く準決勝では元世界3位のフェレール選手を2度のタイブレークを制しストレートで撃破。そして決勝では11位のディミトロフ選手にストレートで敗れました。しかしタフなドローを勝ち上がっての準優勝は凄いですよね。マスターズタイトル獲得の日も近そうです。

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ビッグ4に対して驚異的な勝率

キリオス選手のデータでもっとも驚くべき数字はビッグ4に対する勝率です。現在(2018年9月時点)でのキリオス選手の対ビッグ4の成績は17戦7勝11敗で勝率38%というものです。

比較のために数字を出すと、ビッグ4対抗馬筆頭のワウリンカ選手が勝率20%、グランドスラムチャンピオンのチリッチ選手が勝率15%、デルポトロ選手が勝率30%という感じになっています。キリオス選手はこれらの選手と比べてまだ対戦回数が少ないので完璧な比較にはならないかもしれませんが、何にしても驚異的な数字であることに変わりはないと思います。

これだけの力を持っているという事はグランドスラムを取れる実力は備わっていると思うので、後は年間を通して安定して試合に勝てるようになり、大きな怪我をしないことが必要になってきますね!それができれば今後トップ10、トップ5、さらに上もありえますよね。

ビッグ4・トップ選手との対戦成績

錦織選手との対戦成績についてはこちら。

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ビッグ4との戦績

ビッグ4 7勝13敗 35%
R・フェデラー 1勝3敗 33%
R・ナダル 3勝5敗 37%
N・ジョコビッチ 2勝0敗 100%
A・マレー 1勝5敗 17%

キリオス選手はビッグ4全員から勝利を果たした数少ない現役選手の一人です。

この若さでこれを達成できるのはかなり凄いことです。

詳しくはこちらの記事にまとめてあります。

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トップ選手との対戦

ダニール・メドベージェフ
2勝0敗 100%
ドミニク・ティエム 0勝2敗 0%
スタン・ワウリンカ 3勝3敗 50%
ファン・マルティン・デルポトロ 0勝1敗 0%
マリン・チリッチ 1勝2敗 33%
グリゴール・ディミトロフ 1勝3敗 25%
アレクサンダー・ズベレフ 4勝3敗 57%
ミロシュ・ラオニッチ 3勝4敗 43%
錦織圭 0勝4敗 0%
フォー・ウィルフリード・ツォンガ 1勝1敗 50%
ケビン・アンダーソン 0勝2敗 0%

勝利数が多くなっているのはズべレフ選手やワウリンカ選手ですが、対戦成績はほぼ互角。

メドベージェフ選手に対しては勝ち越しが多くなっています。

また逆に相性が悪いのは錦織選手で、試合内容は接戦が多いですが大きく負け越しています。

 

ではキリオス選手については以上です。

ここまで読んでくださってありがとうございました!

 

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