今回はアメリカ・シンシナティで開催されるマスターズ(ATP1000)大会である「ウエスタン&サザンオープン」の賞金や獲得できるポイント、歴代優勝者などの情報をまとめていきます。
ウエスタン&サザンオープン(マスターズ・シンシナティ)の賞金とポイント
賞金総額
2021年大会の賞金総額は約370万ドル(約4億円)
昨年と比べると-20%の減額となりました。
新型コロナの影響が出る前の2019年大会の時と比べると約45%のダウンとなっています。
【過去数年間の推移】
2021年 | $3,707,550 | ¥393,000,300 | -20.69% |
2020年 | $4,674,780 | ¥495,526,680 | -30.60% |
2019年 | $6,735,690 | ¥720,718,830 | +6.3% |
2018年 | $6,335,970 | ¥677,948,790 | +12.6% |
2017年 | $5,627,305 | ¥602,121,635 | – |
シングルス
2021年
結果 | ポイント | 賞金(ドル) | 賞金(日本円) | 前年比 |
優勝 | 1000 | $391,240 | ¥41,471,440 | 37.3% |
準優勝 | 600 | $218,065 | ¥23,114,890 | 17.9% |
ベスト4 | 360 | $123,570 | ¥13,098,420 | -0.3% |
ベスト8 | 180 | $69,780 | ¥7,396,680 | -29.2% |
ベスト16 | 90 | $42,160 | ¥4,468,960 | -42.4% |
2回戦 | 45 | $26,315 | ¥2,789,390 | -39.4% |
1回戦 | 10 | $15,990 | ¥1,694,940 | -34.9% |
予選勝者 | 25 | – | ||
予選2回戦 | 16 | $8,870 | ¥940,220 | -29.6% |
予選1回戦 | 0 | $4,720 | ¥500,320 | -29.1% |
過去の賞金額一覧と前年比
2021年 | 2020年 | 2019年 | 2018年 | 2017年 | |
優勝 | $391,240 | $285,000 | $1,114,225 | $1,088,450 | $954,225 |
準優勝 | $218,065 | $185,015 | $564,005 | $533,690 | $467,880 |
ベスト4 | $123,570 | $124,000 | $289,290 | $268,600 | $235,480 |
ベスト8 | $69,780 | $98,500 | $149,100 | $136,580 | $119,740 |
3回戦 | $42,160 | $73,250 | $74,695 | $70,925 | $62,180 |
2回戦 | $26,315 | $43,450 | $39,120 | $37,395 | $32,780 |
1回戦 | $15,990 | $24,560 | $22,045 | $20,190 | $17,700 |
予選2回戦 | $8,870 | $12,595 | $8,435 | $4,650 | $4,080 |
予選1回戦 | $4,720 | $6,655 | $4,220 | $2,370 | $2,075 |
【前年比】
2021年 | 2020年 | 2019年 | 2018年 | |
優勝 | 37.3% | -74.4% | 2.4% | 14.1% |
準優勝 | 17.9% | -67.2% | 5.7% | 14.1% |
ベスト4 | -0.3% | -57.1% | 7.7% | 14.1% |
ベスト8 | -29.2% | -33.9% | 9.2% | 14.1% |
3回戦 | -42.4% | -1.9% | 5.3% | 14.1% |
2回戦 | -39.4% | 11.1% | 4.6% | 14.1% |
1回戦 | -34.9% | 11.4% | 9.2% | 14.1% |
予選2回戦 | -29.6% | 49.3% | 81.4% | 14.0% |
予選1回戦 | -29.1% | 57.7% | 78.1% | 14.2% |
- 2021年|昨年大幅に減額された上位進出者の賞金は増額されましたが、ベスト8以下の成績の賞金は大きく減額となっています。そのため大会全体の賞金総額も昨年と比べると少なくなっています。
- 2020年|新型コロナの影響で上位進出者の賞金額が大幅にダウン。その反面、生活が厳しくなるランキング下位の選手を助けるため、予選や本戦の早期ラウンドについては賞金額がかなり増額されました。
- 2019年|2018年と比較すると予選の賞金額が大きく増加。その反面優勝賞金のアップ率は2.4%と低め.1回戦やベスト8の賞金は9%以上と昨年より上昇幅は大きい。
- 2018年|2017年と比較すると全体的に一律4%程度のアップ。
ダブルス
結果 | ポイント | 賞金(ドル) | 賞金(日本円) |
優勝 | 1000 | $72,680 | ¥7,704,080 |
準優勝 | 600 | $50,880 | ¥5,393,280 |
ベスト4 | 360 | $34,890 | ¥3,698,340 |
ベスト8 | 180 | $23,620 | ¥2,503,720 |
ベスト16 | 90 | $16,000 | ¥1,696,000 |
1回戦 | 0 | $10,900 | ¥1,155,400 |
大会概要
大会名 | ウエスタン&サザンオープン |
グレード | ATP1000(マスターズ) |
開催場所 | アメリカ・シンシナティ |
開催時期 | 8月・第3週 |
出場選手数 | シングルス 56人 ダブルス 24ペア |
サーフェス | ハード |
URL | ATP公式サイト大会ページ |
大会公式サイト |
ウエスタン&サザンオープンは全米オープンの前哨戦として開催されるマスターズ2連戦のうちの1つ。
前週のロジャーズカップに続いて開催されます。サーフェスは全米オープンと同じコートを使用。
2020年大会では新型コロナウイするの影響で、特別措置としてシンシナティではなくニューヨークでの開催となりました。
歴代優勝者と上位成績者
年 | 優勝 | 準優勝 | ベスト4 |
2005 | R・フェデラー | A・ロディック | L・ヒューイット R・ジネプリ |
2006 | A・ロディック | J・フェレーロ | F・ゴンザレス T・ロブレド |
2007 | R・フェデラー | J・ブレイク | L・ヒューイット N・ダビデンコ |
2008 | A・マレー | N・ジョコビッチ | R・ナダル I・カルロビッチ |
2009 | R・フェデラー | N・ジョコビッチ | R・ナダル A・マレー |
2010 | R・フェデラー | M・フィッシュ | A・ロディック M・バグダティス |
2011 | A・マレー | N・ジョコビッチ | M・フィッシュ T・ベルディヒ |
2012 | R・フェデラー | N・ジョコビッチ | J・デルポトロ S・ワウリンカ |
2013 | R・ナダル | J・イズナー | T・ベルディヒ J・デルポトロ |
2014 | R・フェデラー | D・フェレール | M・ラオニッチ J・ベネトー |
2015 | R・フェデラー | N・ジョコビッチ | A・マレー A・ドルゴポロフ |
2016 | M・チリッチ | A・マレー | M・ラオニッチ G・ディミトロフ |
2017 | G・ディミトロフ | N・キリオス | J・イズナー D・フェレール |
2018 | N・ジョコビッチ | R・フェデラー | M・チリッチ D・ゴファン |
2019 | Ⅾ・メドベージェフ | D・ゴファン | N・ジョコビッチ R・ガスケ |
2020 | N・ジョコビッチ | M・ラオニッチ | R・アグート S・チチパス |
※黄色はビッグ4
ウエスタン&サザンオープンではフェデラー選手が圧倒的な強さを誇っていますね。
次いでビッグ4ではマレー選手、ジョコビッチ選手が2度の優勝、ナダル選手が1度優勝となっています。
そしてジョコビッチ選手は2018年にこの大会を優勝したことにより史上初のゴールデンマスターズを達成。
しかし2016年には10年ぶりにチリッチ選手がビッグ4以外で優勝を果たし、2017年には11年ぶりにビッグ4が誰もベスト4に残らない大会となりディミトロフ選手が優勝を果たしました。
徐々に男子テニスも世代が変わり始めているのかもしれません。
地元アメリカ勢ではイズナー選手が準優勝1回とベスト4が1回という成績になっていますが、2006年にロディック選手が優勝して以来アメリカ勢のタイトル獲得は遠ざかっています。
アメリカは有望な若手も多くなってきているので今後に期待ですね。
ではウエスタン&サザン・オープンの獲得賞金やポイント、過去大会の結果についてまとめてみました。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
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