【テニス】ATPツアー大会の仕組みとグレード

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こんにちは~ケイです。今回は男子プロテニスのATPツアーの仕組みについて簡単にまとめてみました!

ATPツアーとは

ATPツアーとは、男子のプロテニスツアーのことです。テニスというスポーツは年間を通して世界各地で開催される大会を回っていくことになるのでツアーという言い方になっています。ちなみに女子のプロテニスツアーはWTAといいます。

 

例えば2018年シーズンはツアーファイナル、ネクストジェンツアーファイナルを含め全部で68大会行われる予定となっています。開催する大会の数はその年毎に微妙に変わることもありますが、基本的にはこれくらいの数が年間を通して開催されています。

ポイントとランキング

ツアーを周って大会に出て獲得できるものは主に二つです。それはATPポイントと賞金です。

詳しい賞金の額については別の記事でまとめてあるので良かったらこちらも見てください。

 

ATPポイントは、世界各地のATPツアーの大会に出ることで獲得することができます。もちろん大会で上位に進出するほど多くもらえるのですが、ATPツアーの大会にはグレードがあってそのグレードによってももらえるポイントが変わってきます。

 

グレードが高い大会でいい成績を残すと大量のポイントが貰えます。そしてその獲得したポイントによってランキングが決まっていくわけですが、ATPツアーにはややこしいことにランキングが以下の2種類あります 笑

 

  • オフィシャルランキング
  • レースランキング

 

オフィシャルランキングというのはその名の通り公式なランキングです。大会のシードを決めたり、ニュースなどで発表されるのはこちらのランキングですね。

ATPポイントは1年が有効期限です。ですので直近の1年間で積み上げてきたポイントを表すのがこのオフィシャルランキングということになります。少しわかりにくかったらスミマセン。まあ普通のランキングだと思ってもらえれば良いです 笑

そして問題のレースランキングの方ですが、実際こちらの方が説明は簡単です。オフィシャルランキングの場合は直近の1年間の総ポイントを表しているわけですが、こちらのレースランキングは全選手がシーズン開始時に0ポイントからスタートするランキングです。

なのでそのシーズンで稼いだポイントがひと目で分かります。

 

レースランキングという名前から多少は想像できるかもしれませんが、これはツアーファイナルに向けてのランキングと解釈する方がわかりやすいです。ツアーファイナルはその年の上位8人が出られる大会です。その8人をわかりやすく表示するためにレースランキングがあるわけです。

ATPツアーのグレード

先ほどもちらっと言いましたがATPツアーには4段階のグレードがあります。そのグレードについても簡単に説明していきます。

グランドスラム

ATPツアーの中で最も高いグレードで、4大大会とも言われます。4つの大会というのは、全豪、全仏、全英(ウィンブルドン)、全米です。ウィンブルドンという言葉はよく耳にするかもしれませんが、ウィンブルドンがテニスで一番大きい大会というわけではないです。それと同等の大きさの大会が他に3つあるという事ですね。

 

ただウィンブルドンは4大大会の中でも歴史ある大会で他の大会とは少し違うという点はあります。他の大会には無いルールなどもありますし。例えばウェアが白を基調にしなければななかったり、チェンジコートの時に音楽を流してはいけないなど。

 

そしてこのグランドスラムで優勝した選手には2000ポイントが与えられます。これがどれほど多いのかは他のグレードの大会のポイントを見てもらえばわかると思います。さらに優勝賞金は低くても約2億5000万円以上。1回優勝すればもう働かなくていいくらいですね 笑
近年は賞金も上がってきており、全米オープンに至っては4億円を超えています・・・さすがアメリカ。

マスターズ(ATP1000)

マスターズ大会は2016年現在では年間9大会開催されています。優勝者には1000ポイントが与えられ、賞金はそれぞれの大会で異なりますがだいたい1億円前後といったところです。

 

基本的にトップ10の選手が全員揃う大会はこのマスターズ大会までのグレードになります。もちろん怪我で大会をスキップをする場合はありますが。そのためマスターズ、グランドスラムといった大会で優勝するのは相当大変なことだということです。

 

ATP500

ATP500ん大会は現在年間13大会開催されており、優勝者には500ポイントと大会によって異なりますが、だいたい5000万円ほどの優勝賞金が与えられます。ここからはATPツアーの中では下の方になってくるので同じ大会にトップの選手が固まるといったことはまずないです。

 

ただその分ドロー数(出場選手の枠)が少なくなり、結局は早い段階でランキングの高い選手と戦うことになってしまうので優勝するのが難しいことに変わりありません。

ATP250

ATPツアーの中では最も下のグレードになり、現在年間40大会前後開催されています。こちらのATP250の大会は結構毎年増えたり減ったりするので大会の数は年によって変わってきます。

 

優勝者には250ポイントと大会ごとに異なりますが、だいたい1000万〜2000万円ほどの優勝賞金が与えられます。

 

ATP250は開催数が多いですし、ポイント数も少ないので比較的ランキングの低い選手でも本戦に入れたりします。ボーダーラインとしては100位を切るくらいで可能性あり、80位以内ならまずどこのATP250でも本戦に入れるといった感じですね。

ATPチャレンジャー

ATPツアーは先ほど紹介したATP250までですが、さらにその下に下部ツアーというものが存在します。実はATPツアーの大会に出られる選手というのはATPポイントを持っている選手のだいたい上位1割ほどなんです。

 

ATPツアーの本戦に出ようと思うとだいたいランキングを100前後までは上げなければなりません。現在ATPポイントを持つテニス選手は世界に1000人以上いますので、上位1割、それ以下の選手しか出られないほど厳しい世界です。つまり残りの9割の選手はこちらの下部大会を回ることになるわけですね。

 

チャレンジャーの大会は現在年間約180大会開催されており、優勝者は80〜125ポイントもらえます。これは大会によって獲得できるポイントの数が違うのでこうなります。優勝賞金はだいたい100万円ほどです。やはりATPツアーと比べるとかなり待遇面では劣りますね・・・

ITFフューチャーズ

そしてチャレンジャーのさらにその下にフューチャーズというグレードもあります。こちらは年間かなりの大会数が開催されています。毎年数が変わるのではっきりした数はわかりませんが、54週全てで世界のどこかしらで複数開催されています。

 

優勝者は18〜35ポイント獲得できます。ただ賞金はほとんどありません。あっても数万円〜数十万円と言ったくらいです。ただテニス選手は誰もがこのフューチャーズから世界を経験していくので、テニス選手の登竜門とも言われる大会です。

 

今トップにいる選手も全員がこうしてフューチャーズ、チャレンジャー、と下部ツアーを戦い、今のランキングまで上がってきたわけです。そう考えてみると果てしない道のりですね・・・笑

 

ではATPツアーについては以上です!ここまで読んでくださってありがとうございました!!

 


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テニス選手情報まとめ、過去の大会結果まとめ

 

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