今回はトップ100入りも果たし、2018年にはツアー初タイトルを獲得したダニエル太郎選手についてのプレースタイルやランキング、主な経歴などをまとめていこうと思います。
(2020,1,15更新)
プロフィール
| 年齢 | 26歳 | 
| 国 | 日本 | 
| 身長 | 191cm | 
| 体重 | 76kg | 
| 利き手 | 右 | 
| バックハンド | 両手 | 
| プロ転向 | 2010年(17歳) | 
| 好きなショット | バック | 
| 好きなコート | ハード、クレー | 
| 好きな大会 | グランドスラム | 
| 憧れだった選手 | ロジャー・フェデラー アンディ・ロディック | 
| 趣味 | 音楽鑑賞、卓球、映画鑑賞 | 
| コーチ | スヴェン・グルーネフェルド | 
| ATP公式サイト | 選手ページ | 
【ダニエル太郎選手のインスタ】
ダニエル太郎選手は父親に紹介されて5歳からテニスを開始。
ダニエル選手はアメリカで生まれて、日本では埼玉や名古屋で過ごし、14歳でスペインに引っ越しています。
ジュニアの大会にはあまり出場せず、16歳という早い段階でプロに転向し下部ツアーを周りました。
現在のコーチは元オランダの男子プロテニスプレイヤーであるスヴェン・グルーネフェルドコーチ。
自身はテニス選手としてはそれほど成功したわけではありませんが、テニスコーチとしては女子で元世界1位のウォズニアッキ選手、イバノビッチ選手、シャラポワ選手などを指導した経験が有り、男子でも元世界2位のはーす選手を指導した経験もある凄いコーチです。
タイトル
ダニエル太郎選手のキャリアタイトルは1勝。
2018年・5月にイスタンブール(ATP250)で初のツアータイトルを獲得。25歳での初タイトル獲得で、決勝はチュニジアのマレク・ジャジリ選手に勝利して優勝を果たしました。
| グレード別 | |
| ATP250 | 1 | 
| サーフェス別 | |
| ハード | 0 | 
| クレー | 1 | 
| グラス | 0 | 
グランドスラム・マスターズの最高成績
グランドスラムの最高成績
| 全豪オープン | 1回戦 | 
| 全仏オープン | 2回戦 | 
| ウィンブルドン | 1回戦 | 
| 全米オープン | 2回戦 | 
グランドスラムでは2016年の全仏、2017年の全米で2回戦に進出したのが最高成績となっています。
クレーでの成績が非常に良いので全仏での上位進出に期待がかかりますね。
マスターズの最高成績
| インディアンウェルズ | 3回戦 | 
| マイアミ | 1回戦 | 
| モンテカルロ | 2回戦 | 
| マドリード | 予選1回戦 | 
| ローマ | 予選1回戦 | 
| カナダ | – | 
| シンシナティ | 予選1回戦 | 
| 上海 | 予選2回戦 | 
| パリ | 予選1回戦 | 
マスターズでの最高成績は2018年インディアンウェルズでの3回戦進出。この時予選から勝ち上がり、2回戦ではジョコビッチ選手に勝利して3回戦進出を果たしました。
ランキングの推移
| キャリアハイの推移 | |
| トップ100 | 2015年(22歳) | 
| キャリアハ|64位 | 2018年(25歳) | 
| 年末ランキングの推移 | |
| 2010 | 978 | 
| 2011 | 466 | 
| 2012 | 282 | 
| 2013 | 238 | 
| 2014 | 177 | 
| 2015 | 96 | 
| 2016 | 127 | 
| 2017 | 99 | 
| 2018 | 77 | 
| 2019 | 110 | 
動画
プレースタイル
ダニエル選手のプレースタイルは守備型ベースライナーで、武器は安定感のあるストロークです。
特にストロークの安定感は凄まじく、今ポイントは守る!と決めたらひたすらミスをしないように相手のコートへボールを返していきます。
少し前までは守備力は定評がありましたが攻撃力があまりなくそこが弱点と言われていました。
しかし最近は攻撃する時のボールの精度も上がってきてウィナーを取れる事も多くなり、サーブ力も向上してきており、以前ではほとんど無かった200kmを超えるようなサーブも多くなってきています。
| フォアハンド | 7 | 
| バックハンド | 8 | 
| サーブ | 7 | 
| リターン | 7 | 
| ボレー | 7 | 
| テクニック | 7 | 
| メンタル | 8 | 
| フットワーク | 8 | 
| 攻撃力 | 7 | 
| 守備力 | 8 | 
| 総合力 | 74 | 
各シーズンの主な成績と獲得賞金
2010年〜2013年
- フューチャーズを中心に出場。2013年には初めてチャレンジャーで準優勝を果たす。
- ランキングも200位台前半まで上昇。
2014年
獲得賞金|約12万ドル
- チリのATP250でツアー初の本戦入りながらベスト8まで進出。この時ダニエル選手はランキング226位で予選からの勝ちあがり。
- 全米オープンで予選を突破し、グランドスラムの本戦初出場。1回戦で当時6位のラオニッチ選手に敗れる。
2015年
獲得賞金|約13万ドル
- チャレンジャーで3つのタイトルを獲得。
- 全仏オープンでも予選を突破し、本戦に出場する。
- 初のトップ100入りも果たす。
2016年
獲得賞金|約26万ドル
- リオ五輪で3回戦まで勝ちがる。1回戦では当時16位のソック選手を破り、3回戦ではデルポトロ選手とフルセットの接戦で惜しくも敗退。
- 全豪、ウィンブルドンでも本戦に出場しグランドスラム全てで本戦を経験。全仏では初勝利をあげ2回戦に進出。
2017年
獲得賞金|約33万ドル
- 全仏と全米で2回戦に進出。全米では当時1位のナダル選手相手に第1セットを先取するも、その後逆転されて敗退。
- ポルトガル・エストリルのATP250でベスト8に進出。
2018年
獲得賞金|約48万ドル(約5200万円)
タイトル|1
- アメリカ・インディアンウェルズのマスターズで元世界ランク1位でこの時13位だったジョコビッチ選手に勝利する大金星。3回戦まで勝ち進む。
- トルコ・イスタンブールのATP250でギリギリで本戦にストレートインからツアー初タイトルを獲得。日本人選手4人目の快挙達成。
2019年
獲得賞金|約39万ドル
- グランドスラム|全豪(2回戦)
- ATP500|東京(ベスト8)
- ATP250|ジュネーブ、マラケシュ(ベスト8)
- チャレンジャー|7大会(ベスト8)
主な経歴
2014年のデビスカップワールドグループ準々決勝で初の日本代表に選出
この時のダニエル太郎選手が日本代表に選ばれたときは結構驚きました。
僕自身その時までは名前を知っていたくらいでそこまで顔も見たことはなかったですしあまり話題にもなっていなかったので情報が少なかったです。
なぜこの時ダニエル太郎選手が選ばれたのかというと、まず錦織選手の欠場、そして試合の数日前に添田選手が体調不良で試合に出られなくなり、急遽招集されたという感じです。
もともとはこの時日本に試合をしに来る予定はなかったんですね。
当時は確かランキングは200位前後くらいだったと思います。
おそらくチャレンジャー大会での優勝もあったかどうかというくらい無名でしたが、その年の2月にチリで行われたATP250の大会でランキング200前後ながらベスト8まで勝ち進んだこともあり、日本代表に選出されました。
試合自体は当時世界ランク40位くらいのロソル選手にフルセットで負けてしまったんですが、あの時の2セットダウンからの脅威の追い上げは今でも強く印象に残っています。
2015年ついにトップ100へ
2015年には複数のチャレンジャー大会で優勝し、ATPツアーでも勝利回数が増えたことでついにTOP100入りを達成しました。
チャレンジャー中心からツアー中心に変更したことで、自分より強い選手と試合をする機会を多く得られたことがこの結果にもつながっていると思います。
それに4大大会でも予選を突破し本選に出場する機会も増え、大舞台での試合の経験も着実に積んでいけています。
初のツアータイトル獲得とジョコビッチ選手からの勝利
2018年・3月のインディアンウェルズ(マスターズ)で予選を勝ち上がり、1回戦は同じく予選上がりでイギリスのネクストジェンであるキャメロン・ノーリー選手にフルセットで勝利。
そして続く2回戦では怪我からの復帰して間もないジョコビッチ選手と対戦し、フルセットの激闘で勝利。いくら怪我明けとはいえあのジョコビッチ選手を撃破したのは非常に大きな話題になりました。
同年の5月にはトルコ・イスタンブールで行われたATP250でツアー初のタイトルを獲得。
これは日本人では松岡選手、錦織選手、杉田選手に次ぐ四人目の偉業となりました。
ではダニエル太郎選手のプレースタイル、ランキング、主な経歴については以上です。ここまで読んでくださってありがとうございました。
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