今回はセルビアの若手プロテニスプレイヤーであるミオミール・ケマノビッチ選手(Miomir Kecmanovic)について、プロフィール、プレースタイル、主な経歴や成績、ランキングの推移、錦織選手やビッグ4との対戦成績などの選手情報をまとめていこうと思います。
(2019,1,13更新)
プロフィール
| 年齢 | 19歳 |
| 生年月日 | 1999年8月31日 |
| 国 | セルビア |
| 身長 | 183cm |
| 体重 | 75kg |
| 利き手 | 右 |
| バックハンド | 両手 |
| ラケット | バボラ |
| ウェア | NIKE |
| プロ転向 | 2017年(18歳) |
| 好きなコート | ハード |
| 好きなショット | フォアハンド |
| 好きな大会 | ウィンブルドン |
| 憧れだった選手 | ノバク・ジョコビッチ ロジャー・フェデラー |
| 趣味 | ゴルフ バスケ 読書 |
| コーチ | ミロ・フルバティン |
| ATP公式サイト | 選手ページ |
【ケマノビッチ選手のインスタ】
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ツアーの成績
キャリアタイトル
シングルスのツアータイトルはまだ獲得していません。
下部ツアーのチャレンジャーでは優勝が2回と、準優勝が1回あります。
グランドスラムの成績
| 全豪オープン | ハード | 1回戦 |
| 全仏オープン | クレー | 予選2回戦 |
| ウィンブルドン | グラス | 予選1回戦 |
| 全米オープン | ハード | 予選2回戦 |
グランドスラム全体での最高成績は2019年の全豪オープンで初めて予選を突破し本戦の1回戦に進出。
すでに1回以上全てのグランドスラムの予選に挑戦し、全仏と全米では予選1回戦は突破できています。
マスターズの成績
| インディアンウェルズ | ハード | – |
| マイアミ | ハード |
1回戦 |
| モンテカルロ | クレー | – |
| マドリード | クレー |
– |
| ローマ | クレー |
– |
| カナダ | ハード |
– |
| シンシナティ | ハード |
– |
| 上海 | ハード |
– |
| パリ | ハード |
– |
マスターズではマイアミが唯一の出場で2018年はWCを貰い本戦に出場。前年の17年は予選2回戦で敗退しています。
獲得賞金
キャリア通算の獲得賞金は$192,135(約2110万円)
1シーズン平均(プロ入りから2年)にすると約1055万円になります。
勝敗
キャリア通算のツアーレベル(ATP250以上)での勝敗は1勝3敗(勝率25%)
【サーフェス別】
- クレー|0勝1敗(勝率0%)
- グラス|0勝0敗(勝率0%)
- ハード|1勝2敗(勝率33%)
まだツアーレベルでの対戦自体少ないですがハードコートで勝利を挙げています。クレーやグラスでのツアー初勝利はまだです。
スタッツ
(比較用に錦織選手・フェデラー選手のスタッツも表示しています。)
| ケマノビッチ | 錦織圭 | フェデラー | |
| エースの数 | 12本 (シーズン平均:1本) |
1797本 (シーズン平均:149本) |
10818本 (シーズン平均:515本) |
| ファーストサーブ ポイント獲得率 |
70% | 71% | 77% |
| セカンドサーブ ポイント獲得率 |
55% | 53% | 57% |
| サービスゲーム 取得率 |
82% | 80% | 89% |
| ファーストサーブ リターンポイント獲得率 |
19% | 30% | 33% |
| セカンドサーブ リターンポイント獲得率 |
53% | 53% | 51% |
| リターンゲーム 取得率 |
15% | 27% | 27% |
まだ試合数が少ないですが、スタッツは良い数字のものが多いです。
特にセカンドサーブのポイント獲得率とサービスゲームの取得率が良く、数値だけを見てもセカンドサーブを打った後の組み立てやサービスゲームをキープする力は非常に高そうです。
また相手がセカンドサーブでリターンする時のポイント獲得率も50%を超えており、リターンの時に相手のセカンドサーブをしっかり攻撃できている事もはっきりと分かりますね。
ランキングの推移
| キャリアハイの推移 | |
| トップ100 | – |
| キャリアハイ|126位 | 2019年(19歳) |
| 年末ランキングの推移 | |
| 2017 | 207 |
| 2018 | 132 |
ケマノビッチ選手がプロ入りしたのは2017年で初年度でいきなりトップ200目前までランキングを上昇させています。
ジュニアで活躍していてもプロのツアーではなかなか勝てない選手も多い中で1年目からこれだけ急激なランキングアップを見せるのは驚異的です。
さらに18年も順調にランキングを上げてトップ100入りにも着実に近づいています。
プレースタイルと戦力分析
ケマノビッチ選手のプレースタイルはバランス型オールラウンダーで、武器はいろんなプレーができる事です。
際立って大きな武器はありませんが、いろいろなプレーができるオールラウンダーです。
全てのショットをそつなくこなすタイプの選手で、ベースライン後方で粘るテニスもしますしリターンゲームでネットプレーをする事もあります。
どちらかというとストロークよりボレーのスキルが高そうなので、ネットプレーの方がやや得意な感じはしますが、ベースラインでのラリー戦になってもストロークの力もあるのでポイントに繋げる事も可能です。
| フォアハンド | 7 |
| バックハンド | 7 |
| サーブ | 7 |
| リターン | 7 |
| ボレー | 8 |
| テクニック | 8 |
| メンタル | 7 |
| フットワーク | 7 |
| 攻撃力 | 7 |
| 守備力 | 7 |
| 総合力 | 72 |
テニス選手としての経歴
ジュニアランキング1位を達成
プロ入りを果たす前年の2016年にケマノビッチ選手はジュニアランキングで1位を達成します。
同年の全米オープンジュニアでは準優勝、ジュニアの大会としては最後の出場となった2017年の全仏オープンジュニアでもベスト4進出を果たしています。
またジュニア時代にはギリシャのステファノス・チチパス選手、カナダのフェリックス・オジェ・アリアシム選手など現在ツアーでも注目の若手として名前を上げられる選手たちと競ってきました。
2017年にチャレンジャー初タイトル
プロ入りして最初のシーズンだった2017年には早くもチャレンジャーで優勝。
10月に行われた中国・蘇州のチャレンジャーでノーシードでの出場ながら、シード選手を立て続けに破り決勝ではトップ100経験者のラドゥ・アルボット選手にストレートで勝利。
さらに翌年2018年にチャレンジャーで2回目の優勝。
10月に中国・深センで行われたチャレンジャーで決勝ではキャリアハイでは68位まで上がった事もあるカブチッチ選手にフルセットで勝利。
錦織選手との対戦成績
錦織選手との対戦はまだありません。
| 勝利数 | ハード | クレー | グラス | |
| ミオミール・ケマノビッチ | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 錦織圭 | 0 | 0 | 0 | 0 |
他の日本人選手との対戦成績
日本人選手との対戦成績は2勝2敗(勝率50%)。
2019年のブリスベン国際(ATP250)の予選ではダニエル選手と対戦し、フルセットで2時間越えの激闘に勝利しています。
ビッグ4との対戦成績
ビッグ4との対戦はまだありません。
| 対ビッグ4 | 0勝0敗 | -% |
| R・フェデラー | 0勝0敗 | -% |
| R・ナダル | 0勝0敗 | -% |
| N・ジョコビッチ | 0勝0敗 | -% |
| A・マレー | 0勝0敗 | -% |
トップ選手との対戦成績
トップ選手との対戦成績は0勝1敗(勝率0%)。
ツアー初勝利を飾った2019年のブリスベン国際の2回戦でラオニッチ選手と対戦しその時に敗れています。
| 対トップ選手 | 0勝1敗 | 0% |
| S・ワウリンカ | 0勝0敗 | -% |
| M・チリッチ | 0勝0敗 | -% |
| A・ズベレフ | 0勝0敗 | -% |
| D・フェレール | 0勝0敗 | -% |
| M・ラオニッチ | 0勝1敗 | 0% |
| J・M・デルポトロ | 0勝0敗 | -% |
| T・ベルディヒ | 0勝0敗 | -% |
| 錦織圭 | 0勝0敗 | -% |
| D・ティエム | 0勝0敗 | -% |
| J・W・ツォンガ | 0勝0敗 | -% |
| K・アンダーソン | 0勝0敗 | -% |
ではミオミール・ケマノビッチ選手については以上です。ここまで読んでくださってありがとうございました。
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