今回はカザフスタンのベテラン男子テニスプレイヤーであるミハイル・ククシュキン(Mikhail Kukushkin)選手についてプレースタイルやランキングの推移、使用しているラケットやウェア、錦織圭やビッグ4との対戦成績などをまとめていこうと思います。
(2024,4更新)
プロフィール
年齢 | 36歳 |
国 | カザフスタン |
身長 | 183cm |
体重 | 72kg |
利き手 | 右 |
バックハンド | 両手 |
好きなショット | フォア バック |
好きなサーフェス | ハード |
プロ転向 | 2006年(18歳) |
趣味 | 読書 映画鑑賞 |
ククシュキン選手がテニスを始めたのは6歳の頃で、その後17歳まで父親がコーチでした。
ジュニア時代〜プロ入り初期はロシアの選手として活動していましたが、2008年からはカザフスタンに移住。
そして現在はククシュキン選手の奥さんであるアナスタシアさんがコーチです。
アナスタシアさんはモスクワのスポーツ大学でテニスコーチとしての勉強をし、モスクワで5年間テニスクラブのコーチをしていました。
その後2009年からククシュキン選手のコーチとしてツアーに帯同し、2011年にククシュキン選手と結婚しています。
キャリアタイトル
シングルスタイトル | 1勝 |
グレード別 | |
ATP250 | 1 |
サーフェス別 | |
ハード | 1 |
初タイトルは2010年に22歳で優勝したATP250・サンクトペテルブルク(ハード)。
グランドスラム・マスターズの成績
グランドスラムの最高成績
全豪オープン | 4回戦 |
全仏オープン | 2回戦 |
ウィンブルドン | 4回戦 |
全米オープン | 3回戦 |
- グランドスラムの最高成績は4回戦(ベスト16)
- グランドスラム本戦34回目の出場となった2019年のウィンブルドンで初のベスト16入りを達成
- 本戦初勝利は2011年の全仏オープン。
マスターズの最高成績
インディアンウェルズ | 3回戦(ベスト32) |
マイアミ | 3回戦(ベスト32) |
モンテカルロ | 3回戦(ベスト16) |
マドリード | 2回戦 |
ローマ | 2回戦 |
カナダ | 2回戦 |
シンシナティ | 2回戦 |
上海 | 3回戦(ベスト16) |
パリ | 2回戦 |
- マスターズの最高成績は3回戦(ベスト16)
- 2012年のモンテカルロで初のマスターズベスト16入り。この時は1回戦で14シードのフロリアン・メイヤー選手に勝利。
- 本戦初勝利はマスターズ本選初出場となった2009年のマイアミ。
キャリアハイランキングの推移
キャリアハイの推移 | |
トップ100 | 2010年(22歳) |
トップ50 | 2012年(24歳) |
キャリアハイ|39位 | 2019年(30歳) |
プレースタイル
ククシュキン選手のプレースタイルはバランス型ベースライナーで、武器となるショットはフォアとバックです。
フォアは下から上へ大きく振り抜くしっかり回転をかけて行くショットと、横に振り抜くフラットなショットを使い分けています。どちらもレベルが高く、大きな武器になっています。
バックはフラットですが安定感があり、ややショートクロス気味のクロスへのショットのキレが良いのでそれを起点にしてストレートへ展開するパターンも多いです。
しかし、しっかり構えて打った時のストロークのレベルは高いですが、相手に攻め込まれたりパワーで押されると一気に押し込まれてしまう事もあります。
使用しているラケットやウェア
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First grand slam quarterfinal,in doubles!thanks for playing, @joranvliegen @rolandgarros P.C. @tlaenpix
ラケット
HEAD SPEED
HEAD GRAPHENE SPEED
ウェアやシューズ
ウェアとシューズはラケットと同じHEAD。
以前はウェアはイタリアのファッションブランドのセルジオ・タッキーニ、シューズはASICSを使用していましたが2020年の途中からHEADに変更しています。
プロテニス選手としての主な成績
2010年にツアー初タイトル
2010年最初は132位だったランキングですが、このシーズン終了時には59位までランキングを上昇させます。
まず6月にチャレンジャーで2週連続優勝。その後10月に88位で出場したサンクトペテルブルク(ATP250・ハード)でツアー初のタイトルを獲得します。
この時決勝では当時10位のユーズニー選手に勝利する大金星をあげています。
2012年には全豪オープンで4回戦に進出
2012年には全豪オープンでグランドスラム初の4回戦に進出を果たします。
2回戦ではトロイツキ選手(23位)に試合時間約3時間30分のフルセットで勝利、続く3回戦でもモンフィス選手(15位)に3時間40分のフルセットで勝利。トップ選手を相手にグランドスラムの5セットマッチをフルセットで2試合勝ちきるのは相当難しい事です。
4回戦ではマレー選手(4位)との対戦でしたが、この前の2、3回戦も影響してか3セット目の途中で棄権。
錦織圭との対戦成績
対戦成績
ククシュキン | 錦織圭 |
0勝 (0%) |
9勝 (100%) |
【サーフェス別】
ククシュキン | 錦織圭 | |
0勝 (0%) |
ハード | 5勝 (100%) |
0勝 (0%) |
クレー | 2勝 (100%) |
0勝 (0%) |
グラス | 2勝 (100%) |
過去の対戦結果
年 | 大会 (グレード) |
勝者 | スコア |
2011 | バーゼル (ATP500・ハード) |
錦織圭 | 64 57 64 |
2012 | バルセロナ (ATP500・クレー) |
錦織圭 | 63 46 60 |
2012 | ウィンブルドン (グランドスラム・グラス) |
錦織圭 | 75 63 64 |
2016 | ブリスベン (ATP250・ハード) |
錦織圭 | 63 64 |
2016 | メンフィス (ATP250・ハード) |
錦織圭 | 62 64 |
2016 | インディアンウェルズ (マスターズ・ハード) |
錦織圭 | 63 63 |
2017 | ジュネーブ (ATP250・クレー) |
錦織圭 | 64 63 |
2018 | ウィーン (ATP500・ハード) |
錦織圭 | 64 63 |
2019 | ウィンブルドン (グランドスラム・グラス) |
錦織圭 | 63 36 63 64 |
ビッグ4・トップ選手との対戦成績
ビッグ4
BIG4 | 0勝13敗 | 0% |
ロジャー・フェデラー | 0勝3敗 | 0% |
ラファエル・ナダル | 0勝4敗 | 0% |
ノバク・ジョコビッチ | 0勝2敗 | 0% |
アンディ・マレー | 0勝4敗 | 0% |
トップ選手
ダニール・メドベージェフ |
0勝2敗 | 0% |
スタン・ワウリンカ | 2勝3敗 | 40% |
ファン・マルティン・デルポトロ | 1勝1敗 | 50% |
マリン・チリッチ | 1勝3敗 | 25% |
グリゴール・ディミトロフ | 2勝1敗 | 67% |
アレクサンダー・ズベレフ | 0勝1敗 | 0% |
ドミニク・ティエム | 0勝1敗 | 0% |
ミロシュ・ラオニッチ | 0勝1敗 | 0% |
ステファノス・チチパス |
0勝3敗 | 0% |
ケビン・アンダーソン | 1勝4敗 | 20% |
ヤニック・シナー | 1勝0敗 | 100% |
ではミハイル・ククシュキン選手については以上です。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
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