テニスのツアーにおいて最もグレードが高い大会であるグランドスラムについて、獲得賞金やポイントなどをまとめていこうと思います!
グランドスラムの大会
大会 | サーフェス | 開催地 | 時期 |
全豪オープン | ハード | オーストラリア メルボルン |
1月下旬 |
全仏オープン | クレー | フランス パリ |
5月下旬 |
ウィンブルドン | グラス | イギリス ロンドン |
7月上旬 |
全米オープン | ハード | アメリカ ニューヨーク |
8月下旬 |
グランドスラムはテニスのツアーの最も高いグレードに位置する大会ということもあり4つしかありません。
なのでグランドスラムの事を四大大会とも言います。
それぞれが非常に歴史ある大会で、長い間この4つの大会は変わらず開催されています。
どれも他のATPツアーの大会とは違い、1週間ではなく2週間に渡って開催されます。
さらに男子の試合は通常のツアー大会とは異なり5セットマッチとかなり過酷。
それだけにこのグランドスラムで優勝するということはもの凄く価値のあるものですよね。
獲得賞金
よくテニス選手はかなりお金を稼いでいると聞きますが、ツアーの最高峰であるグランドスラムで活躍するとどれくらいの賞金になるのでしょうか。
賞金額は2023年の賞金を参考にしてまとめて、だいたいの所で四捨五入しています。
通貨のレートによって誤差があるため、あくまで参考程度でお願いします。
(各ラウンドごとの最高額=赤太字、最低額=青太字)
全豪オープン | 全仏オープン | ウィンブルドン | 全米オープン | |
予選1回戦 | 230万円 | 260万円 | 230万円 | 310万円 |
予選2回戦 | 320万円 | 350万円 | 400万円 | 480万円 |
予選決勝 | 500万円 | 540万円 | 650万円 | 630万円 |
1回戦 | 1000万円 | 1100万円 | 1000万円 | 1100万円 |
2回戦 | 1400万円 | 1600万円 | 1500万円 | 1700万円 |
3回戦 | 2000万円 | 2300万円 | 2400万円 | 2700万円 |
4回戦 | 3000万円 | 4000万円 | 3700万円 | 4000万円 |
ベスト8 | 5000万円 | 6400万円 | 6100万円 | 6400万円 |
ベスト4 | 8300万円 | 1億円 | 1億1000万円 | 1億1000万円 |
準優勝 | 1億5000万円 | 1億9000万円 | 2億1000万円 | 2億1000万円 |
優勝 | 2億7000万円 | 3億7000万円 | 4億2000万円 | 4億2000万円 |
グランドスラムと言っても賞金額にはそれなりに差があります。
年によっても変わりますが、だいたいの傾向として全豪オープンは低めで、全米オープンは高めの賞金設定になります。
これは円とのレートにもよりますが、2023年大会だと優勝賞金で1億円以上の差があるほどです。
また近年は予選や本戦の1回戦、2回戦などの早いラウンドの賞金額がかなり上がっていて、2023年ではどのグランドスラムでも本戦1回戦の賞金額が1000万円を超えています。
現在は円安なので実際はもう少し低い水準ですが、それでもグランドスラムの本戦に出場すればたとえ1回戦で負けても1000万円の賞金が獲得できるという事になります。
獲得ポイント
予選1回戦 | 0 |
予選2回戦 | 8 |
予選決勝 | 16 |
予選突破 | 25 |
1回戦 | 10 |
2回戦 | 45 |
3回戦 | 90 |
4回戦 | 180 |
ベスト8 | 360 |
ベスト4 | 720 |
準優勝 | 1200 |
優勝 | 2000 |
獲得ポイントはどの大会も同じです。
やはり一番上のグレードと言うだけあって貰えるポイントもかなり多めです。
ツアーで最もグレードの低いATP250の大会の優勝より、グランドスラムのベスト8へ進んだ方が高いポイントを獲得できます。
それにグランドスラムの準優勝は一つ下の格付けであるマスターズの優勝で獲得できる1000ポイントよりも高いポイントを獲得できるようになっています。
グランドスラムで勝ち進むとランキングも一気に上がりますね!
あと予選勝者と1回戦のポイント獲得について少し解説すると、ランキングにより本戦にストレートインで入った選手が1回戦で敗退すると10ポイント獲得となりますが、予選を3回勝って本戦1回戦で負けた選手は予選突破の25ポイント+本戦1回戦敗退の10ポイントとなり、合計で35ポイント獲得する事ができます。
つまり予選でのポイントと本戦でのポイントは別物として考えるという事ですね。
ではグランドスラムの獲得賞金やポイントついては以上です。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
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