チャイナオープン(ATP500・北京)の賞金とポイント

 

こんにちは、ケイです。今回は中国・北京で開催されるATP500である「チャイナオープン」の賞金やポイント、歴代優勝者などの大会概要をまとめていきます。

また同時開始である女子の方の大会情報についてもまとめていきます。女子のチャイナオープンのカテゴリーは男子で言うとマスターズクラスに値する「プレミアマンダトリー」になっています。

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賞金総額、シングルスとダブルスの賞金とポイント

賞金総額

2019年大会の賞金総額は$4,666,275約4億9900万円)

昨年からの変化はほぼ無し

【過去数年間の推移】

2019$4,666,275¥499,291,425+0.2%
2018$4,658,510¥498,460,570+5.2%
2017$4,080,460¥436,609,220

男子シングルス

結果 ポイント 賞金(ドル)賞金(日本円)
 優勝 500$733,990¥78,536,930
 準優勝 300$364,615¥39,013,805
 ベスト4 180$183,975¥19,685,325
 ベスト8 90$94,680¥10,130,760
 2回戦 45$48,325¥5,170,775
 1回戦 0$26,735¥2,860,645
予選勝者 20 
 予選決勝 10$10,280¥1,099,960
 予選1回戦 0$5,140¥549,980

 

【シングルスの賞金額推移】

優勝ベスト8
1回戦
予選1回戦
2017年$652,370$81,845
$22,415
$2,630
2018年
$733,320$92,000$25,200$2,845
+12.4%+12.4%+12.4%+8.1%
2019年$733,990$94,680$26,735$5,140
+0.1%+2.9% +6.0%+80.6%

チャイナオープンのシングルス優勝賞金はATP500の大会の中で一番高いです。

それも賞金額では2位である「リオオープン」に1500万円以上の大差をつけての1位になっています。

そもそもATP500の優勝賞金は平均で5000万円くらいで、最も低いアカプルコの大会は4000万円を切ります。

マスターズ(ATP1000)で一番優勝賞金が低い大会が1億1000万円くらいですから、このチャイナオープンの約8000万円という賞金はそれにかなり近いです。

さらに同じ週に東京で開催されるATP500の「楽天ジャパンオープン」は優勝賞金が4200万円ほどですから、倍近くの差がついてしまっています。

男子ダブルス

結果 ポイント 賞金(ドル)賞金(日本円)
 優勝 500$228,110¥24,407,770
 準優勝 300$111,660¥11,947,620
 ベスト4 180$56,010¥5,993,070
 ベスト8 90$28,740¥3,075,180
 1回戦 0$14,840¥1,587,880

女子シングルス

結果 ポイント 賞金(ドル)賞金(日本円)
 優勝 1000 $1,525,245¥163,201,215
 準優勝 650 $763,255¥81,668,285
 ベスト4 390 $372,400¥39,846,800
 ベスト8 215 $178,895¥19,141,765
 3回戦 120 $86,095¥9,212,165
 2回戦 65 $41,680¥4,459,760
 1回戦 10 $23,945¥2,562,115
予選勝者 30 
 予選決勝 20 $6,375¥682,125
 予選1回戦 2 $3,705¥396,435

大会概要

 大会名 チャイナオープン
 グレード
男子|ATP500
女子|プレミアマンダトリー
 開催場所 中国・北京
 開催時期 10月第1週
 ドロー数男子|S(32)、D(16)
女子|S(64)、D(16)
 サーフェス ハード
 URL  ATP公式サイト大会ページ

チャイナオープンは1993年から開催されており、男子・女子の同時開催の大会になっています。

ただそれぞれグレードの高さは異なり、男子はツアーで3番目のグレードに位置するATP500。

女子は2番目のグレードに位置するプレミア・マンダトリーとなっています。

ちなみに男子の方の初代優勝者は現在は錦織選手のコーチでもあるマイケル・チャンです。

開催場所は中国・北京で、2008年に北京オリンピックが開催されたため2009年からは北京オリンピックグリーンテニスセンターという非常に大きな施設での開催となっています。

歴代優勝者と上位成績者(2005年以降)

男子

 優勝 準優勝 ベスト4
 2005 R・ナダル G・コリア J・フェレーロ
J・トンプソン
 2006 M・バグダティス M・アンチッチ P・スリチャパン
H・リー
 2007 F・ゴンザレス T・ロブレド I・リュビチッチ
N・キファー
 2008 A・ロディック D・セラ B・パウ
R・シュットラー
 2009 N・ジョコビッチ M・チリッチ R・ソダーリング
R・ナダル
 2010 N・ジョコビッチ D・フェレール J・イズナー
I・リュビチッチ
 2011 T・ベルディヒ M・チリッチ J・W・ツォンガ
I・リュビチッチ
 2012 N・ジョコビッチ J・W・ツォンガ F・マイヤー
F・ロペス
 2013 N・ジョコビッチ R・ナダル R・ガスケ
T・ベルディヒ
 2014 N・ジョコビッチ T・ベルディヒ A・マレー
 M・クーリザン
 2015 N・ジョコビッチ R・ナダル D・フェレール
F・フォニーニ
 2016 A・マレー G・ディミトロフ D・フェレール
M・ラオニッチ
 2017 R・ナダル N・キリオス G・ディミトロフ
A・ズベレフ
2018N・バシラシビリJ・デルポトロK・エドモンド
F・フォニーニ

※赤色はビッグ4

チャイナオープンで圧倒的な強さを誇っているのはビッグ4のジョコビッチ選手です。合計6回の優勝と、2012年から2015年には4連覇を果たしています。それに決勝ではキャリアハイが5位以内のトップ選手ばかりを破っての優勝となっていますね。

同じビッグ4ではナダル選手が2回の優勝と2回の準優勝、マレー選手が1回優勝しています。しかし13年と15年の決勝でナダル選手が、14年の準決勝でマレー選手がそれぞれジョコビッチ選手に敗れています。同じビッグ4でもチャイナオープンでジョコビッチ選手に勝つのはかなり難しいようです。

他の選手ですがベルディヒ選手が1回の優勝と、1回の準優勝があります。この大会には結構長く出ているので相性の良い大会だと思います。

また2018年にビッグ4以外の選手だと8年ぶりの優勝を果たしたバシラシビリ選手。

あとは優勝こそありませんが、ここ最近でベスト4、準優勝といい成績を残しているディミトロフ選手も相性が良さそうです。

女子

 優勝 準優勝 ベスト4
 2005M・キリレンコA・グローネフェルトM・ドマホフスカ
M・シャラポワ
 2006S・クズネツォワA・モレスモS・ペン
J・ヤンコビッチ
 2007A・サベイ J・ヤンコビッチS・ペン
L・ダベンポート
 2008J・ヤンコビッチS・クズネツォワV・ズボナレワ
ジェン・ジー
 2009S・クズネツォワA・ラドバンスカN・ペトロバ
M・バルトリ
 2010C・ウォズニアッキV・ズボナレワ
S・ピーア
リー・ナ
 2011A・ラドバンスカA・ペトコビッチF・ペンネッタ
M・ニクレスク
 2012V・アザレンカM・シャラポワM・バルトリ
リー・ナ
 2013S・ウィリアムズJ・ヤンコビッチA・ラドバンスカ
P・クビトバ
 2014M・シャラポワP・クビトバA・イバノビッチ
S・ストーサー
 2015G・ムグルッサT・バシンスキーA・ラドバンスカ
A・イバノビッチ
 2016A・ラドバンスカ
J・コンタE・ストリコバ
M・キーズ
 2017C・ガルシアS・ハレプP・クビトバ
J・オスタペンコ
2018C・ウォズニアッキA・セバストワワン・チャン
大坂なおみ

優勝回数が多いのはラドバンスカ選手の2回です。ラドバンスカ選手は優勝以外にも準優勝1回とベスト4が4回あります。ベテランですが最近の2016年にも優勝を果たしていますね。

あとはヤンコビッチ選手やシャラポワ選手が優勝、準優勝を1回ずつ果たしています。

地元中国勢では、引退したリー・ナ選手と現在ツアー離脱中のジェン・ジー選手がそれぞれ1回ずつベスト4進出を果たしていますが、未だ優勝できた選手はいません。

ではチャイナオープンの賞金やポイント、歴代優勝者については以上です。ここまで読んでくださってありがとうございました。

 

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