2019年のNitto ATP Finalsの決勝で大激闘があったチチパス選手とティエム選手。
今回はこの2人の対戦成績について、過去の結果や勝率などについての情報をまとめていきます。
(2020,4,4更新)
チチパス選手とティエム選手のプロフィール比較
チチパス | ティエム | |
身長 | 193cm | 185cm |
体重 | 85kg | 79kg |
BMI | 22.8 | 23.1 |
プロ入り | 2016年(18歳) | 2011年(17歳) |
ツアー初優勝 | 2018年(20歳) | 2015年(21歳) |
マスターズ初優勝 | – | 2019年(25歳) |
ツアーファイナル初優勝 | 2019年(21歳) | – |
グランドスラム初優勝 | – | – |
トップ10入り | 2019年(20歳) | 2016年(23歳) |
トップ5入り | 2019年(20歳) | 2017年(24歳) |
1位達成 | – | – |
グランドスラム 最高成績 |
ベスト4 | 準優勝(4回) |
マスターズ 優勝回数 |
準優勝(2回) | 優勝(1回) |
身長はチチパス選手が8cm高く、BMIも同じくらいなのでフィジカル的にはチチパス選手の方が上です。
しかしツアーでの活躍の早さはチチパス選手の方がマスターズタイトル獲得以外は全て上で、特にツアーファイナルの優勝やトップ5入りの早さで差が出ています。
しかしグランドスラムでの成績はティエム選手が準優勝4回と大きくリード。
チチパス選手とティエム選手の対戦成績
対戦成績
チチパス
3勝(43%)
ティエム
4勝(57%)
過去の対戦一覧
年 | 大会 (グレード) |
勝者 | スコア |
2018 | ドーハ (ATP500・ハード) |
ティエム | 75 64 |
2018 | インディアンウェルズ (マスターズ・ハード) |
ティエム | 62 36 63 |
2018 | バルセロナ (ATP500・クレー) |
チチパス | 63 62 |
2018 | 全仏オープン (グランドスラム・クレー) |
ティエム | 62 26 64 64 |
2018 | カナダ (マスターズ・ハード) |
チチパス | 63 76 |
2019 | 北京 (ATP500・ハード) |
ティエム | 36 64 61 |
2019 | NITTO ATP FINALS (ツアーファイナル・ハード) |
チチパス | 67 62 76 |
初対戦は2018年のATP500ドーハ準々決勝でティエム選手が勝利
当時はチチパス選手がまだランキング80位台で予選から勝ち上がり、大会第1シードのティエム選手に挑むという状況でした。
結果はティエム選手がストレートで勝利しましたが、ブレークチャンスはチチパス選手の方が多く、重要な場面で経験の差もあってかティエム選手の方が上のプレーをしていました。
ただチチパス選手は想像以上の健闘を見せました。
チチパス選手が初めてティエム選手に勝ったのは3度目の対戦
チチパス選手は3度目の対戦となった2018年のATP500バルセロナでティエム選手から初勝利。
クレーを非常に得意としているティエム選手からクレーで勝利。
この試合はチチパス選手のサービスゲームが素晴らしく、特に2ndサーブのポイント獲得率が65%と驚異的な高さでした。
最も激戦となったのは2019年のツアーファイナル決勝
この2人の対戦の中でも特に激戦となったのは2019年のツアーファイナル決勝。
2度のタイブレークを含む2時間30分を超える壮絶な試合となり、結果はチチパス選手の逆転勝ち。
お互いにサービスゲームのレベルが高く、ブレークの少ない試合展開になりましたが、リターンで少しだけ上回ったチチパス選手が勝利しています。
サーフェス別の対戦成績と勝率
次にコートサーフェス別の対戦成績と勝率を見ていきます。
ハード | クレー | グラス | |
チチパス | 2 (40%) |
1 (50%) |
0 (-%) |
ティエム | 3 (60%) |
1 (50%) |
0 (-%) |
ハードではティエム選手が勝ち越し、クレーでは互角の成績となっています。
ティエム選手がクレーを得意としているのはよく聞くことかもしれませんが、実はチチパス選手もクレーの試合での勝率は高くクレーを得意としている選手。
ハードでもほぼ互角の成績で、現時点ではどのサーフェスでもどちらが優位とは言えない状況です。
マッチセット数別の対戦成績と勝率
次はマッチセット数別の対戦成績。
5セット | 3セット | |
チチパス | 0 (0%) |
3 (50%) |
ティエム | 1 (100%) |
3 (50%) |
これまでの対戦では5セットはティエム選手が1つ勝ち越し、3セットは互角という成績。
3セットはこれだけ対戦して互角なので、本当にどちらが勝ってもおかしくない状況になっています。
プレッシャーのかかる状況別の対戦成績と勝率
次は接戦の時やプレッシャーがかかる状況での対戦での対戦成績と勝率を調べていきます。
タイブレーク取得数 | フルセットマッチ | 決勝・準決勝での対戦 | |
チチパス | 2回 (67%) |
1 (33%) |
1 (50%) |
ティエム | 1回 (33%) |
2 (67%) |
1 (50%) |
プレッシャーのかかる状況での成績はほぼ互角。
こちらもここまでの成績と同様にはっきりとどちらが上とは言えない状況です。
ただ強いて言うなら2019年のツアーファイナル決勝という大きな舞台で、チチパス選手がフルセットでティエム選手に勝利しているので、現時点では接戦になった場合はチチパス選手が少しだけ優勢と言えます。
ではチチパス選手とティエム選手の対戦成績や勝率については以上です。
ここまで読んでくださってありがとうございました!
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