2019年の上海マスターズ決勝という大きな舞台で対戦があったズべレフ選手とメドベージェフ選手。
今回はこの2人の対戦成績について、過去の結果や勝率などについての情報をまとめていきます。
(2020,4,18更新)
メドベージェフ選手とズべレフ選手のプロフィール比較
ズべレフ | メドベージェフ | |
身長 | 198cm | 198cm |
体重 | 90kg | 83kg |
BMI | 22.9 | 21.2 |
ツアー初優勝 | 2016年(19歳) | 2018年(21歳) |
マスターズ初優勝 | 2017年(20歳) | 2019年(23歳) |
ツアーファイナル初優勝 | 2018年(21歳) | – |
グランドスラム初優勝 | – | – |
トップ10入り | 2017年(20歳) | 2019年(23歳) |
トップ5入り | 2017年(20歳) | 2019年(23歳) |
1位達成 | – | – |
グランドスラム 最高成績 |
ベスト4 | 準優勝 |
マスターズ 優勝回数 |
優勝(3回) | 優勝(2回) |
身長は同じ198cmで2人とも男子の選手の中でもかなり高い身長。
ただ体格的にはメドベージェフ選手の方が少し細身で、ズべレフ選手の方ががっちりしています。
ツアーでの成績では現時点では殆どの項目でズべレフ選手の方が上回っています。
唯一グランドスラムの最高成績についてはメドベージェフ選手が準優勝した経験が有るのでそこは上です。
ズべレフ選手とメドベージェフ選手の対戦成績
対戦成績
ズべレフ
5勝(83%)
メドベージェフ
1勝(17%)
過去の対戦一覧
年 | 大会 (グレード) |
勝者 | スコア |
2016 | サンクトペテルブルグ (ATP250・ハード) |
ズべレフ | 63 75 |
2017 | ワシントン (ATP500・ハード) |
ズべレフ | 62 64 |
2018 | マイアミ (マスターズ・ハード) |
ズべレフ | 64 16 76 |
2018 | カナダ (マスターズ・ハード) |
ズべレフ | 63 62 |
2019 | 上海 (マスターズ・ハード) |
メドベージェフ | 64 61 |
2019 | NITTO ATP FINALS (ツアーファイナル・ハード) |
ズべレフ | 64 76 |
初対戦は2016年のATP250サンクトペテルブルグ2回戦
この時ズべレフ選手は大会第5シードでの出場でしたが、メドベージェフ選手は予選から勝ち上がって本戦入り。
結果はランキング通りのものになりましたが、メドベージェフ選手もレベルの高いズべレフ選手のサービスゲームに対し、2度のブレークを見せる健闘も見せています。
3度目の対戦となった2018年のマイアミマスターズは2時間越えのフルセットマッチ
3回目の対戦となった2018年のマイアミでは、まだ勝利が無いメドベージェフ選手に対しズべレフ選手は2連勝中という状況。
しかしこの試合はこれまでの対戦とは違い、かなり拮抗した展開の試合となり2時間を超えるフルセットの末にズべレフ選手が辛勝。
ただトータルポイントはズべレフ選手が101、メドベージェフ選手が104でサーブやリターンのスタッツを見てもメドベージェフ選手が上回っていました。
それほどどちらが勝ってもおかしくない激戦だったという事が分かります。
2019年には上海マスターズの決勝で対戦
5度目の対戦はついにマスターズの決勝という大舞台。
ここまでの戦績はズべレフ選手の4連勝とメドベージェフ選手にとっては苦しい成績。
しかしこの時期のメドベージェフ選手は想像を絶するほどの強さで2019年の8月頃からほぼ無双状態。
その強さはこの大会でも現れ、ここまで勝利したことが無かったズべレフ選手相手にストレートで勝利。
何よりストローク戦で圧倒し、ズべレフ選手に6度のブレークチャンスを握られますがそのうち5回を守る重要な場面でのメンタル的な強さも見せていました。
サーフェス別の対戦成績と勝率
次にコートサーフェス別の対戦成績と勝率を見ていきます。
ハード | クレー | グラス | |
メドベージェフ | 1 (17%) |
0 (-%) |
0 (-%) |
ズべレフ | 5 (83%) |
0 (-%) |
0 (-%) |
これまでの対戦は意外にもハードのみ。
ツアーでの勝率を見るとズべレフ選手はクレーが一番高く、逆にメドベージェフ選手はクレーが一番低いです。
それを考えるとクレーでの対戦になった場合はズべレフ選手が優位になる可能性は高いです。
メドベージェフ選手はハードでの勝率が一番高いので、その得意のハードでこれだけ差がつけられているのは苦しい状況です。
マッチセット数別の対戦成績と勝率
次はマッチセット数別の対戦成績。
5セット | 3セット | |
メドベージェフ | 0 (-%) |
1 (17%) |
ズべレフ | 0 (-%) |
5 (83%) |
これまでの対戦では全て3セット。
グランドスラムでの成績を見る限りでは5セットで分がありそうなのはメドベージェフ選手。
今のところは3セットしか無いのでこの戦績ですが、グランドスラムでの対戦が増えてこれば差が縮まってくるかもしれません。
プレッシャーのかかる状況別の対戦成績と勝率
次は接戦の時やプレッシャーがかかる状況での対戦での対戦成績と勝率を調べていきます。
タイブレーク取得数 | フルセットマッチ | 決勝・準決勝での対戦 | |
メドベージェフ | 0回 (0%) |
0 (0%) |
1 (100%) |
ズべレフ | 2回 (100%) |
1回 (100%) |
0 (0%) |
プレッシャーのかかる場面での成績はズべレフ選手が優勢。
ここまでタイブレークは全てズべレフ選手が取り、1回だけあったフルセットマッチもズべレフ選手が勝利。
ただマスターズ決勝での対戦ではメドベージェフ選手が勝利。
今のところ、接戦となる場合のプレッシャーではズべレフ選手、大きな舞台というプレッシャーではメドベージェフ選手がそれぞれ優勢といった感じになっています。
ではメドベージェフ選手とズべレフ選手の対戦成績や勝率については以上です。
ここまで読んでくださってありがとうございました!
【関連記事】