今回は5月に行われるクレーのマスターズ2連戦の内の一つ、スペイン・マドリードで開催される「ムチュア・マドリード・オープン」の賞金や獲得できるポイント、歴代優勝者についてまとめていきます。
マドリードオープンの賞金とポイント
賞金総額
【過去の賞金総額】
2021 | |||
2019 | €7,279,270 | ¥946,305,100 | 1.23% |
2018 | €7,190,930 | ¥934,820,900 | 12.21% |
2017 | €6,408,230 | ¥833,069,900 |
シングルス
2021年大会
結果 | ポイント | 賞金(ユーロ) | 賞金(日本円) | 前年比 |
優勝 | 1000 | €315,160 | ¥40,970,800 | -73.8% |
準優勝 | 600 | €188,280 | ¥24,476,400 | -69.1% |
ベスト4 | 360 | €106,690 | ¥13,869,700 | -65.8% |
ベスト8 | 180 | €58,370 | ¥7,588,100 | -63.7% |
ベスト16 | 90 | €36,400 | ¥4,732,000 | -54.8% |
2回戦 | 45 | €22,720 | ¥2,953,600 | -46.2% |
1回戦 | 10 | €15,060 | ¥1,957,800 | -36.7% |
予選勝者 | 25 | |||
予選2回戦 | 16 | €7,655 | ¥995,150 | -15.9% |
予選1回戦 | 0 | €4,080 | ¥530,400 | -10.3% |
賞金額の推移
結果 | 2021 | 2019 | 2018 | 2017 |
優勝 | €315,160 | €1,202,520 | €1,190,490 | €1,043,680 |
準優勝 | €188,280 | €608,700 | €583,725 | €511,740 |
ベスト4 | €106,690 | €312,215 | €293,780 | €257,555 |
ベスト8 | €58,370 | €160,920 | €149,390 | €130,965 |
3回戦 | €36,400 | €80,620 | €77,725 | €68,010 |
2回戦 | €22,720 | €42,220 | €40,900 | €35,855 |
1回戦 | €15,060 | €23,790 | €22,080 | €19,360 |
予選2回戦 | €7,655 | €9,105 | €5,090 | €4,460 |
予選1回戦 | €4,080 | €4,550 | €2,595 | €2,270 |
【前年比】
結果 | 2021 | 2019 | 2018 |
優勝 | -73.8% | 1.0% | 14.1% |
準優勝 | -69.1% | 4.3% | 14.1% |
ベスト4 | -65.8% | 6.3% | 14.1% |
ベスト8 | -63.7% | 7.7% | 14.1% |
3回戦 | -54.8% | 3.7% | 14.3% |
2回戦 | -46.2% | 3.2% | 14.1% |
1回戦 | -36.7% | 7.7% | 14.0% |
予選2回戦 | -15.9% | 78.9% | 14.1% |
予選1回戦 | -10.3% | 75.3% | 14.3% |
- 2021年|新型コロナウイルスの影響で前回から大幅なダウン。特に本戦は上位進出するほど大きくダウンとなり、優勝賞金は70%以上のダウンとなりました。
- 2019年|まず予選の賞金が前年比+70%越えの大幅アップ。本戦に関してはベスト4、ベスト8、1回戦の賞金額が特に増加。
- 2018年|本戦から予選の全てでだいたい一律で14%のアップ。全体的に大幅なアップとなり賞金総額も日本円で前年から約1億円の増加となっています。
ダブルス
結果 | ポイント | 賞金(ユーロ) | 賞金(日本円) |
優勝 | 1000 | €62,760 | ¥8,158,800 |
準優勝 | 600 | €43,940 | ¥5,712,200 |
ベスト4 | 360 | €30,120 | ¥3,915,600 |
ベスト8 | 180 | €20,400 | ¥2,652,000 |
ベスト16 | 90 | €13,810 | ¥1,795,300 |
1回戦 | 0 | €9,410 | ¥1,223,300 |
大会概要
大会名 | ムチュア・マドリード・オープン |
グレード | ATP1000(マスターズ) |
開催場所 | スペイン・マドリード |
開催時期 | 5月第2週 |
出場選手数 | シングルス 56人 ダブルス 24組 |
URL | ATP公式サイト大会ページ 大会公式サイト |
歴代優勝者と上位成績者
年 | 優勝 | 準優勝 | ベスト4 |
2005 | R・ナダル | I・リュビチッチ | D・ナルバンディアン G・ジネプリ |
2006 | R・フェデラー | F・ゴンザレス | D・ナルバンディアン T・ベルディヒ |
2007 | D・ナルバンディアン | R・フェデラー | N・キファー N・ジョコビッチ |
2008 | A・マレー | G・シモン | R・ナダル R・フェデラー |
以降クレーコートにサーフェスが変更 | |||
2009 | R・フェデラー | R・ナダル | N・ジョコビッチ J・M・デルポトロ |
2010 | R・ナダル | R・フェデラー | D・フェレール N・アルマグロ |
2011 | N・ジョコビッチ | R・ナダル | R・フェデラー T・ベルッチ |
2012 | R・フェデラー | T・ベルディヒ | J・M・デルポトロ J・ティプサレビッチ |
2013 | R・ナダル | S・ワウリンカ | T・ベルディヒ P・アンドゥハル |
2014 | R・ナダル | 錦織圭 | D・フェレール R・バウティスタアグート |
2015 | A・マレー | R・ナダル | 錦織圭 T・ベルディヒ |
2016 | N・ジョコビッチ | A・マレー | R・ナダル 錦織圭 |
2017 | R・ナダル | D・ティエム | N・ジョコビッチ P・クエバス |
2018 | A・ズベレフ | D・ティエム | D・シャポバロフ K・アンダーソン |
2019 | N・ジョコビッチ | S・チチパス |
D・ティエム R・ナダル |
(青はビッグ4、黄は日本人)
2005年以降で見ると2007年優勝のナルバンディアン選手と2018年のズベレフ選手以外は必ずビッグ4の誰かがタイトルを獲得しています。
特にナダル選手のクレーでの強さには驚かされます。サーフェスがクレーに変更された2009年以降の成績を見ると、ほとんどベスト4以上の成績で優勝も4回です。
ただ他の3人も2008年以前のハードコート時代も含めれば2回以上タイトルを獲得しています。
ローマやモンテカルロなど他のクレーのマスターズと比べると、ナダル選手だけがタイトルを独占しているわけではないです。それでもかなりの割合でナダル選手ですが。。
ビッグ4に次いで現役で成績が良いのは2018年に優勝を果たしたズベレフ選手、次いで準優勝2回のティエム選手。この2人は近年急激に結果を残し始めたばかりですが、すでにベテラン勢を抜いてビッグ4に次ぐ成績を残しています。
特にティエム選手は2018年の準々決勝でナダル選手に勝利していますし、次期クレーキングの最有力候補です。
その次を追うのが準優勝1回とベスト4が2回ある錦織選手。
錦織選手は2014年の大会で決勝で勝利まであと一歩の所までいくものの、怪我による無念の途中棄権。ただこの時のクレーでナダル選手を圧倒するほどのテニスは世界を驚かせました。
ではムチュア・マドリード・オープンの獲得賞金やポイント、歴代優勝者ついてまとめてみました。ここまで読んでくださってありがとうございました!
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