ケビン・アンダーソン|プレースタイルやツアーでの成績【テニス】

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南アフリカのNO.1プレイヤーで2017年の全米オープンでグランドスラム初の準優勝を果たした、ビッグサーブが武器のケビン・アンダーソン選手について、プレースタイルやランキングの推移、ツアーでの成績や主な経歴などの情報をまとめていこうと思います。

(2021,4,26更新)

プロフィール

 

年齢 34歳
南アフリカ
身長 203cm
体重 93kg
利き手
バックハンド 両手
プロ転向 2007年(21歳)
好きなサーフェス ハード
好きなショット サーブ
趣味 読書、ギター
コーチ ディエゴ・モヤーノ
ジェイ・ボスワース
ATP公式サイト 選手情報

プレースタイル

アンダーソン選手のプレースタイルはビッグサーバーで、武器は落差のあるサーブと高い威力のあるフォアハンドです。

サーブは言うまでもなくトップクラスです。特にフラットサーブは230kmを超えることもあり、またコースを突くサーブを使えばとんでもない角度に入っていくサーブを打つこともできます。

フォアハンドの威力も高く、サーブでチャンスボールを作りフォアハンドで叩きつけていくというポイントの取り方が多いです。ただ最近はバックのレベルも上がり、ラリーになってもポイントを取れるようになってきています。

ツアーの成績

キャリアタイトル

タイトル 6勝
グレード別
ATP500 1
ATP250 5
サーフェス別
ハード 6
  • 初タイトル|ATP250ヨハネスブルグ 2011年(25歳)
  • ATP500の初タイトル|ATP500ウィーン 2018年(32歳)

グランドスラムの最高成績

 全豪オープン  4回戦
 全仏オープン  4回戦
 ウィンブルドン  準優勝
 全米オープン  準優勝
  • グランドスラムの最高成績はウィンブルドンと全米オープンの準優勝
  • グランドスラム初のベスト8進出は2015年の全米オープン。8回目の挑戦でついに4回戦の壁を突破。
  • グランドスラム本戦初勝利は出場7回目となった2010年の全米オープン。この時は初勝利から一気に3回戦まで進出。

マスターズの最高成績

 インディアンウェルズ ベスト8
 マイアミ ベスト8
 モンテカルロ 2回戦
 マドリード ベスト4
 ローマ 3回戦
 カナダ ベスト4
 シンシナティ 3回戦
 上海 ベスト8
 パリ ベスト8
  • マスターズでの最高成績はベスト4
  • 2018年のマドリードでマスターズ初のベスト4入りを達成。12回目の挑戦で初の準々決勝突破となりました。
  • マスターズ本選初勝利は初めて本戦に出場した2008年のマイアミ。この時いきなり3回戦まで勝ち上がっています。

ランキングの推移

キャリアハイの推移
トップ100 2010年(24歳)
トップ50 2011年(25歳)
トップ20 2013年(27歳)
トップ10 2015年(29歳)
トップ5 2018年(32歳)
キャリアハイ|5位 2018年(32歳)
年末ランキングの推移
2007 221
2008 104
2009 161
2010 61
2011 32
2012 37
2013 20
2014 16
2015 12
2016 67
2017 14
2018 6
2019 91
2020 81

一時的に怪我でランキングを落とす事がありますが、すぐに元の位置まで戻しています。

怪我さえなければ安定してトップ20、トップ10の位置にいられる選手である事が分かります。

主な経歴

 

2007年に20歳でプロ入り

アンダーソン選手は2007年に20歳でプロ入りをします。テニス選手で20歳でプロ入りというのは少し珍しいです。大抵の選手はだいたい17歳から18歳、つまり高校卒業と同時にプロになると言う選手が多いです。

最近では大学を卒業してからプロに入ると言う選手も少しずつ出てきているのでこれからはプロ入りする年齢が上がってくるのかもしれませんね。

ただアンダーソン選手についてはプロ入りをしたのは20歳でしたが、実際にツアーの下部大会にはもっと若い頃から出場していたのでポイントは獲得してましたし、ランキングも300位前後くらいにはなっていました。

プロ入り2年目で早くもトップ100へ

アンダーソン選手はプロに入って2年目のシーズンで早くもグランドスラム本戦へ出場し、当時トップ10プレイヤーだったジョコビッチ選手に勝利するなど早い段階から頭角を現していきます。このシーズンには一時的ですがトップ100入りも果たします。

5セットマッチのグランドスラムでトップ10プレイヤーに勝つのは相当難しいことですが、それをこんな早い段階でやってのけるアンダーソン選手はやはりトッププレイヤーになる素質を秘めていたと言えますよね。

2010年頃から徐々にランキングを上げていく

アンダーソン選手の場合は大きい大会で上位に進出し急に有名になったと言うわけではなく、確実に少しずつランキングを上げてトップ10まで行きました。

大きな大会で上位に進出し一気にランキングをあげる若手選手はたまにいますが、テニスのランキングは年間を通して総ポイント数が決まってくるので高いランキングを維持するには瞬間の爆発力より、安定して長期間自分の力を維持できることが重要になってきます。

その点を考えると、長期間に渡って少しずつランキングを上げてきたアンダーソン選手は高いランキングを維持できる選手であると思います。

怪我によるツアー離脱

安定して高いプレーを継続できる力があっても怪我ばかりはどうしようもありません。左膝、右肩、など複数の箇所を痛めてしまいアンダーソン選手は2016年シーズンに自身初と言っていいほどのツアー長期離脱を経験します。この離脱によってランキングも80位まで下がってしまいます。

トップ20で安定して成績を残して、キャリアハイを更新しそうな時だっただけにこれはとても残念でした。

2017年の全米オープンで準優勝

怪我による離脱から復帰を果たしたアンダーソン選手は、順調にランキングを戻し全米オープンで自身初となるグランドスラム決勝の舞台まで勝ち上がりました。

それまでグランドスラムでは4回戦の壁を突破できなかったのですが、この全米でベスト8、ベスト4をすっ飛ばしての準優勝です 笑

2018年シーズンに入ってからも絶好調は続き、シーズン序盤のハードコートシーズンが終わってツアーで1度優勝、2度の準優勝、マスターズ2大会でベスト8と素晴らしい活躍です。

キャリアハイも更新しており、ついにトップ10入り。30歳を超えてのこのキャリアハイ更新は驚きです。

ビッグ4やトップ選手との対戦成績

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ビッグ4との対戦成績

ビッグ4 4勝26敗 13%
R・フェデラー 1勝6敗 14%
R・ナダル 0勝5敗 0%
N・ジョコビッチ 1勝9敗 10%
A・マレー 2勝6敗 25%

これまで4人全員とそれぞれ5回以上対戦経験が有ります。

中でも特に負け越しが多くなっているのはナダル選手でまだ勝利がありません。

ただ他の3人からは勝利した経験があります。

ビッグ4全員に勝ったことのある選手はどのくらいいるのか。
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トップ選手との対戦成績

特に負けているのはベルディヒ選手で12回の対戦がありながらまだ勝利できていません。

特に勝っているのはティエム選手で、大きく勝ち越しています。

ダニール・メドベージェフ
1勝1敗 50%
ドミニク・ティエム 7勝2敗 77%
スタン・ワウリンカ 4勝5敗 44%
グリゴール・ディミトロフ 2勝6敗 25%
マリン・チリッチ 1勝6敗 14%
ファン・マルティン・デルポトロ 0勝7敗 0%
アレクサンダー・ズベレフ 0勝5敗 0%
ミロシュ・ラオニッチ 1勝1敗 50%
錦織圭 4勝5敗 44%
ステファノス・チチパス 1勝3敗 25%
ジョー・ウィルフリード・ツォンガ 0勝3敗 0%

トップ選手との対戦成績を見て特徴的なのが、デルポトロ選手、チリッチ選手などアンダーソン選手と同じく、サーブとフォアが強い選手相手には大きく負け越している点です。

また唯一勝ち越しているのがティエム選手で、なぜかティエム選手に対してはただ勝ち越しているだけでなく、かなり大きく勝ち越しています。

ただティエム選手との対戦となると2018年以降は無いのでそこまで参考にはならないかもしれません。

 

ではアンダーソン選手については以上です。ここまで読んでくださってありがとうございました。

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