フランスの男子プロテニスプレイヤーであるコランタン・ムーテ(CORENTIN MOUTET)選手。
この記事では2019年の全仏オープンで3回戦に進出し、20歳でトップ100入りも果たしているフランスの若手選手であるムーテ選手のプロフィール、プレースタイル、使用しているラケットやウェア、ランキングの推移、錦織圭との対戦成績などをまとめていきます。
(2019,7,3更新)
プロフィール
年齢 | 20歳 |
生年月日 | 1999年4月19日 |
国 | フランス |
身長 | 175cm |
体重 | 68kg |
利き手 | 左 |
バックハンド | 両手 |
プロ転向 | 2016年(17歳) |
ATP公式サイト | 選手ページ |
コーチ | エマニュエル・プランク |
ムーテ選手は3歳からテニスを始め、男子テニス選手の中では体格が小柄で左利きのプレイヤー。
音楽鑑賞、スポーツ、ゲームなどが趣味。
ムーテ選手の父親であるロドルフさんはフランスのパリでレストランを経営しています。
好きなサーフェスはハード、クレー、グラスと全サーフェスで、好きな大会は全仏オープン。
ジュニア時代に憧れだった選手はラファエル・ナダル選手。
現在のコーチはエマニュエル・プランクコーチで2018年から帯同。
プランクコーチは2004年までフランスのテニスクラブでコーチをしており、その後何人ものフランス人選手のコーチについおり、トップ10にも入ったプイユ選手のコーチも務めておいた事があります。
使用しているラケットやウェア
使用しているラケットはWILSONの「ULTRA TOUR」シリーズ。
ウィルソン(Wilson) ウルトラツアー100 カウンターヴェイル (ULTRA TOUR 100 CV) WR006011 2019年モデル 硬式テニスラケット
現在のウェアは「NIKE」。
ツアーでの成績
シングルスのキャリアタイトル
シングルスでのキャリアタイトルはまだありません。
下部ツアーのチャレンジャーではこれまでに3度のタイトルを獲得。
グランドスラムの最高成績
全豪オープン | 1回戦 |
全仏オープン | 3回戦 |
ウィンブルドン | 2回戦 |
全米オープン | 1回戦 |
2018年の全豪オープンでワイルドカードで出場し初のグランドスラム本戦入り。
グランドスラム全体での最高成績は2019年の全仏オープン3回戦。
マスターズの最高成績
インディアンウェルズ | – |
マイアミ | – |
モンテカルロ | – |
マドリード | – |
ローマ | – |
カナダ | – |
シンシナティ | – |
上海 | – |
パリ | 予選1回戦 |
まだマスターズ本戦の出場経験はありません。
2018年のパリマスターズの予選が初のマスターズ挑戦となりました。
ランキングの推移
キャリアハイの推移 | |
トップ100 | 2019年(20歳) |
キャリアハイ|84位 | 2019年(20歳) |
年末ランキングの推移 | |
2016 | 529 |
2017 | 155 |
2018 | 144 |
勝敗
キャリア通算のツアーレベル(ATP250以上)での勝敗は6勝14敗(勝率30%)
【試合形式別】
- 5セットマッチ|3勝4敗(勝率42%)
- 3セットマッチ|3勝10敗(勝率23%)
【サーフェス別】
- クレー|6勝10敗(勝率37%)
- グラス|1勝0敗(勝率100%)
- ハード|0勝4敗(勝率0%)
試合数が少ないのではっきりと分かることはありませんが、ムーテ選手は5セットマッチの勝率が比較的高いです。
2回目のグランドスラム本戦だった2018年の全仏オープンで早くも勝利をあげていることからしても、3セットよりも5セットの方が得意とする選手かもしれません。
獲得賞金
キャリア通算の獲得賞金は$650,074(約7200万円)
1シーズン平均にすると約1800万円になります。
ムーテ選手のプレースタイルや強さ
ムーテ選手のプレースタイルは攻撃型ベースライナーで、強みはフォアハンドとネットプレーです。
小柄な体格ですが非常に攻撃的なプレーをする選手で、特にフォアハンドはチャンスと見れば攻撃をしかけ、スピンの効いた精度の高いショットを持っています。
また、ベースラインでプレーしつつも、サーブ&ボレーやラリー中にネットへ出ることも多く攻撃の選択肢が多いです。
戦力分析
フォアハンド | 8 |
バックハンド | 7 |
サーブ | 6 |
リターン | 7 |
ボレー | 7 |
テクニック | 7 |
メンタル | 7 |
フットワーク | 7 |
攻撃力 | 7 |
守備力 | 7 |
総合力 | 70 |
スタッツ
(比較用に錦織選手・フェデラー選手のスタッツも表示しています。)
ムーテ | 錦織圭 | フェデラー | |
エースの数 | 57本 (1試合平均:2.8本) |
1851本 (1試合平均:3.2本) |
10865本 (1試合平均:7.5本) |
ファーストサーブ ポイント獲得率 |
63% | 71% | 77% |
セカンドサーブ ポイント獲得率 |
46% | 53% | 57% |
サービスゲーム 取得率 |
66% | 80% | 89% |
ファーストサーブ リターンポイント獲得率 |
30% | 30% | 33% |
セカンドサーブ リターンポイント獲得率 |
49% | 53% | 51% |
リターンゲーム 取得率 |
22% | 27% | 27% |
サービスゲーム取得率が6割台と低いです。
ただその反面リターンのスタッツはそこそこ良いので、サービスゲームを改善できれば今後より勝ちが増えてきそうですね。
主な経歴
2017年に18歳でチャレンジャー初タイトル
プロ入りは2016年ですが2016年はまだジュニアの大会も並行して出場していたので、プロツアーに本格的に参戦したのは2017年シーズンから。
シーズン序盤はランキング的には300以内にまだ入っていなかったので、チャレンジャーよりさらに下のフューチャーズが中心でしたが、チャレンジャーでも予選から出場し上位まで勝ち上がることもありました。
そして10月にフランスで開催されたチャレンジャーで優勝。
決勝では現在はトップ選手として活躍しているギリシャのチチパス選手に勝利してタイトルを獲得しています。
2018年にグランドスラム本戦初勝利
150位台までランキングを上げたので、この頃からはチャレンジャーだけでなく公式ツアーへの参戦も増えてきます。
しかしやはりツアーのレベルは高く本戦でなかなか勝利できないまま迎えた2018年の全仏オープン。
全仏はワイルドカードでの出場となりましたが、1回戦でクロアチアのカルロビッチ選手に勝利。
グランドスラムで勝つには最低でも3セットは取らなければならないので、通常のツアー大会と比べて難易度が上がりますが、2度目のグランドスラム挑戦で早くも達成。
2019年の全仏オープンで3回戦進出
2018年にグランドスラム初勝利を果たしてから翌年の全仏オープン。
この年もワイルドカードでの出場となりましたが、ランキング的には110位なので本戦ストレートインのボーダーラインの近い位置にはいました。
そして1回戦は予選勝者のヴァトゥーチン選手に勝利、2回戦で19シードでクレー巧者のペジャ選手に勝利。
格上選手を倒しグランドスラム初の3回戦進出を果たします。
3回戦ではアルゼンチンのモンテーロ選手に敗れはしましたがフルセットでの惜敗。
着実にツアーで戦える実力をつけてきています。
ムーテ選手と錦織圭の対戦成績
対戦成績
勝利数 | ハード | クレー | グラス | |
コランタン・ムーテ | 0 | 0 | 0 | 0 |
錦織圭 | 0 | 0 | 0 | 0 |
ムーテ選手と錦織選手の対戦成績はまだありません。
過去の対戦結果
年 | 大会 (グレード・コート) |
勝者 | スコア |
– | – | – | – |
ムーテ選手とトップ選手の対戦成績
ビッグ4との対戦成績
ロジャー・フェデラー | 0勝0敗 | -% |
ラファエル・ナダル | 0勝0敗 | -% |
ノバク・ジョコビッチ | 0勝0敗 | -% |
アンディ・マレー | 0勝0敗 | -% |
ムーテ選手とビッグ4の対戦はありません。
トップ選手との対戦成績
ファン・マルティン・デルポトロ | 0勝0敗 | -% |
スタン・ワウリンカ | 0勝0敗 | -% |
マリン・チリッチ | 0勝0敗 | -% |
アレクサンダー・ズベレフ |
0勝0敗 | -% |
グリゴール・ディミトロフ | 1勝0敗 | 100% |
ダビド・フェレール | 0勝0敗 | -% |
ミロシュ・ラオニッチ | 0勝0敗 | -% |
トマーシュ・ベルディヒ | 0勝0敗 | -% |
ドミニク・ティエム | 0勝1敗 | 0% |
ジョー・ウィルフリード・ツォンガ | 0勝0敗 | -% |
ケビン・アンダーソン | 0勝0敗 | -% |
ステファノス・チチパス | 0勝1敗 | 0% |
2019年のウィンブルドン1回戦でディミトロフ選手に勝利しています。
ではコランタン・ムーテ選手のプレースタイルやランキング、錦織選手との対戦成績については以上です。ここまで読んでくださってありがとうございました。
テニス関連の記事はこちらにまとめてあります。