ブラジルの男子プロテニスプレイヤーであるチアゴ・モンテイロ(THIAGO MONTEIRO)選手。
この記事では2017年にトップ100入りも果たしているモンテイロ選手のプレースタイルやランキングの推移、ツアーでの成績、錦織圭選手との対戦成績などの情報をまとめていきます。
(2019,6,29更新)
プロフィール
年齢 | 25歳 |
生年月日 | 1994年5月31日 |
国 | ブラジル |
身長 | 183cm |
体重 | 78kg |
利き手 | 左 |
バックハンド | 両手 |
プロ転向 | 2011年(17歳) |
ATP公式サイト | 選手ページ |
コーチ | ファビアン・ブレンジーノ パブロ・フエンテス |
モンテイロ選手は8歳からテニスを始め、左利きのプレイヤー。
好きなサーフェスはクレーで好きな大会は全仏オープン。
ジュニア時代に憧れだった選手もクレーで活躍していたグスタボ・クエルテン選手やラファエル・ナダル選手。
現在のコーチはブレンジーノコーチとフエンテスコーチ。
ブレンジーノコーチはこれまでに9人の選手がトップ100入りする事を成功させています。
ガールフレンドは同じブラジルのテニスプレイヤーで、同じテニスアカデミーを拠点にしているベアトリス・ハダード・マイア選手。
使用しているラケットやウェア
使用しているラケットはBabolat(バボラ)の「Pure Strike」シリーズ。
ティエム選手が使用しているラケットとしても有名です。
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現在のウェアはスペインのスポーツ用品メーカーである「JOMA」。
2017年の1月まではラコステのウェアを使用していました。
ツアーでの成績
シングルスのキャリアタイトル
シングルスでのキャリアタイトルはまだありません。
下部ツアーのチャレンジャーではこれまでに2度のタイトルを獲得。2つともクレーの大会です。
グランドスラムの最高成績
全豪オープン | 1回戦 |
全仏オープン | 2回戦 |
ウィンブルドン | 2回戦 |
全米オープン | 1回戦 |
2017年の全豪オープンで初のグランドスラム本戦入り。
これまでのグランドスラム全体での最高成績は全仏とウィンブルドンの2回戦。
クレーを得意とする選手ですが、クレーとは真逆のサーフェスとも言えるグラスのウィンブルドンでも勝利経験があります。
マスターズの最高成績
インディアンウェルズ | 1回戦 |
マイアミ | 1回戦 |
モンテカルロ | – |
マドリード | 予選1回戦 |
ローマ | 1回戦 |
カナダ | – |
シンシナティ | 予選2回戦 |
上海 | 予選1回戦 |
パリ | – |
まだマスターズ本戦での勝利経験はありません。
初めて本戦入りしたのは2017年のインディアンウェルズでこの時はランキングによる本戦ストレートインでした。
ランキングの推移
キャリアハイの推移 | |
トップ100 | 2016年(22歳) |
キャリアハイ|74位 | 2017年(22歳) |
年末ランキングの推移 | |
2011 | 697 |
2012 | 437 |
2013 | 276 |
2014 | 495 |
2015 | 463 |
2016 | 82 |
2017 | 124 |
2018 | 123 |
勝敗
キャリア通算のツアーレベル(ATP250以上)での勝敗は32勝48敗(勝率40%)
【試合形式別】
- 5セットマッチ|2勝5敗(勝率28%)
- 3セットマッチ|30勝43敗(勝率41%)
【サーフェス別】
- クレー|26勝29敗(勝率47%)
- グラス|1勝1敗(勝率50%)
- ハード|5勝18敗(勝率21%)
勝率だけで見ればグラスが高いですが、試合数が2試合だけなのでこの勝率はあまり参考にはなりません。チャレンジャーでもグラスの大会にはほとんど出場していないため、現状ではグラスでの強さは未知数といったところです。
しかしウィンブルドンの本戦で勝利をしている事からしても、グラスでも強さを発揮する可能性はあります。
成績自体はやはりクレーが良く5割近い勝率。そこまでランキングが高い選手ではないにも関わらずこの勝率の高さをみるとクレーでは非常に強さを発揮する選手です。
獲得賞金
キャリア通算の獲得賞金は$1,036,347(約1億1400万円)
1シーズン平均にすると約1260万円になります。
モンテイロ選手のプレースタイルや強さ
モンテイロ選手のプレースタイルはバランス型ベースライナーで、強みはスピンの効いたフォアハンドです。
ストロークはフォア、バックともにスピンを多くかけるタイプの選手ですが、特にフォアハンドはかなりスピンがかかっています。
威力があるわけではないですが、スピンがあるので安定感がありますしクロスへ角度をつけたショットも強いです。
また基本的にはベースラインでのプレーが多いですが、ネットプレーへ行く場面も多くボレーのスキルも高いです。
戦力分析
フォアハンド | 7 |
バックハンド | 7 |
サーブ | 7 |
リターン | 6 |
ボレー | 7 |
テクニック | 6 |
メンタル | 7 |
フットワーク | 7 |
攻撃力 | 7 |
守備力 | 7 |
総合力 | 68 |
スタッツ
(比較用に錦織選手・フェデラー選手のスタッツも表示しています。)
モンテイロ | 錦織圭 | フェデラー | |
エースの数 | 287本 (1試合平均:3.5本) |
1851本 (1試合平均:3.2本) |
10865本 (1試合平均:7.5本) |
ファーストサーブ ポイント獲得率 |
70% | 71% | 77% |
セカンドサーブ ポイント獲得率 |
51% | 53% | 57% |
サービスゲーム 取得率 |
77% | 80% | 89% |
ファーストサーブ リターンポイント獲得率 |
25% | 30% | 33% |
セカンドサーブ リターンポイント獲得率 |
47% | 53% | 51% |
リターンゲーム 取得率 |
18% | 27% | 27% |
サービスゲームのスタッツが高いです。
左利きの利点を生かしたスライスサーブが武器になっていますね。
ただリターンのスタッツがそこまで高くないので、今後リターンゲームの強化ができればさらにランキングを上昇させられるかもしれません。
主な経歴
2011年〜12年はジュニアの大会と並行しフューチャーズに出場
モンテイロ選手のプロ入りは2011年ですが、当時はまだジュニアの大会にも並行して出場していたためそれほど大きくランキングを上げる事はありませんでした。
プロのツアーに本格的に参戦したのは2013年から。
4つのチャレンジャーでベスト8入りをするなど、着実に結果を残していきます。
左膝の怪我によりランキングを落とす
しかし2014年に左膝の怪我により一時的にツアーを離脱。
離脱した期間はそれほど長くなかったですが、その怪我の影響もありなかなか調子が戻らずランキングも落としてしまいます。
一時は250位ほどまできていたランキングも2015年の9月には561位まで落とすことに。
2016年に大きく飛躍
怪我の影響で大きくランキングを落としてしまったモンテイロ選手でしたが2016年には大きく飛躍する事になります。
2月のリオ(ATP500)では1回戦でツォンガ選手に勝利する大金星を上げ、さらに5月にはチャレンジャー初タイトルを獲得。
その後もクレーのチャレンジャー中心に結果を残し、シーズン開始時には405位だったランキングも84位まで上昇。
初めてトップ100入りを果たしたシーズンにもなりました。
モンテイロ選手と錦織圭の対戦成績
対戦成績
勝利数 | ハード | クレー | グラス | |
チアゴ・モンテイロ | 0 | 0 | 0 | 0 |
錦織圭 | 0 | 0 | 0 | 0 |
モンテイロ選手と錦織選手の対戦成績はまだありません。
過去の対戦結果
年 | 大会 (グレード・コート) |
勝者 | スコア |
– | – | – | – |
モンテイロ選手とトップ選手の対戦成績
ビッグ4との対戦成績
ロジャー・フェデラー | 0勝0敗 | -% |
ラファエル・ナダル | 0勝0敗 | -% |
ノバク・ジョコビッチ | 0勝0敗 | -% |
アンディ・マレー | 0勝0敗 | -% |
ビッグ4との対戦成績は0勝0敗。
まだモンテイロ選手とビッグ4の対戦はありません。
トップ選手との対戦成績
ファン・マルティン・デルポトロ | 0勝0敗 | -% |
スタン・ワウリンカ | 0勝0敗 | -% |
マリン・チリッチ | 0勝0敗 | -% |
アレクサンダー・ズベレフ |
0勝0敗 | -% |
グリゴール・ディミトロフ | 0勝0敗 | -% |
ダビド・フェレール | 0勝0敗 | -% |
ミロシュ・ラオニッチ | 0勝0敗 | -% |
トマーシュ・ベルディヒ | 0勝0敗 | -% |
錦織圭 | 0勝0敗 | -% |
ドミニク・ティエム | 0勝0敗 | -% |
ジョー・ウィルフリード・ツォンガ | 1勝1敗 | 50% |
ケビン・アンダーソン | 0勝1敗 | 0% |
トップ選手との対戦はまだほとんどありませんが、2016年のATP500・リオでツォンガ選手に勝利した経験があります。
ではチアゴ・モンテイロ選手のプレースタイルやランキング、錦織選手との対戦成績については以上です。ここまで読んでくださってありがとうございました。
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