今回は日本人選手で錦織圭選手に次ぐ歴代2位のキャリアハイランキングを記録した、西岡良仁選手のグランドスラムでの成績や勝敗、戦績などをまとめていきます。
西岡選手のグランドスラムでの成績一覧
全豪 | 全仏 | 全英 | 全米 | |
2023 | ベスト16 | ベスト16 | ||
2022 | 1回戦 | 1回戦 | 1回戦 | 1回戦 |
2021 | 1回戦 | 2回戦 | 2回戦 | 1回戦 |
2020 | 3回戦 | 2回戦 | – | 1回戦 |
2019 | 2回戦 | 2回戦 | 1回戦 | 2回戦 |
2018 | 2回戦 | 1回戦 | 1回戦 | 1回戦 |
2017 | 2回戦 |
– | – | – |
2016 | 1回戦 | – | 1回戦 | 1回戦 |
2015 | – |
1回戦 | – | 2回戦 |
2014 |
– |
– | – | 1回戦 |
グランドスラム全体での最高成績は2023年の全豪と全仏のベスト16(4回戦)。
2023年の全豪で初のグランドスラムべスト16入りを果たし、そのすぐ次の全仏でまたもベスト16入り。
これまでグランドスラムではあまり思うような結果が出ていませんでしたが、ここへきて連続で好成績を残しています。
それぞれのグランドスラムでの勝敗や戦績
通算の勝敗
勝敗 | 勝率 | |
グランドスラム | 17勝28敗 | 37% |
全豪オープン | 8勝8敗 | 50% |
全仏オープン | 6勝7敗 | 46% |
ウィンブルドン | 1勝5敗 | 16% |
全米オープン | 2勝8敗 | 20% |
最も勝率が高いのは全豪オープンで50%。
これまでの成績を見ても1回戦で敗退した数は最も少なく、2023年のベスト16入りも考えるとグランドスラムの中では最も相性の良い大会と言えると思います。
次いで勝率が高いのは全仏オープンで、こちらも1回戦敗退はかなり少なめなので相性は良さそうです。
一方でウィンブルドンはグラスコートなのでラリーを軸に試合を組み立てる西岡選手と相性が良くないのは分かりますが、ハードコートの全米オープンでもあまり勝率は高くありません。
しかしこれまでの全米オープンは敗退した試合の半分以上が対シード選手で、ノーシードでも元世界1位のマレー選手や元トップ10のソック選手など、正直ドロー運がかなり悪かったです。
現在のランキングならシードが付くと思うので、今後はもっと勝率が上がってくると思います。
トップ20の選手との戦績
勝敗 | 勝率 | |
グランドスラム | 0勝9敗 | 0% |
全豪オープン | 0勝4敗 | 0% |
全仏オープン | 0勝3敗 | 0% |
ウィンブルドン | 0勝1敗 | 0% |
全米オープン | 0勝1敗 | 0% |
次はトップ20選手との戦績で、このトップ20というのは対戦時点でランキング20位以内の選手の事です。(例えば過去に15位でも西岡選手と対戦した時に30位ならこの勝敗情報には含めません。)
これまでトップ20選手との対戦は10回近くありますが、まだ勝利経験はありません。
トップ20と言っても殆どがトップ10選手との対戦となっていて、相手は世界トップクラスの選手ばかりです。
これまでで最も勝利に近かったのは2019年全仏オープン2回戦。
相手は当時大会第8シードのデルポトロ選手で、この試合は西岡選手が第1セットを先取しますが最終的には4時間近くに及ぶ死闘の末にフルセットで敗退しています。
今後、西岡選手が特に活躍できそうなグランドスラムは?
最後に、これまでのグランドスラムでの成績を見て、今後西岡選手が特に活躍が出来そうな相性が良い大会を考えていきます。
まずはやっぱり全豪オープンで、これまで最も勝利数が多いですし、何度かシード選手にも勝利している大会です。
間違いなく一番相性は良いと思うので、特に楽しみな大会です。
そして全仏オープンも注目です。
以前はあまりクレーコートでは勝てていませんでしたが、2021年ころからクレーでの成績がどんどん良くなっています。
ベースラインでのラリー戦にめっぽう強く、ドロップショットも得意としている西岡選手なので、元々クレーコートとの相性は良かったですが、最近それがかなり合ってきた印象です。
全仏だけではなく、クレーシーズン全体での活躍が楽しみです!
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