2017年の全豪オープン3回戦で4時間を超える激闘があったズべレフ選手とナダル選手の対戦。
今回はこの2人の対戦成績について、過去の結果や勝率などについての情報をまとめていきます。
(2020,4,15更新)
ナダル選手とズべレフ選手のプロフィール比較
ズべレフ | ナダル | |
身長 | 198cm | 185cm |
体重 | 90kg | 85kg |
BMI | 22.9 | 24.8 |
ツアー初優勝 | 2016年(19歳) | 2004年(17歳) |
マスターズ初優勝 | 2017年(20歳) | 2005年(18歳) |
ツアーファイナル初優勝 | 2018年(21歳) | – |
グランドスラム初優勝 | – | 2005年(19歳) |
トップ10入り | 2017年(20歳) | 2005年(19歳) |
トップ5入り | 2017年(20歳) | 2005年(19歳) |
1位達成 | – | 2008年(22歳) |
グランドスラム 最高成績 |
ベスト4 | 優勝(19回) |
マスターズ 優勝回数 |
優勝(3回) | 優勝(28回) |
身長はズべレフ選手の方が13cm高くかなり差がありますが、体つきで言うとナダル選手の方ががっちりした体型。
ツアーでの成績を残す早さはナダル選手が圧倒し、ズべレフ選手が唯一ナダル選手に勝っているのがつーあファイナルの優勝。
ズべレフ選手とナダル選手の対戦成績
対戦成績
ズべレフ
1勝(17%)
ナダル
5勝(83%)
過去の対戦一覧
年 | 大会 (グレード) |
勝者 | スコア |
2016 | インディアンウェルズ (マスターズ・ハード) |
ナダル | 67 60 75 |
2017 | 全豪オープン (グランドスラム・ハード) |
ナダル | 46 63 67 63 62 |
2017 | モンテカルロ (マスターズ・クレー) |
ナダル | 61 61 |
2018 | スペインVSドイツ (デビスカップ・クレー) |
ナダル | 61 64 64 |
2018 | ローマ (マスターズ・クレー) |
ナダル | 61 16 63 |
2019 | NITTO ATP FINALS (ツアーファイナル・ハード) |
ズべレフ | 62 64 |
初対戦は2016年のインディアンウェルズマスターズ4回戦
ズべレフ選手がまだランキングが50位台の時で、この大会でもノーシードでの出場、対するナダル選手は第4シードでの出場となったこの対戦。
下馬評ではナダル選手が大きく優勢でしたが、第1セットはズべレフ選手がタイブレークを10-8で取り先取する波乱の展開。
第2セットでナダル選手が一気に流れを引き戻しましたが、ファイナルセットはズべレフ選手が大きくリードする展開に。
しかし2-5からナダル選手が驚異の5ゲーム連取で大逆転勝ちを収めました。
2017年の全豪オープンでは4時間を超える死闘
2度目の対戦となった2017年の全豪オープン3回戦は現時点でこの2人の対戦の中で一番の激戦。
第1、2セットでそれぞれセットを取り互角の展開。1セットオールで迎えた第3セットでも互角の試合が続きタイブレーク勝負となり、タイブレーク5-5からナダル選手のミスとズべレフ選手の素晴らしいバックハンドが決まりズべレフ選手が第3セットを取り、ここまで互角で拮抗していただけに非常に有利な状況に。
しかしその状態でもナダル選手は崩れず、自分のテニスを貫き通し最終的にはズべレフ選手が体力の限界を迎え、ナダル選手が壮絶な逆転勝ちを果たしました。
ズべレフ選手がナダル選手に勝つためにはサーブの好調が不可欠
2019年のツアーファイナルでズべレフ選手は初めてナダル選手に勝利。それまでは接戦はありましたが、ナダル選手が5連勝で圧倒していました。
ここまで負け越しが続いた要員の一つとして、多くの試合でナダル選手がズべレフ選手の2ndサーブの時に50%以上のポイントを獲得しブレークにつなげていた事があります。
ただ、初めてズべレフ選手が勝ったツアーファイナルでの対戦では、ナダル選手のフォアハンドがやや不調だったという事もありますが、それ以上にズべレフ選手の1stサーブが非常に好調で試合を通してエースが11本、さらに1stサーブでのフリーポイントも多くナダル選手がリターンするのにかなり苦労していた印象でした。
サーフェス別の対戦成績と勝率
次にコートサーフェス別の対戦成績と勝率を見ていきます。
ハード | クレー | グラス | |
ナダル | 2 (67%) |
3 (100%) |
0 (-%) |
ズべレフ | 1 (33%) |
0 (0%) |
0 (-%) |
これまでにハードとクレーでの対戦がありますが、どちらもナダル選手の勝ち越し。
ズべレフ選手はクレーコートでの勝率が一番高い選手ですが、それでもクレーで圧倒的な強さを誇るナダル選手に対してはまだ勝利ができていません。
しかしハードでは勝利もありますし、接戦になっている試合も多くここまでの対戦はほぼ互角といった感じです。
マッチセット数別の対戦成績と勝率
次はマッチセット数別の対戦成績。
5セット | 3セット | |
ナダル | 2 (100%) |
3 (75%) |
ズべレフ | 0 (0%) |
1 (25%) |
これまでの対戦ではどちらのマッチセットでもナダル選手が勝ち越し。
ズべレフ選手は3セットマッチをかなり得意としている印象がありますが、ナダル選手に対しては今のところ大きく負け越しています。
ただ初勝利自体2019年のツアーファイナルと最近の話なので、今後の対戦でどうなっていくのか楽しみです。
プレッシャーのかかる状況別の対戦成績と勝率
次は接戦の時やプレッシャーがかかる状況での対戦での対戦成績と勝率を調べていきます。
タイブレーク取得数 | フルセットマッチ | 決勝・準決勝での対戦 | |
ナダル | 0回 (0%) |
3 (100%) |
1 (100%) |
ズべレフ | 2回 (100%) |
0 (0%) |
0 (0%) |
プレッシャーのかかる場面での成績はナダル選手がリードしていますが、タイブレークに限ればこれまでは全てズべレフ選手が取っています。
今までの試合でタイブレークがあったのは、試合の序盤~中盤でファイナルセットでのタイブレークはまだありません。
この成績を見る限り、ファイナルセットに強いナダル選手とタイブレークに強いズべレフ選手がファイナルセットでタイブレークにもつれた場合どうなるのか見てみたいです。
ではナダル選手とズべレフ選手の対戦成績や勝率については以上です。
ここまで読んでくださってありがとうございました!
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