2018年のNITTO ATP FINALSの決勝という大舞台での対戦があったズべレフ選手とジョコビッチ選手。
この試合はズべレフ選手が勝利しましたが、ここまでの対戦成績はかなり拮抗したものになっています。
今回はこの2人の対戦成績について、過去の結果や勝率などについての情報をまとめていきます。
(2020,4,14更新)
ジョコビッチ選手とズべレフ選手のプロフィール比較
ズべレフ | ジョコビッチ | |
身長 | 198cm | 188cm |
体重 | 90kg | 77kg |
BMI | 22.9 | 21.8 |
ツアー初優勝 | 2016年(19歳) | 2006年(19歳) |
マスターズ初優勝 | 2017年(20歳) | 2007年(19歳) |
ツアーファイナル初優勝 | 2018年(21歳) | 2008年(21歳) |
グランドスラム初優勝 | – | 2008年(20歳) |
トップ10入り | 2017年(20歳) | 2007年(19歳) |
トップ5入り | 2017年(20歳) | 2007年(20歳) |
1位達成 | – | 2011年(24歳) |
グランドスラム 最高成績 |
ベスト4 | 優勝 (17回) |
マスターズ 優勝回数 |
優勝(3回) | 優勝 (34回) |
身長はズべレフ選手の方が10cm高く、BMIで見てもズべレフ選手が上でフィジカル的にはズべレフ選手がかなり上。
ツアーでの成績はジョコビッチ選手の方が早いペースで達成してきていますが、ズべレフ選手も引けを取らない早さで、特にツアーファイナル初優勝やトップ5入りした年齢は同じでズべレフ選手も相当凄いです。
ビッグトーナメントでの成績はさすがにジョコビッチ選手の方が圧倒的ですが、ズべレフ選手もマスターズの優勝回数についてはかなりのスピードで増やしているため今後かなり数字が伸びてくる可能性があります。
ズべレフ選手とジョコビッチ選手の対戦成績
対戦成績
ズべレフ
2勝(40%)
ジョコビッチ
3勝(60%)
過去の対戦一覧
年 | 大会 (グレード) |
勝者 | スコア |
2017 | ローマ (マスターズ・クレー) |
ズべレフ | 64 63 |
2018 | 上海 (マスターズ・ハード) |
ジョコビッチ | 62 61 |
2018 | NITTO ATP FINALS (ツアーファイナル・ハード) |
ズべレフ | 64 63 |
2018 | NITTO ATP FINALS (ツアーファイナル・ハード) |
ジョコビッチ | 64 61 |
2019 | 全仏オープン (グランドスラム・クレー) |
ジョコビッチ | 75 62 62 |
初対戦は2017年のローママスターズ決勝
この時は、すさまじい勢いでランキングを上げてきていた20歳のズべレフ選手と怪我の影響からかやや不調だったジョコビッチ選手という2人の対戦。
結果は下馬評を覆しズべレフ選手が勝利。しかもリターンが世界トップクラスのジョコビッチ選手に対して一度もブレークチャンスを与えない完ぺきなサービスゲームを展開し、トータルポイントでも差をつけてストレートで勝利。
ここまでの対戦はワンサイドゲームになる事が殆ど
ズべレフ選手とジョコビッチ選手の対戦ではこれまでの試合を見る限り、接戦になる事はほとんどなく、どちらかが圧倒する試合展開になる事が殆どです。
その要因の一つとしてズべレフ選手のサーブの調子が関係してそうです。
ジョコビッチ選手は試合によってサーブのスタッツが大きく変わる事はあまり無いですが、ズべレフ選手はかなり極端で、勝つ時は世界トップクラスのとんでもないサービスゲームを展開しますが、負ける時は2ndサーブでほとんどポイントが取れなかったり、ダブルフォルトがかなり多く出たりします。
バックハンドのラリーは世界最高峰
ジョコビッチ選手のバックハンドが世界最高レベルというのはよく言われている事ですが、ズべレフ選手もバックハンドのレベルは非常に高いです。
そのためこの2人の対戦ではレベルの高いバックハンドがぶつかり合い、世界最高峰のバックハンド対決を見ることができます。
サーフェス別の対戦成績と勝率
次にコートサーフェス別の対戦成績と勝率を見ていきます。
ハード | クレー | グラス | |
ジョコビッチ | 2 (67%) |
1 (50%) |
0 (-%) |
ズべレフ | 1 (33%) |
1 (50%) |
0 (-%) |
これまではハードとクレーの対戦があり、ハードではジョコビッチ選手、クレーでは互角の成績となっています。
それぞれの得意サーフェスはジョコビッチ選手がハード、ズべレフ選手がクレーなので、今のところそれがそのまま結果に出ています。
とは言ってもまだ殆ど互角の成績なので、今後対戦が増えてきたらもっといろいろと分かってくると思います。
マッチセット数別の対戦成績と勝率
次はマッチセット数別の対戦成績。
5セット | 3セット | |
ジョコビッチ | 1 (100%) |
2 (50%) |
ズべレフ | 0 (0%) |
2 (50%) |
これまでの対戦では3セットマッチは互角、5セットマッチでジョコビッチ選手リードです。
ズべレフ選手はツアー全体での成績を見る限り、明らかに5セットよりも3セットを得意とする選手で、実際にジョコビッチ選手に対しても3セットマッチなら互角の成績です。
プレッシャーのかかる状況別の対戦成績と勝率
次は接戦の時やプレッシャーがかかる状況での対戦での対戦成績と勝率を調べていきます。
タイブレーク取得数 | フルセットマッチ | 決勝・準決勝での対戦 | |
ジョコビッチ | 0回 (-%) |
0 (-%) |
1 (33%) |
ズべレフ | 0回 (-%) |
0 (-%) |
2 (67%) |
こちらは今までの成績とは逆にズべレフ選手がリードする結果になっています。
これまでの対戦でタイブレークやフルセットなどの接戦はありませんが、マスターズの準決勝や決勝、ツアーファイナルでの決勝での対戦の結果を見ると経験豊富なジョコビッチ選手ではなくズべレフ選手の方が勝ち越しています。
しかも決勝での対戦に限るとズべレフ選手の2勝0敗で勝ち越しが大きくなっています。
ズべレフ選手は大きな舞台にかなり強いタイプの選手かもしれません。
ではジョコビッチ手とズべレフ選手の対戦成績や勝率については以上です。
ここまで読んでくださってありがとうございました!
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