2019年のATPファイナルで3時間近くの大激闘があったチチパス選手とナダル選手。
これまでの対戦は殆どがマスターズやグランドスラムの準決勝以上と大きな舞台での対戦になっています。
今回はこの2人の対戦成績について、過去の結果や勝率などについての情報をまとめていきます。
(2021,4,22更新)
チチパス選手とナダル選手のプロフィール比較
チチパス | ナダル | |
身長 | 193cm | 185cm |
体重 | 85kg | 85kg |
BMI | 22.8 | 24.8 |
プロ入り | 2016年(18歳) | 2001年(15歳) |
ツアー初優勝 | 2018年(20歳) | 2004年(17歳) |
マスターズ初優勝 | 2021年(22歳) | 2005年(18歳) |
ツアーファイナル初優勝 | 2019年(21歳) | – |
グランドスラム初優勝 | – | 2005年(19歳) |
トップ10入り | 2019年(20歳) | 2005年(19歳) |
トップ5入り | 2019年(20歳) | 2005年(19歳) |
1位達成 | – | 2008年(22歳) |
グランドスラム 最高成績 |
ベスト4(3回) | 優勝 (20回) |
マスターズ 優勝回数 |
優勝(1回) | 優勝 (35回) |
身長はチチパス選手が8cm高いですが体重は同じでナダル選手の方がかなり筋肉質。
全体の成績はもちろんナダル選手が上ですが、ツアーファイナルのタイトルはまだナダル選手は持っていないのでそこについてはチチパス選手の方が上。
トップ5までのランキングの上がる速さについてもナダル選手の方が少し早いですが、チチパス選手も引けを取りません。
チチパス選手とナダル選手の対戦成績
対戦成績
チチパス | ナダル |
2勝 (25%) |
6勝 (75%) |
過去の対戦一覧
年 | 大会 (グレード) |
勝者 | スコア |
2018 | バルセロナ (ATP500・ハード) |
ナダル | 62 61 |
2018 | カナダ (マスターズ・ハード) |
ナダル | 62 76 |
2019 | 全豪オープン (グランドスラム・ハード) |
ナダル | 62 64 60 |
2019 | マドリード (マスターズ・クレー) |
チチパス | 64 26 63 |
2019 | ローマ (マスターズ・クレー) |
ナダル | 63 64 |
2019 | nitto atp finals (ツアーファイナル・ハード) |
ナダル | 67 64 75 |
2020 | nitto atp finals (ツアーファイナル・ハード) |
ナダル | 64 46 62 |
2021 | 全豪オープン (グランドスラム・ハード) |
チチパス | 36 26 76 64 75 |
初対戦は2018年のATP500バルセロナ決勝。ナダル選手が第1シードでチチパス選手はノーシードから出場となった大会。
この試合はナダル選手が1度もブレークを許さずトータルポイントでも大きく差がついた結果となりましたが、チチパス選手は決勝までにティエム選手を含む4人のシード選手を撃破する快進撃を見せました。
チチパス選手が初めて勝利したのは2019年のマスターズ・マドリード準決勝。ナダル選手のホームであるスペインかつクレーコートの大会という状況でチチパス選手がまさかのフルセット勝利。
スタッツ的にはナダル選手が優勢でトータルポイントでも6ポイント多く獲得していましたが、チチパス選手に自身の5回より1つ多い6回のブレークを許してしまいました。
この2人の対戦で現時点で最も激戦となった試合は2019年のATPファイナルズで試合時間は2時間52分で、この試合はナダル選手が1セットダウンからの逆転勝利。
これまでの対戦を見る限りではチチパス選手はナダル選手のサービスゲームをなかなか攻略できないといった試合展開が多いように感じます。
サーフェス別の対戦成績と勝率
次にコートサーフェス別の対戦成績と勝率を見ていきます。
ハード | クレー | グラス | |
チチパス | 1 (20%) |
1 (33%) |
0 (-%) |
ナダル | 4 (80%) |
2 (67%) |
0 (-%) |
ハード、クレーともにナダル選手の勝ち越し。
しかしハードよりもクレーの方が成績が拮抗しているというのは驚きです。
マッチセット数別の対戦成績と勝率
次はマッチセット数別の対戦成績。
5セット | 3セット | |
チチパス | 0 (0%) |
2 (29%) |
ナダル | 1 (100%) |
5 (71%) |
どちらのセットマッチでもナダル選手が勝ち越し。
現時点ではチチパス選手はキャリア通算の勝率だと5セットより3セットの方が8%ほど高く、3セットの方が得意としている印象です。
チチパス選手にとっては3セットマッチの方が勝てるチャンスは大きいかもしれません。
プレッシャーのかかる状況別の対戦成績と勝率
次は接戦の時やプレッシャーがかかる状況での対戦での対戦成績と勝率を調べていきます。
タイブレーク取得数 | フルセットマッチ | 決勝・準決勝での対戦 | |
チチパス | 2回 (67%) |
2 (40%) |
1 (20%) |
ナダル | 1回 (33%) |
3 (60%) |
4 (80%) |
プレッシャーのかかる状況での成績はナダル選手が優勢。
この2人の対戦は対戦数自体はそこまで多くないですが、大きな舞台での対戦が多くなっています。
準決勝、決勝などプレッシャーのかかる試合は経験のあるナダル選手の方が優位に試合を運ぶ事も多く、このような結果にもつながっているかもしれません。
ただタイブレークを取った回数についてはチチパス選手がリード。
ナダル選手相手にプレッシャーのかかるタイブレークで勝ち越しているというのは驚異的です。
ではチチパス選手とナダル選手の対戦成績や勝率については以上です。
ここまで読んでくださってありがとうございました!
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