イタリアの若手選手で2018年シーズンで大きく飛躍し、初タイトル獲得も果たしたマテオ・ベレッティーニ選手についてプレースタイルやランキング、ツアーでの成績などの情報をまとめていこうと思います。
(2020,7,15更新)
プロフィール
年齢 | 24歳 |
国 | イタリア |
身長 | 196cm |
体重 | 95kg |
利き手 | 左 |
バックハンド | 両手 |
プロ転向 | 2015年(19歳) |
好きなサーフェス | ハード |
好きなショット | フォア |
好きな大会 | ローマ(マスターズ) |
ATP公式サイト | 選手ページ |
コーチ | ヴィンセンゾ・サントパドーレ ウンベルト・リアンア |
4歳からテニスを始めましたが、この頃は同時に水泳やサッカー、柔道もやっており、本格的にテニスに専念したのは8歳からです。
また動物が好きで、将来的には生物学者になりたいという夢も持っています。
キャリアタイトル
シングルスのタイトルは3勝
初タイトルは2018年に22歳で優勝したATP250グシュタード。
また下部ツアーのチャレンジャーでは3つのタイトルを獲得しています。
グレード別 | |
ATP250 | 3 |
サーフェス別 | |
クレー | 2 |
グラス | 1 |
グランドスラム・マスターズの成績
グランドスラムの最高成績
全豪オープン | 2回戦 |
全仏オープン | 3回戦 |
ウィンブルドン | 4回戦 |
全米オープン | ベスト4 |
グランドスラムの最高成績はベスト4。
2019年の全米オープンで初めて3回戦の壁を突破し、その勢いで準々決勝では13シードのモンフィス選手に勝利してベスト4入り。
マスターズの最高成績
インディアンウェルズ | 2回戦 |
マイアミ | 1回戦 |
モンテカルロ | 1回戦 |
マドリード | 予選1回戦 |
ローマ | 3回戦 |
カナダ | – |
シンシナティ | 1回戦 |
上海 | ベスト4 |
パリ | 2回戦 |
マスターズの最高成績はベスト4。
2019年の上海で3回戦で8シードのバウティスタアグート選手、準々決勝で4シードのティエム選手に勝利してべスト4入り。
ランキングの推移
キャリアハイランキングの推移 | |
トップ100 | 2018年(22歳) |
トップ50 | 2019年(23歳) |
トップ20 | 2019年(23歳) |
トップ10 | 2019年(23歳) |
キャリアハイ|8位 | 2019年(23歳) |
年末ランキングの推移 | |
2015 | 525 |
2016 | 435 |
2017 | 135 |
2018 | 54 |
フォア・バック・サーブなどの戦力分析
フォアハンド | 8 |
バックハンド | 8 |
サーブ | 9 |
リターン | 7 |
ボレー | 7 |
テクニック | 8 |
メンタル | 8 |
フットワーク | 8 |
攻撃力 | 7 |
守備力 | 8 |
総合力 | 78 |
プレースタイル
ベレッティーニ選手のプレースタイルは「守備型ベースライナー」で、武器は「変化の大きいサーブと柔らかいタッチのショット」です。
体格はかなりがっちりしていますが、パワー型のプレイヤーではなくかなり技巧派タイプの選手だと思います。ストローク、リターンに関してはタッチが優しく安定感もありコントロール重視で守備力が高いです。
そのタッチの優しさがあるのでドロップショットのレべルも高く、攻撃する時は展開力が大きな武器となっています。
以前はあまりサーブにパワーはありませんでしたが、最近は1試合平均で8本以上のエースが取れるほど力のある1stサーブを打ちます。
さらにこちらは以前からですが、キックサーブの変化が非常に大きく2ndになってもサーブは強いです。
そこまで力を入れて回転をかけているようには見えませんが、跳ねてからの軌道をみるとかなり逆方向に高く跳ねています。
主な経歴
2018年の全豪でグランドスラム初の本戦入り
2018年の全豪で予選決勝で敗退したものの、ラッキルーザーでグランドスラム初の本戦入りを果たします。
同年の全仏ではエントリー時点で本戦にストレートイン出来る所までランキングが上がっていたので本戦入り。1回戦でオッテ選手(156位)に勝利してグランドスラム初勝利を果たし、続く2回戦では元世界10位でクレーコートを得意とするグルビス選手(160位)に勝利。3回戦ではティエム選手(8位)に敗れましたが1セットを取る健闘でした。
さらにウィンブルドンでは1回戦でソック選手(15位)に67,67,64,75,62の3時間45分に及ぶ大激闘の末、2セットダウンからの大逆転勝ちで勝利。初めてトップ20の選手から勝利を果たした事にもなりました。
2018年にグシュタードで初タイトルを獲得
2018年に入り着実にツアーで成績を残せるようになってきたベレッティーニ選手でしたが、ついに8月にグシュタードで初タイトルを獲得。
ベレッティーニ選手自身はハードコートが好きみたいですが、全仏での活躍とこの初タイトル獲得もクレーである事を考えると、クレーとの相性がかなり良いように思えます。
特に準々決勝ではロペス選手、決勝ではアグート選手らスペイン人選手にクレーで勝利しているのがその証拠です。
ではベレッティーニ選手については以上です。
ここまで読んでくださってありがとうございました!
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