テニス界のレジェンドであるロジャー・フェデラーに対して、日本のトップ選手はどのような戦いをしてきたのでしょうか。
今回はその対戦成績を振り返り、まとめていきます。
フェデラーと日本人選手の対戦成績一覧
対戦 | 勝 | 負 | 勝率 | |
VS 日本人選手 | 15 | 12 | 3 | 80% |
錦織圭 | 11 | 8 | 3 | 72% |
鈴木貴男 | 2 | 2 | 0 | 100% |
西岡良仁 | 1 | 1 | 0 | 100% |
杉田祐一 | 1 | 1 | 0 | 100% |
ATPツアーでの日本人選手との対戦は全部で15回。
そのうち11回は錦織選手との対戦となっています。
こうしてみると想像以上にフェデラー選手と対戦した日本人選手は少ないですね。
そもそもフェデラー選手ずっとランキング上位にいたため、対戦すること自体がかなり難しいです。
フェデラー選手が出場するのは主にATP500以上の大会で、そのレベルの大会の本戦となると最低でもランキング100位以内くらいにはいないと出場機会も殆どありません。
それを踏まえて考えると、やはり錦織選手がこれだけフェデラー選手と対戦しているのは凄い事ですよね。
サーフェス別の対戦成績と勝率
ハード | クレー | グラス | |
VS 日本人選手 | 9-2 (81%) |
0-1 (0%) |
3-0 (100%) |
錦織圭 | 6-2 (75%) |
0-1 (0%) |
2-0 (100%) |
鈴木貴男 | 2-0 (100%) |
0-0 (-%) |
0-0 (-%) |
西岡良仁 | 1-0 (100%) |
0-0 (-%) |
0-0 (-%) |
杉田祐一 | 0-0 (-%) |
0-0 (-%) |
1-0 (100%) |
サーフェス別にみると殆どの対戦はハードコートとなっています。
錦織選手に2敗していますが、全体の勝率は8割越えと圧倒。
しかし1度だけ対戦があったクレーコートでは錦織選手に敗れています。
グラスコートでは錦織選手、杉田選手との対戦がありましたが全て勝利しています。
マッチセット数別の対戦成績と勝率
5セット | 3セット | |
VS 日本人選手 | 4-0 (100%) |
8-3 (72%) |
錦織圭 | 2-0 (100%) |
6-3 (66%) |
鈴木貴男 | 1-0 (100%) |
1-0 (100%) |
西岡良仁 | 1-0 (100%) |
0-0 (-%) |
杉田祐一 | 0-0 (-%) |
1-0 (100%) |
5セット、3セットともにフェデラー選手の勝ち越し。
特に5セットマッチ、つまりグランドスラムでの対戦ではフェデラー選手の負け無し。
5セットとなると3セット取らなければ勝てないため、勢いだけで勝てることは少なく、より実力差がしっかりと反映されます。
とはいっても3セットマッチでもフェデラー選手に勝つというのは、非常に難しいことである事に変わりはありません。
3セットマッチに限定すれば、錦織選手はフェデラー選手に対して3割越えの勝率となっているので、これはかなり驚異的です。
プレッシャーのかかる状況での対戦成績と勝率
タイブレーク取得数 | フルセットマッチ | 決勝での対戦 | 4大大会での対戦 | |
VS 日本人選手 | 3-2 (60%) |
3-2 (60%) |
1-0 (100%) |
4-0 (100%) |
錦織圭 | 2-2 (50%) |
2-2 (50%) |
1-0 (100%) |
2-0 (100%) |
鈴木貴男 | 1-0 (100%) |
1-0 (100%) |
0-0 (-%) |
1-0 (100%) |
西岡良仁 | 0-0 (-%) |
0-0 (-%) |
0-0 (-%) |
1-0 (100%) |
杉田祐一 | 0-0 (-%) |
0-0 (-%) |
0-0 (-%) |
0-0 (-%) |
プレッシャーのかかる状況での成績は全てフェデラー選手が勝ち越し。
しかし錦織選手との対戦において、タイブレークの取得数とフルセットマッチという2つの項目で互角の成績という結果に。
フェデラー選手に対してこの成績なので、それだけ錦織選手がプレッシャーのかかる場面で強いという事が分かります。
またフルセットマッチといえば、2006年のジャパンオープンでの鈴木選手との対戦も名勝負として有名です。
鈴木選手は積極的なネットプレーと巧みなサービスゲームでフェデラー選手と互角に戦い、最終的に敗れてしまいましたが壮絶な死闘となりました。
ではフェデラー選手と日本人選手の対戦成績については以上です。
ここまで読んでくださってありがとうございました!
【関連記事】