今回はイギリスの若手選手であるカイル・エドモンド選手について、プレースタイルやランキング、ツアーでの成績などの情報をまとめていこうと思います。
(2020,2,21更新)
プロフィール
| 年齢 | 25歳 |
| 国 | イギリス |
| 身長 | 188cm |
| 体重 | 83kg |
| 利き手 | 右 |
| バックハンド | 両手 |
| プロ転向 | 2012年(17歳) |
| 好きなコート | クレー |
| 好きなショット | フォア |
| 趣味 | 音楽鑑賞、ゴルフ |
| コーチ | フランコ・デビン コリン・ピーチャー |
エドモンド選手は南アフリカで生まれて3歳の時にイギリスへ。
少年時代はテニス以外にも水泳やクリケットをやっていましたが、10歳でテニスを本格的に開始。
ジュニア時代にはシングルスでは全米ジュニアでベスト4、ダブルスでは全米ジュニアと全仏ジュニアでタイトルを獲得し、ジュニアランキングは8位を記録。
ツアーでの成績
シングルスキャリアタイトル
キャリアタイトルは2勝。
初タイトルは2018年に23歳で優勝したATP250のアントワープ。
準決勝でガスケ選手に勝利し、決勝ではモンフィス選手に1セットダウンから2セット連続のタイブレークという激戦を制しての優勝。
| グレード別 | |
| ATP250 | 2 |
| サーフェス別 | |
| ハード | 2 |
グランドスラムの最高成績
| 全豪オープン | ベスト4 |
| 全仏オープン | 3回戦 |
| ウィンブルドン | 3回戦 |
| 全米オープン | 4回戦 |
グランドスラムの最高成績はベスト4。
2018年の全豪オープンでノーシードから1回戦で11シードのアンダーソン選手にフルセットで勝利、その後も激闘を繰り広げて準々決勝では3シードのディミトロフ選手に勝利してベスト4進出を果たしています。
マスターズの最高成績
| インディアンウェルズ | ベスト16 |
| マイアミ | ベスト16 |
| モンテカルロ | 2回戦 |
| マドリード | ベスト8 |
| ローマ | ベスト16 |
| カナダ | 2回戦 |
| シンシナティ | 2回戦 |
| 上海 | ベスト8 |
| パリ | ベスト16 |
マスターズの最高成績はベスト8。
2018年のマドリードで初めてのマスターズベスト8入り。この時は2回戦でジョコビッチ選手、3回戦でゴファン選手に勝利しています。
ランキングの推移
| キャリアハイランキングの推移 | |
| トップ100 | 2015年(20歳) |
| トップ50 | 2016年(21歳) |
| トップ30 | 2018年(23歳) |
| トップ20 | 2018年(23歳) |
| キャリアハイ|14位 | 2018年(23歳) |
| 年末ランキングの推移 | |
| 2012 | 571 |
| 2013 | 376 |
| 2014 | 194 |
| 2015 | 102 |
| 2016 | 45 |
| 2017 | 50 |
| 2018 | 14 |
| 2019 | 69 |
プレースタイル
エドモンド選手のプレースタイルはバランス型ベースライナーで、武器は速いフットワークと安定感のあるストロークです。
プレースタイルとしてはクレーコートを得意とする選手に多いスタイルとなっていて、ラリーを繋げて、ポイントを取っていくタイプです。
エドモンド選手自身も好きなコートはクレーコートだと言っているので、クレーコートでの活躍が期待できますね。
またフットワークが良いのも特徴で、188cmという長身なのにかなり俊敏な動きを見せます。
フットワークが良いので守備力が高く、また攻める時も多少良いボールを返されても連続攻撃をすることができます。
戦力分析
| フォアハンド | 8 |
| バックハンド | 8 |
| サーブ | 7 |
| リターン | 7 |
| ボレー | 7 |
| テクニック | 7 |
| メンタル | 8 |
| フットワーク | 9 |
| 攻撃力 | 8 |
| 守備力 | 8 |
| 総合力 | 77 |
5セットマッチに強いエドモンド選手
エドモンド選手のマスターズクラス以上の大会での成績を見てみると、グランドスラムの成績が非常に良いのが見て分かります。
マスターズとグランドスラムの大きな違いは3セットマッチか5セットマッチだということです。
3セットマッチだと勢いがあればそのまま勝ててしまうこともありますが、5セットマッチは勢いだけでは勝つのが難しいです。
5セットマッチでは、フルセットになった時に5セット目でパフォーマンスを維持するための体力とフィジカルが必要です。エドモンド選手にはそれが揃っているのかもしれません。
各シーズンの主な成績
2015年
獲得賞金|約20万ドル
全仏でグランドスラム初勝利で2回戦に進出。この年全豪とウィンブルドンでも初の本戦出場。
チャレンジャー3大会で優勝した事もあり、年末には初のトップ100入りを果たす。
2016年
獲得賞金|約72万ドル
84位で出場した全米で、グランドスラム初のベスト16。1回戦では15位のガスケ選手、3回戦では21位のイズナー選手ら格上の選手から勝利。
ATP250のアントワープでツアー初のベスト4。予選から出場したATP500の北京とATP250のドーハでベスト8。
2017年
獲得賞金|約95万ドル
全仏、全米で3回戦に進出。
ATP500のウィーン、ATP250のウィンストンセーラムとアトランタでベスト4に進出。アトランタでは19位のソック選手から勝利。
2018年
獲得賞金|約200万ドル
ツアータイトル|1勝
全豪でグランドスラム初のベスト4に進出。1回戦では12位のアンダーソン選手を相手にフルセットの大激闘で勝利、準々決勝では3位のディミトロフ選手から勝利。
ATP250のマラケシュでツアー初の準優勝、その後アントワープでツアー初タイトルを獲得。
- グランドスラム|全豪(ベスト4) ウィンブルドン、全仏(3回戦)
- マスターズ|上海、マドリード(ベスト8) ローマ(ベスト16)
- ATP500|北京(ベスト4)
- ATP250|アントワープ(優勝) マラケシュ(準優勝) ウィンストンセーラム、イーストボーン、エストリル、ブリスベン(ベスト8)
2019年
獲得賞金|約92万ドル
全豪でグランドスラム初のベスト4に進出。1回戦では12位のアンダーソン選手を相手にフルセットの大激闘で勝利、準々決勝では3位のディミトロフ選手から勝利。
ATP250のマラケシュでツアー初の準優勝。
- マスターズ|マイアミ、インディアンウェルズ、パリ(ベスト16)
- ATP500|ワシントン(ベスト8)
- ATP250|イーストボーン(ベスト4)
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