今回は2017年モンテカルロマスターズでナダル選手相手に善戦して話題になったアルゼンチンの男子テニスプレイヤーであるディエゴ・シュワルツマン選手について、プレースタイルやランキングの推移、主な経歴をまとめていこうと思います。
(2019.8.7更新)
プロフィール
| 年齢 | 26歳 |
| 国 | アルゼンチン |
| 身長 | 170cm |
| 体重 | 64kg |
| 利き手 | 右 |
| バックハンド | 両手 |
| プロ転向 | 2010年(18歳) |
| ラケット | HEAD |
| ウェア | FILA |
| 好きなサーフェス | クレー |
| 好きなショット | バック |
| 好きな大会 | 全仏オープン |
| 憧れだった選手 | R・ナダル |
| 趣味 | サッカー |
| コーチ | ファン・イグナシオ・チェラ |
| ATP公式サイト | 選手ページ |
シングルスキャリアタイトル
| タイトル | 3勝 |
| ATP500 | 1 |
| ATP250 | 2 |
| クレー | 2 |
| ハード | 1 |
初タイトルは2016年に23歳で獲得したATP250イスタンブール。
2018年のリオでATP500の初タイトルを獲得。
グランドスラム・マスターズの成績
| グランドスラムの最高成績 | |
| 全豪オープン | 4回戦 |
| 全仏オープン | ベスト8 |
| ウィンブルドン | 3回戦 |
| 全米オープン | ベスト8 |
| グランドスラムの最高成績 | |
| インディアンウェルズ | 3回戦 |
| マイアミ | 3回戦 |
| モンテカルロ | ベスト8 |
| マドリード | 3回戦 |
| ローマ | ベスト4 |
| カナダ | ベスト8 |
| シンシナティ | 1回戦 |
| 上海 | 2回戦 |
| パリ | 3回戦 |
キャリアハイやランキングの推移
| キャリアハイの更新 | |
| トップ100 | 2014年(22歳) |
| トップ50 | 2017年(25歳) |
| トップ30 | 2017年(25歳) |
| トップ20 | 2018年(26歳) |
| キャリアハイ|11位 | 2018年(26歳) |
| 年末ランキングの推移 | |
| 2010 | 415 |
| 2011 | 371 |
| 2012 | 179 |
| 2013 | 117 |
| 2014 | 61 |
| 2015 | 88 |
| 2016 | 52 |
| 2017 | 26 |
| 2018 | 17 |
プレースタイル
シュワルツマン選手のプレースタイルは守備型ベースライナーで、武器は粘りのストロークとフットワークです。
クレーコートで良い成績を残している事からも分かるように、シュワルツマン選手は粘りのストロークを得意としています。フットワークも素晴らしく守備力が非常に高い選手です。
スペイン人選手に多く見られるプレースタイルに似ていますね。
また身長は170cmと男子テニス選手ではかなり低い身長になりますが、綺麗に回転のかかったスライスサーブはかなりの武器になっています。
フォア・バック・サーブなどの戦力分析
| フォアハンド | 8 |
| バックハンド | 8 |
| サーブ | 7 |
| リターン | 9 |
| ボレー | 7 |
| テクニック | 7 |
| メンタル | 8 |
| フットワーク | 9 |
| 攻撃力 | 7 |
| 守備力 | 9 |
| 総合力 | 79 |
主な経歴
2013年までは主に下部ツアーを周る
プロ転向後、3年ほどは下部ツアーを中心に周り2012年にチャレンジャーで初タイトルを獲得。ランキングもトップ200入り。
2013年頃からシュワルツマン選手はグランドスラムの予選に出られるくらいのランキングまで上がってきていたので、グランドスラムにも挑戦が始まります。
しかし全豪・全米で予選決勝まで進みますが敗退、本戦出場はなりませんでした。
2014年にトップ100入り
全仏オープンで予選を突破し、1回戦も突破。グランドスラム本戦初出場で初勝利をあげました。
さらにこのシーズンはチャレンジャーで4タイトルを獲得し、チャレンジャーツアーファイナルに出場し、予選リーグで一度負けたものの決勝トーナメントは勝ちあがり見事に優勝。
続く2015年シーズンでは4月のイスタンブール(ATP250・クレー)でツアー初のベスト4進出。準決勝ではフェデラー選手に敗れたもののフルセットの戦いだった。
ツアー全体をみると本戦ではあまり勝てていない状況。しかしランキングは昨シーズン終了時とほぼ同じでトップ100はキープ。
2016年にツアー初タイトルを獲得
2015年シーズンでツアー初のベスト4に入った思い入れのあるイスタンブールでツアー初タイトルを獲得。トップ30のトミック選手、ディミトロフ選手を破っての優勝となった。
さらにシーズン終盤のベルギー・アントワープのATP250で準決勝では当時12位だったゴファン選手に勝利し決勝に進出。決勝ではガスケ選手に敗れ準優勝。
翌年2017年にはツアータイトルこそありませんでしたがシュワルツマン選手にとって大きく飛躍した年になりました。
マスターズではモンテカルロ、カナダの2大会でベスト8。カナダでは当時8位のティエム選手に勝利。そして全米オープンでグランドスラム初のベスト8。3回戦でチリッチ選手を破り、4回戦もプイユ選手を破っています。
シーズン全体を通して6割近い勝率で、ランキングもトップ50を大きく超えて年末には25位まで上昇。
全仏オープンでベスト8
2018年シーズンでは全豪オープンでは初の4回戦に進出、4回戦ではナダル選手に敗れましたが善戦。
ブラジル・リオのATP500でタイトルを獲得。決勝ではクレーでかなりの強さを誇るベルダスコ選手に勝利。これでグレードATP500では初優勝。
タイトル獲得の勢いのまま挑んだこの年の全仏オープン、調子の良さがはっきりと現れベスト8に進出を果たしました。4回戦ではアンダーソン選手(当時7位)を16,26,75,76,62の2セットダウンからの大逆転勝利で下しました。準々決勝では全豪同様ナダル選手との対戦に。1セットは取りますが敗退。
シュワルツマン選手に関する記事はこちら。
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