驚異の身体能力を持ち、トリッキーなプレーを大の得意としそのプレーで観客を魅了するフランスのテニスプレイヤー、ガエル・モンフィス(Gael Monfils)選手のプレースタイル、ランキングの推移、ツアーでの成績や経歴について紹介していこうと思います!
(2019,6,12更新)
プロフィール
| 年齢 | 32歳 |
| 国 | フランス |
| 身長 | 193cm |
| 体重 | 80kg |
| ウェア | asics |
| ラケット | ウィルソン |
| 利き手 | 右 |
| バックハンド | 両手 |
| プロ転向 | 2004年(17歳) |
| 憧れだった選手 | アーサー・アッシュ |
| 趣味 | バスケ |
コーチ
モンフィス選手のコーチはリアム・スミス(Liam Smith)。
2000年頃からコーチとしてのキャリアを開始し、以前はオーストラリアのナショナルヘッドコーチを務めたり、ジュニアランク1位になったリカルド・ベランキス選手のコーチを務めていた事もありました。
キャリアタイトル
| シングルスタイトル | |
| タイトル | 7勝 |
| ATP500 | 1 |
| ATP250 | 6 |
| ハード | 6 |
| クレー | 1 |
| 初タイトル | 2005年(18歳) |
初タイトルはソポト(ATP250・クレー)で2005年に18歳で獲得。ATP500での初優勝は2016年にワシントン(ATP500・ハード)。
グランドスラム・マスターズの成績
| グランドスラムの最高成績 | |
| 全豪オープン | ベスト8 |
| 全仏オープン | ベスト4 |
| ウィンブルドン | 3回戦 |
| 全米オープン | ベスト4 |
| マスターズの最高成績 | |
| インディアンウェルズ | ベスト8 |
| マイアミ | ベスト8 |
| モンテカルロ | 準優勝 |
| マドリード | ベスト8 |
| ローマ | ベスト4 |
| カナダ | ベスト4 |
| シンシナティ | ベスト8 |
| 上海 | ベスト8 |
| パリ | 準優勝 |
モンフィス選手はビッグタイトルこそありませんが、グランスラムは全仏と全米でベスト4。
マスターズでは準優勝が3回あり、パリで2回、モンテカルロで1回です。
さらに全てのマスターズ大会で最高成績がベスト8以上で、どんな大会でもいい成績を残せているのが分かります。
ランキングの推移
| キャリアハイの推移 | |
| トップ100 | 2005年(18歳) |
| トップ50 | 2005年(18歳) |
| トップ20 | 2008年(21歳) |
| トップ10 | 2009年(22歳) |
| キャリアハイ|6位 | 2016年(29歳) |
| 年末ランキングの推移 | |
| 2004 | 239 |
| 2005 | 30 |
| 2006 | 46 |
| 2007 | 38 |
| 2008 | 14 |
| 2009 | 13 |
| 2010 | 12 |
| 2011 | 16 |
| 2012 | 77 |
| 2013 | 31 |
| 2014 | 18 |
| 2015 | 24 |
| 2016 | 7 |
| 2017 | 46 |
モンフィス選手のプレースタイル
モンフィス選手のプレースタイルはバランス型オールラウンダーで、武器は変幻自在で多様なプレーができることです。
少し特殊な選手で、正直はっきりこれとプレースタイルを決めることは難しい選手です。
その日の気分もあるでしょうが、相手によってもプレーを結構変えてくる選手なので、場合によってはベースライナーになりますし、ネットプレーヤーにもなります。
ただその分、時々プレーが荒くなってしまう事もあるので、その点が少し弱点となっています。
ですが、体の使い方が非常にしなやかでサーブ、ストローク、ボレー全てに関してタッチセンスやボールの捉え方については男子テニスの中でもトップレベルで、ボールの威力も強くしたり弱くしたり緩急もつけています。
特に決めに行く時のフォアハンドやサーブは非常にパワーがあります。
フォア・バック・サーブなどの戦力分析
| フォアハンド | 8 |
| バックハンド | 8 |
| サーブ | 9 |
| リターン | 8 |
| ボレー | 9 |
| テクニック | 9 |
| メンタル | 7 |
| フットワーク | 8 |
| 攻撃力 | 9 |
| 守備力 | 8 |
| 総合力 | 83 |
主な経歴
2011年シーズンにランキング7位
モンフィス選手は2011年シーズンにランキング7位を記録。この時25歳ということでここからさらにランキングを上げていくことが期待されましたが、この後度重なる怪我に悩まされることになってしまいます。
グランドスラムでもベスト8に勝ち上がったりしたことで、かなり有名にもなっていたのでこれはとても残念でしたね・・。
翌年以降しばらくツアーを離れることになり、ランキングもかなり下がってしまいます。
2016年シーズン再ブレイク
2012年にけがをしてしばらくランキングが落ちていましたが、2015年シーズンにはなんとかランキング20位前後まで復帰。
しかしそこからなかなかランキングが上がらず、20位前後を上下していたが、2016年シーズンに入り新しいコーチをチームに招き、これがきっかけにもなりモンフィス選手は一気に調子を上げていくことに。
全豪OPでベスト8に残りその後モンテカルロ(マスターズ)でも準優勝。この時は準決勝でツォンガ選手(当時9位)をストレートで破り決勝に進出し、決勝ではクレーの絶対王者ナダル選手(当時5位)からファーストセットを奪う奮闘を見せましたが、逆転され惜しくも敗退。
しかしこの2016年シーズン、29歳にしてキャリアハイの7位を更新し6位に。
再び怪我に悩まされるシーズン
キャリアハイを更新したモンフィス選手でしたが、2017年から再び怪我に悩まされる時期が続きます。
怪我をした箇所も右膝、アキレス腱、背中、左足のハムストリングとかなり多く、1つの怪我が治っても違うところを痛めてしまい、なかなか良いコンディションでテニスをできない状況に。
しかし2018年には一応の復帰を果たし、年初のドーハ(ATP250・ハード)では2年ぶりにタイトルを獲得。決勝ではネクストジェンのルブレフ選手(当時39位)に勝利して優勝を決めました。
対戦成績一覧
錦織選手との詳しい対戦成績はこちら!
ビッグ4との対戦成績
ジョコビッチ選手からはこれまで多くの対戦がありますが1度も勝利したことがありません。
モンフィス選手にとって大きな壁になっていますね。
ただフェデラー選手からは4勝あげていますし、マレー選手に対してもかなり高い勝率を出しています。
トップ選手との対戦成績
| S・ワウリンカ | 3勝3敗 | 50% |
| J・M・デルポトロ | 0勝2敗 | 0% |
| M・チリッチ | 4勝0敗 | 100% |
| G・ディミトロフ | 4勝1敗 | 80% |
| A・ズベレフ | 3勝0敗 | 100% |
| D・フェレール | 3勝3敗 | 50% |
| M・ラオニッチ | 3勝3敗 | 50% |
| T・ベルディヒ | 1勝6敗 | 14% |
| 錦織圭 | 1勝4敗 | 20% |
| D・ティエム | 0勝5敗 | 0% |
| J・W・ツォンガ | 4勝4敗 | 50% |
| K・アンダーソン | 5勝1敗 | 83% |
キャリアハイが5位以内の選手との対戦成績はほぼ互角です。
ティエム選手、ベルディヒ選手、錦織選手、この3人にはやや負け越しが大きいですがそれ以外の選手に対しては非常に対戦成績が良いです。
こうしてまとめてみるとモンフィス選手はトップ5に入った経験はありませんが、それくらいの実力を持っている事が分かりますよね。
ではモンフィス選手のプレースタイルやランキングの推移、ツアーでの成績については以上です。
ここまで読んでくださってありがとうございました!
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