元世界2位のテニスプレイヤー、ペトル・コルダ選手の息子であるアメリカ期待の若手セバスチャン・コルダ(Sebastian Korda)選手。
今回はコルダ選手のプレースタイル、使用しているラケット、ツアーでの成績などの情報をまとめていきます。
(2023,10更新)
プロフィール
年齢 | 23歳 |
国 | アメリカ |
身長 | 196cm |
体重 | 82kg |
利き手 | 右 |
バックハンド | 両手 |
プロ転向 | 2018年 |
コーチ | Radek Stepanek Martin Stepanek |
この投稿をInstagramで見る
コルダ選手は幼い頃はホッケーに力を入れていて、将来はホッケー選手を目指していたそうですが、9歳の時にテニスを始めています。
元世界2位の父親はもちろん、母親であるレジーナさんも元トップ30の選手だったため、両親の影響は強かったと思います。
また姉妹のジェシカさんとネリーさんもプロゴルファーとして活躍しており、家族全員がプロ選手でしかもトッププレイヤーであるというアスリート一家です。
現在のコーチはコルダ選手がジュニア時代に憧れの選手だった、元世界8位のラデク・ステパネク選手。またその兄弟であるマルティン・ステパネクさんも一緒にコーチとなっています。
ラケット・シューズ・ウェア
Wilson Blade 98 v8
【市販されているラケットのスペック】
重さ | 323g |
スウィングウェイト | 327 |
ヘッドサイズ | 98インチ |
ガットパターン | 18×20 |
「Blade」シリーズはWILSONのラケットの中でもコントロール性能が高いラケット。
チチパス選手、ハチャノフ選手、デミノー選手など非常に多くのトッププレイヤーが使っている人気のラケットです。
シューズ
NIKE Air Zoom Vapor Pro
ウェア
NIKE
この投稿をInstagramで見る
獲得タイトル
ツアータイトル|1勝
- 21歳の時に出場した2021年のATP250パルマでツアー初タイトルを獲得。ノーシードでの出場でしたが2回戦で大会第1シードのソネゴ選手にストレートで勝利し、その後も第8シードの西岡選手、第6シードのポール選手などシード勢を連続で撃破し、大会を通して全試合ストレートで勝利する圧巻の優勝でした。
カテゴリー別 | |
グランドスラム | – |
マスターズ | – |
ATP500 | – |
ATP250 | 1 |
サーフェス別 | |
ハード | – |
クレー | 1 |
グラス | – |
グランドスラム・マスターズの成績
グランドスラムの最高成績
全豪オープン | ベスト8 |
全仏オープン | ベスト16 |
ウィンブルドン | ベスト16 |
全米オープン | 2回戦 |
グランドスラムの最高成績|ベスト8
- グランドスラム初の本戦出場となった2020年の全仏オープンで、予選から勝ち上がっていきなりベスト16入り。
- 29シードで出場した2023年の全豪オープンでは3回戦でメドベージェフ選手、4回戦でホルカシュ選手ら上位シードを連続で破ってグランドスラム初のベスト8入り。
マスターズの最高成績
インディアンウェルズ | 2回戦 |
マイアミ | ベスト8 |
モンテカルロ | ベスト16 |
マドリード | 2回戦 |
ローマ | 2回戦 |
カナダ | 2回戦 |
シンシナティ | ベスト16 |
上海 | ベスト4 |
パリ | ベスト16 |
マスターズでの最高成績|ベスト4
- マスターズ本戦2回目の挑戦となった2021年のマイアミで初勝利から一気にベスト8入り。ノーシードでしたが3人のシード選手に勝利して勝ち上がりました。
- 2023年の上海マスターズでは第26シードで出場し、3回戦で第2シードのメドベージェフ選手に勝利し、その後も準々決勝ではシェルトン選手にタイブレーク2度を含むフルセットの激戦で勝利してマスターズ初のベスト4入り。
キャリアハイランキングの推移
トップ300 | 2019年(19歳) |
トップ200 | 2020年(20歳) |
トップ100 | 2021年(21歳) |
トップ50 | 2021年(21歳) |
トップ30 | 2022年(22歳) |
キャリアハイ|23位 | 2023年(23歳) |
プレースタイル
コルダ選手のプレースタイルはバランス型オールラウンダーで、武器はリターンと高い技術力。
コルダ選手は最近の若手選手では珍しく、パワーがあるビッグサーブとフォアでガンガン攻める攻撃的なスタイルではなく、どちらかというと後ろでしっかりとラリーをしつつ、深めにボールを集めてじわじわと攻めるといった感じです。
中でもリターンが非常に上手い選手で、リターンの位置はかなりベースラインに近いほど高めですが、うまくブロックして相手の攻めづらい深い位置にコントロールしています。
またコルダ選手はディフェンス力も非常に高い選手で、球際のスライスでの処理がトップレベルに上手いです。
まだ若い選手ですが技術力が高い技巧派タイプのプレーをするため、見ていてかなり面白い選手だと思います。
スタッツ
(比較用に錦織選手・フェデラー選手のスタッツも表示しています。)
コルダ | 錦織圭 | フェデラー | |
エースの数 | 899本 (1試合平均:6.6本) |
2049本 (1試合平均:3.3本) |
11452本 (1試合平均:7.8本) |
ファーストサーブ ポイント獲得率 |
72% | 70% | 77% |
セカンドサーブ ポイント獲得率 |
51% | 53% | 57% |
サービスゲーム 取得率 |
81% | 80% | 89% |
ファーストサーブ リターンポイント獲得率 |
31% | 31% | 32% |
セカンドサーブ リターンポイント獲得率 |
51% | 53% | 51% |
リターンゲーム 取得率 |
25% | 27% | 27% |
コルダ選手はリターンのスタッツがトップクラスに高いです。
錦織選手やフェデラー選手と比較しても遜色ないほどのスタッツになっています。
サーブについても決して悪いスタッツではなく、キープ率も8割を超えているためサービスゲームは安定しています。
【関連記事】