今回は錦織圭選手のマスターズ(ATP1000)各大会での最高成績や相性の良い大会はどれかを調べていきます。
(2020,9,17更新)
マスターズ各大会の最高成績一覧
インディアンウェルズ | ベスト8 |
マイアミ | 準優勝 |
モンテカルロ | 準優勝 |
マドリード | 準優勝 |
ローマ | ベスト4 |
カナダ | 準優勝 |
シンシナティ | ベスト16 |
上海 | ベスト4 |
パリ | ベスト4 |
錦織選手のマスターズ大会での最高成績は準優勝。
2014年のマドリードで初めてマスターズの決勝に進出。
その後、2016年にマイアミとカナダ、2018年にモンテカルロで決勝に進出しています。
しかしこれまでにあった4度の決勝のうち、ナダル選手に2回、ジョコビッチ選手に2回敗れ初のマスターズタイトル獲得を阻まれています。
ただマスターズ全体の成績を見ると9大会中7大会でベスト4以上の好成績を残しています。
唯一、シンシナティについてはまだベスト8以上の成績が無く、最高成績を見る限りではマスターズ9大会の中では最も苦手としている大会かもしれません。
成績一覧
大会 | 出場回数 | 成績 |
インディアンウェルズ | 10回 |
|
マイアミ | 10回 |
|
モンテカルロ | 3回 |
|
マドリード | 8回 |
|
ローマ | 6回 |
|
カナダ | 7回 |
|
シンシナティ | 6回 |
|
上海 | 6回 |
|
パリ | 7回 |
|
ベスト4以上の好成績を最も多く残しているのはマドリードで準優勝1回とベスト4が2回。
次いで成績が良いのはマイアミとカナダがそれぞれ準優勝が1回、ベスト4が1回となっています。
ただモンテカルロについては出場回数がダントツで少ないにもかかわらず準優勝を果たした大会なので、相性はいいです。
またローマについても同様で、他のマスターズと比べると出場回数が少ないですが、ベスト8以上の成績を残している割合がかなり高いです。
各大会の勝敗
大会 |
全ての対戦 |
対トップ10選手 |
||
勝敗 | 勝率 | 勝敗 | 勝率 | |
インディアンウェルズ | 11勝10敗 | 52% | 0勝1敗 | 0% |
マイアミ | 21勝9敗 | 70% | 2勝5敗 | 28% |
モンテカルロ | 7勝3敗 | 70% | 2勝2敗 | 50% |
マドリード | 17勝7敗 | 70% | 4勝3敗 | 57% |
ローマ | 12勝6敗 | 66% | 1勝2敗 | 33% |
カナダ | 9勝7敗 | 56% | 2勝3敗 | 40% |
シンシナティ | 4勝6敗 | 40% | 0勝0敗 | -% |
上海 | 10勝6敗 | 62% | 1勝4敗 | 20% |
パリ | 10勝6敗 | 62% | 3勝4敗 | 42% |
マスターズ全体 | 101勝60敗 | 62% | 15勝24敗 | 38% |
マスターズ大会の中でも勝率が高くなっているのはマイアミ、モンテカルロ、マドリードの3大会でそれぞれ約7割の勝率となっています。
その中でも特にマドリードは対トップ10選手で唯一勝ち越しをしている大会でもあります。
その3大会以外ではローマ、上海、パリも勝率が6割を超えています。特にパリについては対トップ10の成績もかなり良いです。
これまでに準優勝やベスト4といった好成績を残しているカナダですが、全体の勝敗を見ると勝率はそこまで高くありません。
つまりカナダは勝ち上がった時はかなり上まで行けていますが、安定して上位に残れてはいないという事になります。
また、全ての勝敗で見るとほとんどの大会で勝ち越していますがやはり好成績を残した事がまだ一度もないシンシナティだけは負け越しとなっています。
まとめ
ここまでいろいろな情報を調べて見た結果、錦織選手が最も相性が良いマスターズ大会は「マドリード」という結果になりました。
初めてマスターズ大会の決勝に進出した大会でもありましたし、それ以外でも何度も上位進出を果たした大会です。
2014年大会の決勝では怒涛の攻撃でナダル選手を追い詰めて、勝利まであと一歩のところまでいきましたが、怪我による無念の途中棄権というとても悔しい結果に終わったので、一人のファンとしてマスターズの初タイトルはマドリードで取って欲しいという願いもあります。
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