男子テニスで歴代の世界ランク1位でも特に凄かった年間王者を調べてみた

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テニスで現行のATPポイントによるランキングシステムが始まってもうかなり長いです。

という事はそれだけの年間王者が誕生してきたという事になります。

そこで今回は2000年以降でそのシーズンランキング1位を獲得した年間王者の中でも特にポイント獲得数が多かった最強の年間王者を調べていきたいと思います。

2000年以降の年間王者

(2009年にポイントシステムが変更されそれまでのポイントシステムから約2倍の数値になったため、2009年以前のデータには現在のポイントシステムと合わせるために×2倍をしたポイント数も記載していきます。)

選手 ポイント
2000 グスタボ・クエルテン 4195 (8390)
2001 レイトン・ヒューイット 4365 (8730)
2002 レイトン・ヒューイット 4485 (8970)
2003 アンディ・ロディック 4535 (9070)
2004 ロジャー・フェデラー 6335 (12670)
2005 ロジャー・フェデラー 6725 (13450)
2006 ロジャー・フェデラー 8370 (16740)
2007 ロジャー・フェデラー 7180 (14360)
2008 ラファエル・ナダル 6675 (13350)
ポイントシステムが2倍に変更
2009 ロジャー・フェデラー 10550
2010 ラファエル・ナダル 12450
2011 ノバク・ジョコビッチ 13630
2012 ノバク・ジョコビッチ 12920
2013 ラファエル・ナダル 13030
2014 ノバク・ジョコビッチ 11360
2015 ノバク・ジョコビッチ 16585
2016 アンディ・マレー 12685
2017 ラファエル・ナダル 10645
2018 ノバク・ジョコビッチ 9045
2019 ラファエル・ナダル 9985

ポイント数を見れば一目瞭然ですが、2004年にフェデラー選手が1位になってから、2017年までポイント数が1万を超えています。

1位のポイントがこれだけ多いという事は、トップ10やトップ5に入るようなトップ選手の中でも大きな力の差があるという事になります。

この間で1位になったのはビッグ4と呼ばれる選手ばかりですが、このポイント数を見てもビッグ4の強さがどれほど凄まじいものだったのかよく分かりますね。

獲得ポイント数トップ5

1位 ロジャー・フェデラー(2006年) 8370 (16740)
2位 ノバク・ジョコビッチ(2015年) 16585
3位 ロジャー・フェデラー(2007年) 7180 (14360)
4位 ノバク・ジョコビッチ(2011年) 13630
5位 ロジャー・フェデラー(2005年) 6725 (13450)

こちらは2000年以降の年間王者の中で獲得ポイント数が多い上位5つですが、フェデラー選手とジョコビッチ選手で5位までを占めるという驚きの結果に。

1位は2006年のフェデラー選手で現在のポイントに換算すると驚異の16740ポイント

単純に考えてグランドスラム4大会と、マスターズ9大会を全て優勝するという達成する事はほぼ不可能な場合でも17000ポイントです。

これを考えると2006年のフェデラー選手のポイントがいかに異常なものなのかがわかると思います。

2位は2015年のジョコビッチ選手ですがこ1位のフェデラー選手との差はわずかでこちらも驚異の16000ポイント越えの16585ポイント

殆どのビッグタイトルを総なめにするくらいの勢いがないとここまでの域には達しません。

それぞれの年間成績

1位 2006年|ロジャーフェデラー 8370(16740)ポイント

勝敗 92勝5敗(94%)
獲得タイトル 12勝(グランドスラム3勝 マスターズ4勝)
獲得賞金 約830万ドル(約8億8000万円)
  • グランドスラム|全豪、ウィンブルドン、全米(優勝) 全仏(準優勝)
  • ツアーファイナル(優勝)
  • マスターズ|インディアンウェルズ、マイアミ、マドリード、カナダ(優勝) ローマ、モンテカルロ(準優勝)
  • ATP500|東京、ハレ、ドーハ、バーゼル(優勝)

2位 2015年|ノバク・ジョコビッチ 16585ポイント

勝敗 82勝6敗(93%)
獲得タイトル 11勝(グランドスラム3勝 マスターズ6勝)
獲得賞金 約1820万ドル(約19億4000万円)
  • グランドスラム|全豪、ウィンブルドン、全米(優勝) 全仏(準優勝)
  • ツアーファイナル(優勝)
  • マスターズ|インディアンウェルズ、マイアミ、モンテカルロ、ローマ、上海、パリ(優勝) シンシナティ、カナダ(準優勝)
  • ATP500|ドバイ(準優勝)

3位 2007年|ロジャーフェデラー 7180(14360)ポイント

勝敗 68勝9敗(88%)
獲得タイトル 8勝(グランドスラム3勝 マスターズ2勝)
獲得賞金 約860万ドル(約9億2000万円)
  • グランドスラム|全豪、ウィンブルドン、全米(優勝) 全仏(準優勝)
  • ツアーファイナル(優勝)
  • マスターズ|シンシナティ、ハンブルク(優勝) マドリード、カナダ、モンテカルロ(準優勝)
  • ATP500|ドバイ、バーゼル(優勝)

4位 2011年|ノバク・ジョコビッチ 13630ポイント

勝敗 70勝6敗(92%)
獲得タイトル 10勝(グランドスラム3勝 マスターズ5勝)
獲得賞金 約1090万ドル(約11億6000万円)
  • グランドスラム|全豪、ウィンブルドン、全米(優勝) 全仏(ベスト4)
  • マスターズ|インディアンウェルズ、マイアミ、マドリード、ローマ、カナダ(優勝) シンシナティ(準優勝)
  • ATP500|ドバイ(優勝)
  • ATP250|ベオグラード(優勝)

5位 2005年|ロジャーフェデラー 6725(13450)ポイント

勝敗 81勝4敗(95%)
獲得タイトル 11勝(グランドスラム2勝 マスターズ4勝)
獲得賞金 約610万ドル(約6億5000万円)
  • グランドスラム|ウィンブルドン、全米(優勝) 全仏、全豪(ベスト4)
  • マスターズ|インディアンウェルズ、マイアミ、シンシナティ、ハンブルク(優勝) マドリード、カナダ、モンテカルロ(準優勝)
  • ATP500|ドバイ、ハレ、ロッテルダム(優勝)
  • ATP250|バンコク、ドーハ(優勝)

最強の年間王者は2006年のフェデラー選手

獲得ポイント数から見る2000年以降で最強の年間王者は2006年のフェデラー選手という結果になりました。

シーズンの成績を見ても2006年のフェデラー選手は驚異的な結果で、年間の勝敗が92勝5敗と勝利数も尋常では無いですが、年間97試合もこなすフィジカルも尋常では無いです。

さらにグランドスラム3つ、マスターズ4つ、ツアーファイナルも優勝とマスターズ以上のビッグトーナメントは殆どフェデラー選手が獲得しています。

最強はフェデラー選手でしたが、2015年のジョコビッチ選手もほぼ同等かビックタイトルの獲得具合で言えばそれ以上の成績を残しています。

グランドスラム3つとツアーファイナル優勝はフェデラー選手と同じですし、何よりマスターズの優勝が6勝あります。

2006年のフェデラー選手は4勝なのでジョコビッチ選手の方が上です。しかしフェデラー選手はそれ以外のツアー大会での優勝が多かったためポイント数では上になりました。

 

ではこの記事については以上です。

ここまで読んでくださってありがとうございました!

 

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