2019年の全仏オープンでグランドスラム初タイトルを獲得、6月には世界ランキング1位にもなったオーストラリアのアシュリー・バーティ(Ashleigh Barty)選手。
この記事ではバーティ選手の簡単なプロフィール、使用しているラケット、ランキングの推移、ツアーでの成績、主な経歴などの選手情報をまとめていきます。
(2019,6,26更新)
プロフィール
年齢 | 23歳 |
生年月日 | 1996年4月24日 |
国 | オーストラリア |
身長 | 166cm |
利き手 | 右 |
趣味 | 読書 ゲーム 釣り |
使用しているラケット
ラケット
Head Graphene 360 Speed MP
テニスラケット ヘッド(HEAD) グラフィン 360 スピードエムピー(Graphene 360 SPEED MP) 235218 ※ズベレフ使用モデル ※ヘッドテニスセンサー対応予定
【ラケットの主なスペック】
重さ | 317g |
スウィングウェイト | 318g |
ヘッドサイズ | 100インチ |
長さ | 27インチ |
テンション | 48-57ポンド |
フレームの硬さ | 63 |
ガットパターン | 16本×19本 |
バーティ選手が使用しているラケットはHEADのGrapheneシリーズで「Graphene 360 Speed MP」。
ラケットカラーは黒と白でシンプルなデザイン。
まず重さは317g、スウィングウェイトも318gと重さ、スウィングウェイト共にそこまで重くなく、扱いやすいです。
次にヘッドサイズは100インチとこちらも一般的サイズ。
スイングのしやすさと大きいヘッドサイズからスピンをかけやすく、初級者からでも扱いやすいラケットになっています。
またこのラケットは他に男子ではアレクサンダー・ズベレフ選手、その兄であるミーシャ・ズベレフ選手も使用しており、女子ではアンドレスク選手などが使用しています。
ツアーの成績
キャリアタイトル
キャリアタイトルは5勝。
初タイトルは2017年に20歳で優勝したクアラルンプール(インターナショナル)。
初のビッグタイトルとなったのが22歳で出場した2019年のマイアミオープン(プレミアマンダトリー)。決勝で第5シードのプリスコワ選手に勝利して優勝。
グランドスラムでの初タイトルは23歳で出場した2019年の全仏オープン。決勝ではノーシードから上がってきたボンドルソバ選手に勝利して優勝。
シングルスタイトル | 5勝 |
グレード別 | |
グランドスラム | 1 |
プレミアマンダトリー | 1 |
プレミア | 1 |
インターナショナル | 2 |
サーフェス別 | |
ハード | 3 |
クレー | 1 |
グラス | 1 |
グランドスラムの成績
全豪オープン | ハード | ベスト8 |
全仏オープン | クレー | 優勝 |
ウィンブルドン | グラス | 3回戦 |
全米オープン | ハード | 4回戦 |
グランドスラム全体での最高成績は2019年の全仏オープン優勝。
その他、全豪オープンではベスト8進出、全米オープンでも4回戦(ベスト16)進出があります。
プレミアマンダトリーの成績
インディアンウェルズ | ハード | 4回戦 |
マイアミ | ハード | 優勝 |
マドリード | クレー | ベスト8 |
北京 | ハード | 2回戦 |
プレミアマンダトリーでの最高成績は2019年のマイアミでの優勝。
マドリードではベスト8進出、インディアンウェルズでも4回戦進出を果たしています。
獲得賞金
キャリア通算の獲得賞金は$5,114,643(約5億6200万円)
1シーズン平均にすると約9300万円になります。
ランキングの推移
キャリアハイの推移 | |
トップ100 | 2017年(20歳) |
トップ50 | 2017年(20歳) |
トップ20 | 2017年(20歳) |
トップ10 | 2019年(23歳) |
トップ5 | 2019年(23歳) |
3位 | 2019年(23歳) |
2位 | 2019年(23歳) |
1位 | 2019年(23歳) |
キャリアハイ|1位 | 2019年(23歳) |
ランキングの推移 | |
2012 | 195 |
2013 | 164 |
2014 | 218 |
2015 | – |
2016 | 325 |
2017 | 17 |
2018 | 15 |
主な経歴
2013年にダブルスでグランドスラム3大会で準優勝
もともとはダブルスで大きく活躍をしていたバーティ選手。
2013年だとバーティ選手はまだ17歳くらいと時ですが、この年にデラクア選手と組んで全豪、ウィンブルドン、全米の3つのグランスラムで準優勝。
シングルスではあまり好成績は残せていませんでしたが、ダブルスではすでにトップクラスの実力。
ダブルスランキングも12位まで急上昇させました。
2014年に一度テニス選手としての活動を辞める
バーティ選手は非常に珍しい経歴の持ち主で、2014年にまだテニス選手として活動を初めて間もない頃に一度テニス選手としての活動を辞めてクリケットの選手としての活動をしています。
まだ若かったので少しテニスへのモチベーションが落ちてしまい、違うスポーツにも挑戦したかったという考えがあっても不思議じゃないですよね。
しかし2016年にはテニスへのモチベーションが再び戻り、テニス選手としての活動を再開。
2017年にツアー初タイトル
復帰後2シーズン目となった2017年にクアラルンプールでツアー初タイトルを獲得。
さらにこのシーズンはバーミンガム(プレミア)や武漢(プレミア5)などそれなりに規模の大きな大会でも準優勝。
それに伴いランキングも急上昇させ、2017年シーズン開始時は271位でしたが終了時には17位。
グランドスラムで初優勝
2018年も安定した成績を残しトップ20をキープして迎えた2019年。
3月のグランドスラムの次に大きなプレミアマンダトリーに位置するマイアミオープンで、クビトバ選手やプリスコワ選手ら4人のシード選手を破り初のビッグタイトルを獲得。
マイアミ(プレミアマンダトリー)2019 組み合わせや出場選手【女子】
そして第8シードで出場した全仏オープン。
自分より上位の選手とは対戦がありませんでしたが、そのチャンスを見事に掴みグランドスラム初タイトルを獲得。
結局大会を通してファーストセットを落とした準決勝のエニシモワ選手との対戦以外ではほとんど危なげなく安定した勝ち上がりを見せての優勝となりました。
世界ランキング1位達成
マイアミオープン後のランキングで初のトップ10入りをしたばかりでしたが、グランドスラムタイトルを獲得した事でさらに大きくランキングを上げ一気に2位まで浮上。
そして全仏オープン後のバーミンガム(プレミア)で優勝した事により1位の大坂なおみ選手を抜いて世界1位に上り詰めました。
【WTA バーミンガム】2019年のドローや結果|ネイチャーバレークラシック
2016年の6月に0ポイントでテニス選手としての活動を再開し、そこからわずか3年で1位まで上り詰めた事になります。
改めて振り返ってみると驚異的な活躍ぶりですね。
ではアシュリー・バーティ選手については以上です。ここまで読んでくださってありがとうございました。
テニス関連の記事はこちらにまとめてあります。