錦織圭とフランスのガエル・モンフィス(Gael Monfils)選手の戦績や勝率をまとめていきます。
モンフィス選手は21世紀の「フランス四銃士」と言われた選手の1人で、元トップ10プレイヤー。
(2019,6月更新)
ツアーの成績やプロフィールの比較
錦織圭 | モンフィス | |
身長 | 178cm | 193cm |
体重 | 73kg | 85kg |
プロ入り | 2007年(17歳) | 2004年(17歳) |
初タイトル | 2008年(18歳) | 2009年(23歳) |
トップ10入り | 2014年(24歳) | 2009年(22歳) |
トップ5入り | 2014年(24歳) | – |
グランドスラム全体 の最高成績 |
準優勝 | ベスト4(2回) |
マスターズ全体の 最高成績 |
準優勝(4回) | 準優勝(3回) |
より詳細な情報はこちらのページにまとめてあります。
錦織圭とモンフィスの戦績や勝率
【過去の対戦一覧】
年 | 大会 | 勝者 | スコア |
2018.8 | 全米オープン (グランドスラム・ハード) |
錦織圭 | 62 54 RET |
2017.8 | カナダ (マスターズ・ハード) |
モンフィス | 67 75 76 |
2016.8 | リオ (オリンピック・ハード) |
錦織圭 | 76 46 76 |
2016.3 | マイアミ (マスターズ・ハード) |
錦織圭 | 46 63 76 |
2014.6 | ハレ (ATP500・グラス) |
錦織圭 | 61 36 63 |
2018年8月:全米オープン(グランドスラム)2回戦
錦織圭 | 1 | 6 | 5 | |||
モンフィス | 0 | 2 | 4 |
5回目の対戦は全米オープンの2回戦で、第2セット途中にモンフィス選手が体の正面にきたボールをボレーをする時に右手首を捻挫し途中棄権。
この試合は錦織選手のサーブがやや不調でブレークポイントもモンフィス選手の方が多かったですが、大事なポイントで錦織選手が良いプレーを見せ実際にブレークしたのは錦織選手の方が多かったです。
第2セット途中のモンフィス選手の棄権という形で残念な結果となりましたが、試合の展開としては錦織選手が優位な状況でした。
試合時間は1時間18分。
2017年8月:ロジャーズカップ(マスターズ・カナダ)3回戦
錦織圭 | 1 | 7 | 5 | 66 | ||
モンフィス | 2 | 64 | 7 | 7 |
4回目の対戦はロジャーズカップの3回戦で、2度のタイブレークを含むフルセットの大激闘をモンフィス選手が逆転で勝利。
2回目、3回目の対戦に続き3試合連続でファイナルセットタイブレークの大激戦となったこの試合。
ほとんどのスタッツでほぼ互角の内容となりましたが、大きく差が出たのがダブルフォルトの数で、モンフィス選手が0回、錦織選手が7回という結果に。
トータルポイントでは錦織選手が115、モンフィス選手が113と錦織選手が2ポイント勝っていただけにこのダブルフォルトがもう少し減らせていれば勝利に繋がったかもしれません。
試合時間は2時間41分。
2016年8月:リオ五輪(オリンピック・リオ)準々決勝
錦織圭 | 2 | 7 | 4 | 7 | ||
モンフィス | 1 | 64 | 6 | 66 |
3回目の対戦はリオ五輪の準々決勝で、2度のタイブレークを含むフルセットの大激闘となりましたが錦織選手が勝利。
2回目のマイアミでの対戦に続き2試合連続の大激戦となったこの試合。
トータルポイントでも110対110と本当にどちらが勝ってもおかしくない試合となり、最後のタイブレークではモンフィス選手6-3のリードでマッチポイントまでいきましたが、そこから錦織選手が怒涛の5ポイント連取で大逆転勝ちとなりました。
試合時間は2時間53分。
2016年3月:マイアミオープン(マスターズ・マイアミ)準々決勝
錦織圭 | 2 | 4 | 6 | 7 | ||
モンフィス | 1 | 6 | 3 | 63 |
2回目の対戦はマイアミオープンの準々決勝で、マッチポイントを5回しのいだ錦織選手が大逆転勝利。
1セットオールで迎えたファイナルセットで、お互い1ブレークずつでゲームカウント4-5で錦織選手のサービスゲーム。
ここで錦織選手は0-40になる絶体絶命のピンチになりますが、この死地を驚異的な粘りで切り抜けます。
さらに5-6で迎えた錦織選手のサービスゲームでもモンフィス選手にマッチポイントがきますがそこも切り抜け、タイブレークを取って大逆転。
錦織選手の底知れない勝負強さが見えた試合になりました。
試合時間は2時間30分。
2014年6月:ゲリーウェバーオープン(ATP500・ハレ)2回戦
錦織圭 | 2 | 6 | 3 | 6 | ||
モンフィス | 1 | 1 | 6 | 3 |
初対戦はゲリーウェバーオープンの2回戦で、フルセットの末に錦織選手が勝利。
モンフィス選手のダブルフォルトが5本とやや多めで、そのチャンスも生かし錦織選手は4度のブレークに成功。
自身のサービスゲームでもモンフィス選手に2度のブレークを許しましたが、それ以上にリターンでかなりプレッシャーをかけることができていました。
試合時間は1時間29分。
状況別の対戦成績と勝率
コート別の対戦成績と勝率
次にコートサーフェス別の対戦成績と勝率を見ていきます。
ハード | クレー | グラス | |
錦織圭 |
3 | 0 | 1 |
モンフィス | 1 | 0 | 0 |
- ハード 3勝1敗(勝率75%)
- クレー 0勝0敗(勝率-%)
- グラス 1勝0敗(勝率100%)
ハードとグラスで対戦がありどちらも錦織選手が勝ち越し。
マッチセット数別の対戦成績と勝率
次はマッチセット数別の対戦成績。
5セット | 3セット | |
錦織圭 | 1 | 3 |
モンフィス | 0 | 1 |
- 5セットマッチ 1勝0敗(勝率100%)
- 3セットマッチ 3勝1敗(勝率75%)
どちらのセット数でも錦織選手が勝ち越し。
ただ全米オープンではモンフィス選手の途中棄権なので、しっかりと5セットマッチで勝利をしたわけではありません。
タイブレーク、フルセット、決勝戦など状況別の対戦成績と勝率
次は接戦の時やプレッシャーがかかる状況での対戦での対戦成績と勝率を調べていきます。
タイブレークを 取った回数 |
フルセットマッチ | 決勝での対戦 | |
錦織圭 | 4回 | 3 | 0 |
モンフィス | 1回 | 1 | 0 |
- タイブレーク 4勝1敗(勝率80%)
- フルセット 3勝1敗(勝率75%)
- 決勝での対戦 0勝0敗(勝率-%)
この2人の対戦は非常に激闘が多く、タイブレークもフルセットも多いです。
ただ成績は錦織選手が大きくリードし、フルセットの試合だけでなくタイブレークの取得率も大きくリードしています。
ただどの試合も本当に紙一重の内容が多いので、この成績が逆でも全然おかしくなかったです。
まとめ
- 錦織選手とモンフィス選手の対戦成績は錦織選手が勝ち越していますが激戦が多い
- これまで戦ったハードとグラスではどちらも錦織選手が勝ち越し
- プレッシャーのかかる場面が多いこの2人の対戦ですが、錦織選手が優勢
錦織選手とモンフィス選手の対戦成績を見ると、全体的に錦織選手の勝ち越しです。
しかし何度も言っているように、大激戦となる試合が多く正直どちらが勝ってもおかしくない試合がほとんどでした。
なので対戦成績では錦織選手が大きくリードしているものの、実力的にはほぼ互角と見て良いと思います。
今後もこの2人の白熱した素晴らしい試合を見たいですね。
では錦織選手とモンフィス選手の戦績や勝率については以上です。ここまで読んでくださってありがとうございました!