テニスコートには大きく分けてハード、クレー、グラスの3つの種類があります。
それぞれのコートに特徴があり、戦い方も変わりますし選手によって得意・不得意もあり、ツアーでの成績にも大きく影響します。
そこで今回は錦織圭選手が得意とするコートはどれなのか、コート別の勝率や、それぞれの大会での成績をまとめて調査していきます。
錦織選手のコート別での勝敗と勝率
- ハード 266勝124敗(勝率68%)
- クレー 87勝36敗(勝率70%)
- グラス 36勝23敗(勝率61%)
錦織選手が最も高い勝率のコートはクレーで、7割超えの勝率は歴代のクレー勝率ランキングで見ても30位に位置しています。
ちなみにクレーの勝率ランキング1位はダントツでナダル選手。91%と人間離れした数字。。
また、勝率だけで見ればクレーですが、ハードはかなり多くの試合をこなして勝率がクレーよりやや低い程度なのでハードも十分に得意だと言えます。実際に歴代のハード勝率ランキングでも35位につけています。
今後クレーでの試合を重ねて、この勝率を維持またはさらに上げる事ができればクレーが一番得意だと判断できますが。
逆に最も苦手なコートはグラスでこれは間違いないと思います。ただ苦手と言っても他のコートに比べたらという意味で勝率6割超えは決して低くないです。
錦織選手の大会別の最高成績
グランドスラム
- ハード(2大会)|準優勝(1回)、ベスト4(2回)、ベスト8(4回)
- クレー(1大会)|ベスト8(2回)
- グラス(1大会)|ベスト8(1回)
グランドスラムのベスト8以上の好成績をコート別に分けると、ハードが最も良いです。
ハードだけ2大会あるのでそれだけ上位進出のチャンスが多いのは確かですが、他のコートと比べても明らかに良いのは間違いないですね。
マスターズ(ATP1000)
- ハード(6大会)|準優勝(2回)、ベスト4(4回)、ベスト8(6回)
- クレー(3大会)|準優勝(2回)、ベスト4(3回)、ベスト8(5回)
マスターズはグラスの大会がないため、ハードとクレーでの比較になりますが成績自体はハードが最も良いです。
しかしクレーは年間でハードの半分の3大会しか開催されてないにも関わらずほぼ同じくらいの結果を残しているので、マスターズの成績ではクレーが最も良いです。
ATP500
- ハード(8大会)|優勝(3回)準優勝(5回)、ベスト4(3回)
- クレー(3大会)|優勝(2回)準優勝(1回)、ベスト4(1回)
- グラス(2大会)|ベスト4(2回)
マスターズの下のグレードであるATP500ではハードが最も良いです。
とは言ってもこちらも基本的に錦織選手が年間で出場するATP500はハードが5大会、クレーが1大会、グラスが1大会といった感じになる事が多いので、ハードでの好成績が多いのは当然です。
5:1:1の比率で考えると、やはりクレーでの成績がハードの成績を上回っています。
グラスではまだ準優勝の経験もありません。
結局、錦織選手の得意なコートはどれ?
ここまでの情報をまとめてみると
- 単純な勝率ではクレーが最も高い。ただハードは試合数がクレーの3倍以上なのに勝率は少し低いだけ。
- グランドスラムではハードでの活躍が凄い
- マスターズ以下のツアー大会ではクレーの成績が良い
こういった感じになります。
現時点での段階ではクレーとハードが同じくらい得意という事になりますかね。
ただ今後の活躍がより期待できるのは現状で最も勝率の高いクレーとなります。
全仏オープンで好成績が出るようになってくると、いよいよ得意なコートはクレーと断言できるかもしれませんね。
では錦織選手の得意とするコートはどれなのか調査してみた記事については以上です。
ここまで読んでくださってありがとうございました!
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