錦織圭とマリン・チリッチの対戦成績や勝率

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錦織選手と同世代で2014年の全米オープン決勝でも対戦したマリン・チリッチ選手。

グランドスラム・マスターズのタイトル保持者で、キャリアハイも3位を記録。

今回はそのチリッチ選手と錦織選手の対戦成績や勝率について調べていきます。

(2019,5,4更新)

錦織圭とマリン・チリッチの対戦成績や勝率

 

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通算の対戦成績と過去の対戦結果

錦織選手とチリッチの対戦成績は9勝6敗(勝率60%)

【過去の対戦一覧】

2018 全米オープン
(グランドスラム・ハード)
錦織 26 64 76 46 64
2018 モンテカルロ
(マスターズ・クレー)
錦織 64 67 63
2016 ロンドン
(ファイナル・ハード)
チリッチ 36 62 63
2016 バーゼル
(ATP500・ハード)
チリッチ 61 76(5)
2015 ワシントン
(ATP500・ハード)
錦織 36 61 64
2016 ウィンブルドン
(グランドスラム・グラス)
チリッチ 61 51 RET
2015 東京
(ATP500・ハード)
錦織 36 75 63
2014 全米オープン
(グランドスラム・ハード)
チリッチ 63 63 63
2014 バルセロナ
(ATP500・クレー)
錦織 61 63
2014 ブリスベン
(ATP250・ハード)
錦織 64 57 62
2013 メンフィス
(ATP250・ハード)
錦織 64 62
2012 全米オープン
(グランドスラム・ハード)
チリッチ 63 64 67(3) 63
2011 チェンナイ
(ATP250・ハード)
錦織 46 76 62
2010 全米オープン
(グランドスラム・ハード)
錦織 57 76 36 76 61
2008 インディアンウェルズ
(マスターズ・ハード)
チリッチ 62 64

2018年:全米オープン(グランドスラム)準々決勝

錦織圭 3 2 6 7 4 6
マリン・チリッチ 2 6 4 65 6 4

15度目の対戦は全米の準々決勝での対戦で、全米では2014年の決勝以来の対戦となり、フルセットで錦織選手が勝利。

この試合、ブレークの数ではチリッチ選手が6回で錦織選手が5回とチリッチ選手の方が多く、トータルポイントもチリッチ選手が8ポイント上回っていました。

全体的にデータで勝っていたのはチリッチ選手でしたが、試合に勝ったのは錦織選手で、それほど重要な場面で錦織選手がポイントを取り、ギリギリの状況で勝利した試合でした。

試合時間は4時間8分。

2018年:モンテカルロ(マスターズ)準々決勝

錦織圭 2 6 61 6
マリン・チリッチ 1 4 7 3

14度目の対戦はモンテカルロの準々決勝での対戦で、錦織選手がフルセットで勝利。

スタッツ的には互角でどちらが勝ってもおかしくなかったですが、錦織選手がブレークの数で上回り勝利に繋げました。

試合時間は2時間56分。

2016年:NITTO ATP FINALS(ツアーファイナル)予選

錦織圭 6 2 3
マリン・チリッチ 2 3 6 6

13度目の対戦はツアーファイナル予選。

お互いに相手の2NDサーブでポイントを多く取れていた試合でした。逆を言えばサービスゲームでポイントがあまり取れていなかった試合とも言えますが、より多くのブレークチャンスを掴み4度のブレークを成功させたチリッチ選手が逆転で勝利。

試合時間は1時間54分。

2016年:バーゼル(ATP500)決勝

錦織圭 0 1 65
マリン・チリッチ 2 6 7

12度目の対戦はATP500バーゼルの決勝。

この試合はストローク戦でチリッチ選手が優勢となり、錦織選手の2NDサーブでかなりチリッチ選手がポイントを取っていました。

対して錦織選手はチリッチ選手のサービスゲームでほとんどチャンスを掴めず、1度もブレークできずに敗退。

試合時間は1時間38分。

2016年:ウィンブルドン(グランドスラム)4回戦

錦織圭 0 1 1
マリン・チリッチ 1 6 5

11度目の対戦はウィンブルドンの4回戦。

試合前から肋骨周辺を痛めていた錦織選手が第2セット途中で棄権。

特にサーブを打つのが辛そうで、1STサーブも確率重視のかなり力をセーブしていました。

試合時間は44分。

2015年:東京(ATP500)準々決勝

錦織圭 2 3 7 6
マリン・チリッチ 6 5 3

10度目の対戦はATP500東京の準々決勝。

チリッチ選手のサーブが好調で23本のサービスエースがありましたが、2NDサーブを錦織選手が何とか攻め込み、試合を通して2度のブレークに成功。

非常に拮抗した試合内容でしたが、相手の2NDサーブに対するプレーの差が勝敗に繫がりました。

試合時間は2時間11分。

2015年:ワシントン(ATP500)準決勝

錦織圭 2 3 6 6
マリン・チリッチ 6 1 4

9度目の対戦はATP500ワシントンの準決勝。

お互いに好調とは言えない状態の試合でしたが、第1セットは落としますが、徐々に修正していった錦織選手が勝利。

試合時間は2時間2分。

2014年:全米オープン(グランドスラム)決勝

錦織圭 0 3 3 3
マリン・チリッチ 3 6 6 6

8度目の対戦は全米オープンの決勝

お互いにグランドスラム初タイトルをかけての対戦となりましたが、その重圧からか普段より錦織選手のミスが増加。

さらにそれもあってかチリッチ選手はどんどん調子を上げ、特にサーブが素晴らしくサービスエースを18本と量産。9本あったブレークポイントも8本セーブし、勝利に繋げました。

試合時間は1時間54分。

2014年:バルセロナ(ATP500)準々決勝

錦織圭 2 6 6
マリン・チリッチ 0 1 3

7度目の対戦はATP500バルセロナの準々決勝。

チリッチ選手の1STサーブの確率が47%と低く、2NDサーブでは錦織選手がリターンで攻め込み、試合を通して5度のブレークに成功して完勝。

試合時間は1時間11分。

2014年:ブリスベン(ATP250)準々決勝

錦織圭 2 6 5 6
マリン・チリッチ 1 4 7 2

6度目の対戦はATP250ブリスベンの準々決勝。

チリッチ選手のサーブが、ダブルフォルト11回、1STの確率44%とかなり不調で、これが錦織選手の勝利を大きく助けました。

試合時間は2時間37分。

2013年:メンフィス(ATP250)準々決勝

錦織圭 2 6 6
マリン・チリッチ 0 4 2

5度目の対戦はATP250メンフィスの準々決勝。

錦織選手がチリッチ選手の2NDサーブでうまく攻め込み、4度のブレークに成功。

サーブも好調でこの試合は錦織選手の完勝となりました。

試合時間は1時間12分。

2012年:全米オープン(グランドスラム)3回戦

錦織圭 1 3 4 7 3
マリン・チリッチ 3 6 6 63 6

4度目の対戦は全米オープン3回戦。

この試合はチリッチ選手のファーストサーブが不調でしたが、セカンドサーブやストロークが好調で、結局試合を通して錦織選手に許したブレークは1回だけ。

リターンでもポイントを重ね、完勝とまではいきませんがチリッチ選手がかなり優勢で勝利。

試合時間は3時間33分。

2011年:チェンナイ(ATP250)1回戦

錦織圭 2 4 7 6
マリン・チリッチ 1 6 65 2

3度目の対戦はATP250のチェンナイ。

この試合は錦織選手が11度のブレークポイントをチリッチ選手に握られますが、実際にブレークされたのは1回のみ。

対するチリッチ選手のサービスゲームで錦織選手が握ったチャンスは5回でしたがその内の2回を取りそこが勝利に繫がりました。

試合時間は2時間34分。

2010年:全米オープン(グランドスラム)2回戦

錦織圭 3 5 7 3  7 6
マリン・チリッチ 2 7 66 6 63 1

2度目の対戦はグランドスラムでは初対戦となる全米オープン2回戦。

大激戦となったこの試合は、トータルポイントが189対190でチリッチ選手が1ポイントリードですがほぼ互角。379ポイントを戦って差が1ポイントというのは信じられないですね。

スタッツ的にもチリッチ選手がやや優勢でしたが、2つのタイブレークを取った事が錦織選手の勝利に繫がりました。

試合時間は4時間59分

2008年:インディアンウェルズ(マスターズ)1回戦

錦織圭 0 2 4
マリン・チリッチ 2 6 6

初対戦は2008年のインディアンウェルズ。錦織選手が予選上がり、チリッチ選手がノーシードでの出場とお互いにまだプロ入り直後のルーキーでした。

この試合は錦織選手が1STサーブでなかなかポイントを取れず、チリッチ選手が4度のブレークを成功させストレートで勝利。

試合時間は1時間10分。

コート別の対戦成績と勝率

次にコートサーフェス別の対戦成績と勝率を見ていきます。

ハード クレー グラス
チリッチ 5 0 1
錦織圭 7 2 0
  • ハード 7勝5敗(勝率58%)
  • クレー 2勝0敗(勝率100%)
  • グラス 0勝1敗(勝率0%)

クレーで勝ち越し、グラスで負け越し、と典型的なサーブが強い相手との対戦成績となっています。

ただグラスでの対戦は錦織選手の途中棄権なのでこれはあまり参考になりません。グラスでチリッチ選手のサーブが脅威になる事は間違いありませんが。

マッチセット数別の対戦成績と勝率

次はマッチセット数別の対戦成績。

5セット 3セット
チリッチ 3 3
錦織圭 2 7
  • 5セットマッチ 2勝3敗(勝率40%)
  • 3セットマッチ 7勝3敗(勝率70%)

セット数では5セットではチリッチ選手3セットでは錦織選手が勝ち越し、と面白い結果となりました。

ただウィンブルドンは錦織選手の途中棄権なので、実質は5セットマッチの戦績は2勝2敗と考えてもいいかもしれません。

それもその4度の対戦が全て全米オープンでの対戦で、この2人は全米オープンに縁がありますね。

タイブレーク、フルセット、決勝戦など状況別の対戦成績と勝率

次は接戦の時やプレッシャーがかかる状況での対戦での対戦成績と勝率を調べていきます。

タイブレークを
取った回数
フルセットマッチ 決勝での対戦
チリッチ 2回 1 2
錦織圭 4回 7 0
  • タイブレーク 4勝2敗(勝率67%)
  • フルセット 7勝1敗(勝率87%)
  • 決勝での対戦 0勝2敗(勝率0%)

この2人の対戦はプレッシャーのかかる試合が多いですが、面白い結果になりましたね。

特にフルセットマッチの対戦成績で錦織選手が大きく勝ち越しており、チリッチ選手がフルセットで勝ったのは1回だけです。

逆にチリッチ選手が調子が良い時は錦織選手が一方的にやられているとも考えられますね。

また決勝での対戦は現状では全てチリッチ選手が勝利。

マスターズの決勝でマレー選手、ATP500の決勝でジョコビッチ選手に勝利している事を考えると、やはりチリッチ選手は決勝に強いタイプなのかもしれませんね。

まとめ

  • 錦織選手とチリッチ選手の通算対戦成績は9勝6敗
  • ハードとクレーでは錦織選手、グラスでチリッチ選手がリード
  • フルセットの対戦は錦織選手が大きくリード、決勝での対戦はチリッチ選手が全勝

同世代のライバルという事もあり、錦織選手がリードしているもののかなり拮抗した対戦成績となりました。

これまでの対戦を見る限り全米オープンでの対戦が多く、死闘も多いのでまた全米オープンでの対戦を見たいですね。

では錦織選手とチリッチ選手の対戦成績や勝率については以上です。ここまで読んでくださってありがとうございました!

 

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