イギリスのダニエル・エバンス(Daniel Evans)選手のプレースタイル、グランドスラムやマスターズでの成績、ランキング、獲得賞金などの情報をまとめていきます。
(2020,3,1更新)
プロフィール
年齢 | 29歳 |
生年月日 | 1990年5月23日 |
国 | イギリス |
身長 | 175cm |
体重 | 75kg |
ラケット | Wilson PRO STAFF 97 |
利き手 | 右 |
バックハンド | 片手 |
プロ転向 | 2006年(15歳) |
好きなショット | バックのスライス |
好きなコート | ハード |
憧れだった選手 | ピート・サンプラス |
ATP公式サイト | 選手ページ |
コーチ | マーク・ヒルトン |
Dan breaks again and wins the match 6-4 6-1. Evo showed great composure to come through this one, considering it took 3 days to complete due to bad weather. Dan picks up 5 ranking points for the win and moves himself into the 2nd round where he will face Taro Daniel later today!! pic.twitter.com/lK1QVkR8M1
— Dan Evans Fan Page (@DanEvansFanPage) 2019年3月13日
キャリアタイトル
シングルス
シングルスでのキャリアタイトルはまだありません。
ツアーでの最高成績は2017年のシドニー(ATP250)と2019年のデルレイビーチ(ATP250)での準優勝です。
また下部ツアーのチャレンジャーでは7回の優勝を果たしています。
グレード別 | |
グランドスラム | – |
マスターズ | – |
ATP500 | – |
ATP250 | – |
サーフェス別 | |
ハード | – |
クレー | – |
グラス | – |
グランドスラム・マスターズの成績
グランドスラムの最高成績
全豪オープン | 4回戦 |
全仏オープン | 1回戦 |
ウィンブルドン | 3回戦 |
全米オープン | 3回戦 |
4大会すべてで本戦の出場経験があり、特に全豪オープンでは2017年に4回戦(ベスト16)進出を果たしています。
全仏オープンだけはまだ勝利経験がありません。
マスターズの最高成績
インディアンウェルズ | 2回戦 |
マイアミ | 2回戦 |
モンテカルロ | 1回戦 |
マドリード | 1回戦 |
ローマ | 1回戦 |
カナダ | 2回戦 |
シンシナティ | – |
上海 | – |
パリ | – |
マスターズは2回戦が最高成績。
2017年のインディアンウェルズでマスターズ本選初勝利。この時の1回戦の相手はドイツのダスティン・ブラウン選手で、2回戦は日本の錦織圭選手に敗れています。
その後2019年にはマイアミ、カナダでも2回戦進出を果たしています。
ランキングの推移
キャリアハイの推移 | |
トップ100 | 2016年(25歳) |
トップ50 |
2017年(26歳) |
キャリアハイ|31位 | 2020年(29歳) |
年末ランキングの推移 | |
2007 | 1257 |
2008 | 477 |
2009 | 260 |
2010 | 363 |
2011 | 343 |
2012 | 298 |
2013 | 150 |
2014 | 306 |
2015 | 182 |
2016 | 66 |
2017 | 134 |
2018 | 199 |
2019 | 42 |
獲得賞金・スタッツ・勝敗
勝敗
キャリア通算のツアーレベル(ATP250以上)での勝敗は62勝72敗(勝率46%)
【試合形式別】
- 5セットマッチ|15勝14敗(勝率51%)
- 3セットマッチ|47勝58敗(勝率44%)
5セットマッチでは50%の勝率になっており、エバンス選手は3セットよりも5セットの方が強い傾向にあります。
【サーフェス別】
- クレー|4勝9敗(勝率30%)
- グラス|11勝15敗(勝率42%)
- ハード|47勝48敗(勝率49%)
どのサーフェスでもそれなりに試合経験がありますが、最も得意としているのはエバンス選手自身も好きと言っているハードです。
ただクレーでの勝率がかなり低いので、クレーは苦手としているかもしれません。
獲得賞金
キャリア通算の獲得賞金は$2,711,582(約2億9000万円)
1シーズン平均にすると約2000万円になります。
スタッツ
(比較用に錦織選手・フェデラー選手のスタッツも表示しています。)
エバンス | 錦織圭 | フェデラー | |
エースの数 | 515本 (1試合平均:3.8本) |
1851本 (1試合平均:3.2本) |
10865本 (1試合平均:7.5本) |
ファーストサーブ ポイント獲得率 |
70% | 71% | 77% |
セカンドサーブ ポイント獲得率 |
51% | 53% | 57% |
サービスゲーム 取得率 |
77% | 80% | 89% |
ファーストサーブ リターンポイント獲得率 |
30% | 30% | 33% |
セカンドサーブ リターンポイント獲得率 |
50% | 53% | 51% |
リターンゲーム 取得率 |
23% | 27% | 27% |
エバンス選手のスタッツは特にこれといって際立った数字はなく、全体的に平均的な感じです。
ただサービスゲームキープ率が77%というのは少し低め。
プレースタイル
175cmとテニス選手としては小柄なのでパワーのあるショットはありませんが、テクニックが高い選手。
自身が好きなショットにあげているバックハンドのスライスは少し打ち方が独特ですがかなりキレが良く、使用頻度も多いです。リターンの時にはフォアでもスライスを使うことがあり、こちらもなかなか技術力のいるショット。
ストロークは全体的に攻撃的なショットが多く、チャンスがあれば即座にネットへ詰めて畳み掛けていきます。ボレーのスキルもなかなかのもので、ポイントを取る手段の多い選手です。
フォアハンド | 7 |
バックハンド | 8 |
サーブ | 7 |
リターン | 7 |
ボレー | 8 |
テクニック | 8 |
メンタル | 7 |
フットワーク | 8 |
攻撃力 | 7 |
守備力 | 7 |
総合力 | 74 |
主な経歴
2015年にチャレンジャーで初タイトル
長い間下部ツアーを周っていたエバンス選手でしたが、2015年にノーシードで出場したアメリカのチャレンジャーでついに優勝を果たします。
この時の決勝の相手は地元アメリカ期待の若手で現在注目されているフランシス・ティアフォー選手。当時はまだジュニアの大会にも並行して出場してましたが、その有望株であるティアフォー選手に決勝で逆転で勝利しています。
そして2016年にはウィンブルドン、全米のグランドスラム2大会で3回戦に進出、チャレンジャーでも3度の優勝を果たしトップ100入り。
2017年に全豪でベスト16
2017年シーズンでは全豪の前哨戦であるシドニー(ATP250)でツアー初の準優勝。
そして好調を維持し挑んだ2017年最初のグランドスラムである1月の全豪オープン。
2回戦で第7シードのチリッチ選手に1セットダウンからの逆転で勝利。続く3回戦も第27シードのトミック選手に2度のタイブレークを含む接戦を制してグランドスラム初のベスト16入り。4回戦では第12シードのツォンガ選手から第1セットを先取しますが惜しくも敗退。
ではダニエル・エバンス選手については以上です。ここまで読んでくださってありがとうございました。
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